乳癌の母と2人暮らしの13歳の引っ込み思案の少女イェンナが、憧れのサッカー選手の上級生サッケへの想い、親友のスサンナとの友情と軋轢、大嫌いな美人で人気者の同級生ウッリスとの確執と交遊を通じて、様々な心の揺れを見せながら変わっていく様子を描いた青春小説。
大好きだった母が病状が悪化して変わっていく様子への嫌悪感と、嫌悪している自分への嫌悪感に挟まれて揺れるイェンナの思い。母と2人の生活に割り込んできた祖父母、特に祖母への嫌悪感と、祖母の愛情への気付き。そして美人で人気者で軽薄で尻軽なウッリスに抱いていた嫌悪感が、アル中の母を持ち実は寂しがり屋のウッリスが見せる意外な優しさと素直さにほどけていく様子。素直に一直線には進めない思春期の情緒不安定な心の変化/成長が、切なく描かれています。イェンナとウッリスの接近に反感を持って離れていくスサンナが、さらに切ない感じもしますが。

原題:I taket lyser stjarnorna
ヨハンナ・ティデル 訳:佐伯愛子
白水社 2009年3月10日発行 (原書は2003年)
大好きだった母が病状が悪化して変わっていく様子への嫌悪感と、嫌悪している自分への嫌悪感に挟まれて揺れるイェンナの思い。母と2人の生活に割り込んできた祖父母、特に祖母への嫌悪感と、祖母の愛情への気付き。そして美人で人気者で軽薄で尻軽なウッリスに抱いていた嫌悪感が、アル中の母を持ち実は寂しがり屋のウッリスが見せる意外な優しさと素直さにほどけていく様子。素直に一直線には進めない思春期の情緒不安定な心の変化/成長が、切なく描かれています。イェンナとウッリスの接近に反感を持って離れていくスサンナが、さらに切ない感じもしますが。

原題:I taket lyser stjarnorna
ヨハンナ・ティデル 訳:佐伯愛子
白水社 2009年3月10日発行 (原書は2003年)