食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

疲れ切った脾胃を補う

2014-12-28 | 気力・体力アップ
2014年も残すところあと3日と少し。

今年ワークショップにお越しくださったみなさん、ありがとうございました(^-^)
たくさんの出逢いとご縁に、心から感謝いたします。

また新しい、楽しいことをお届けできるよう、よりいっそう進化・深化します。
1月のコース開講を皮切りに、いろんなことにチャレンジして行きます。
来年もおうち薬膳ワークショップsoraを、どうぞよろしくお願いいたします☆

2015年も毎日笑顔で、たくさんいいことがありますように。

●○年末年始休業のお知らせ●○
12月29日(月)~1月3日(土)の間お休みさせていただきます。
この間にいただいたお申し込み・お問い合せのお返事は、4日になりますのでご了承くださいませ。


忘年会でつい食べ過ぎてしまい、いつものフォローをして調子が戻りかけたところにまた次の忘年会…
さすがに体が追いつかなくなってきて、胃がちょっと…アイタタタ

そんな時、友人たちとよく行くお店で、たっぷり高麗人参が入った参鶏湯をいただきました。


数日前から朝起きると胃がシクシク痛んでたのですが、これを食べた翌朝は全然痛くない!
結構たくさん食べたのに!(懲りない食いしん坊(^ ^;)ゞ
人参スゴい!!

人参」―漢方とか薬膳と聞くと、多くの方が連想されるアレです。
よく食べてるオレンジ色のにんじんじゃないですよ~(^ ^)

高麗人参」「朝鮮人参」「吉林人参」―産地によって呼び方が変わります。

日本では「オタネニンジン」と呼ばれたりします。
こちらは産地ではなく、江戸時代に将軍様が、大名に人参の「御種」を分け与えて栽培を奨励したのが名前の由来だそうです。


これは6年ものだそう

栽培に時間がかかり、一度作ると土地が痩せてしまって続けて栽培できないので、たくさん作れないんだそうです。
だから高価なんですね(´・ω・`)

強力に元気を補う
胃腸や肺の虚弱を補う
体に必要な水分を生じさせて渇きを止める
情緒を安定させ智力を高める

漢方では、このような働きがあるとされています。
病中病後や、体力が落ちている時のお薬として、古くから用いられてきました。

疲労困憊している時、高熱などで大量に汗をかいた後、消化機能が落ちて食欲がない・軟便気味の時、手足が冷える・だるい時、疲れて眠れない・精神的にしんどい時…などに、「人参」の入ったものを摂ってみてください。

私の場合は弱っていた消化機能が、人参によって補われたんでしょうね。
おかげで元気に新年を迎えられそうです。ありがとうございます。

ちなみに、人参のように気を補うものを摂る時は、その気が体の隅々まで行き渡るように、気の巡りをよくするものを一緒に摂るようにしてください。
よりそのパワーを発揮してくれますよ♪

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
微温、甘・微苦/肺・脾・心

効能
強力に元気を補う
消化器・呼吸器の機能を補う
体に必要な水分を生じさせて渇きを止める
情緒を安定させ智力を高める



2015年1月、コースを開講します
『東洋医学と薬膳の基本がわかるコース(全4回)』
詳しくはこちらをご覧ください。

ご予約・お問い合わせはこちらから
スマホ、携帯からも送信できる、SSL対応のメールフォームです。
48時間以内に、折り返しメールにてご連絡させていただきます。
送信後すぐに自動返信メールが届きます。届かない場合は、メールアドレスの入力間違えが考えられますので、お手数ですがもう一度申し込みフォームからご送信お願いいたします。



おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い

朔旦冬至と新月のお願い

2014-12-23 | 心の養生
昨日は冬至でしたね(^-^)
みなさん、かぼちゃを食べて柚子湯に入られましたか?

そして昨日は新月でもありました。
冬至に新月が重なる、19年に一度の珍しい「朔旦冬至(さくたんとうじ)」だったんですよ☆

旧暦(太陰太陽暦)では、19年間に7回、閏月を入れて太陽の動きとのズレを調整していたそうです。
その19年のサイクル(章)の切り替えの年(章首)に、朔旦新月が起こるのだそう。

つまり、太陽と月が同時に入れ替わる日だったということで。
冬至の「一陽来復」(陰の気が極まって再び陽にかえる)が、よりいっそうパワフルにやってきたんですね!!

新月は、新しいものが生まれる時期なので、お願いごとをするのによいとされてます。
私も新月のたびにお願いごとを紙に書いてます。

次の新月にすぐ叶うということは滅多にないですが、半年、1年経って振り返ってみると、けっこう書いた通りに物事が進んでいると感じられることが多く、「思考は現実化するんだな~」としみじみ思います。

お願いごとは、新月から48時間以内にするのがベスト。
今回の新月は10:36だったので、まだの方は、24日クリスマスイブの朝10:30ぐらいまでにぜひ。

お願いごとは、ピンクの紙にグリーンのペンで書くとより叶いやすいですよ。
書いた紙は手帳に挟んで、時々読み返してくださいね(^_-)

冬至の「一陽来復」については、こちらもぜひご参考になさってください。

運気上昇に転じる日

今日は冬至です。一年で一番昼が短く、太陽の力が一番弱まる日。冬至を境に自然界の陽気が地下で動き始めます。「一陽来復」つまり陰の気が極まって再び陽にかえるということで、冬至を境...

今まで続いてきたものが終わりを告げ、新しいものが生まれつつある…
なんだかワクワクしますね♪

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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『東洋医学と薬膳の基本がわかるコース(全4回)』
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2015年1月、コースを開講します

2014-12-14 | 薬膳・食養生講座
来年1月から『東洋医学と薬膳の基本がわかるコース(全4回)』を開講します

これまで開催してきた1dayのワークショップでは
「まとまっていて理解しやすい」「情報量がほどよい」

などのうれしいご感想をいただく一方で、限られた時間の中でお伝えできる内容がどうしても制限されるため
「もっと深い話が聞きたい」というご意見や、「次は何を学べばいいですか」というご質問もいただいてました。

いろんなリクエストにお応えしながら、奥の深い漢方・薬膳の世界にもっと親しんでいただきたい―
せっかくお越しくださるみなさんに、この知恵がご自分のものになっていると、もっともっと実感してほしい―
そんな思いから、今回コースを開講することにしました。



東洋医学と薬膳の基本がわかるコース(全4回)

東洋医学の神秘に触れ、頭と心に栄養を与える4日間。
授業と授業の間の2週間は、ホームワーク(宿題)で学んだことをしっかり消化吸収していただきます。
必要なボリュームとペースで進めていきます。
基本とはいってますが、1dayのワークショップより一歩、二歩踏み込んだ内容。
ワンランク上を目指しましょう

1日目:陰陽五行ベーシック
2日目:五行と体と心のつながり
3日目:気・血・水のはたらき
4日目:薬膳と食養生の基礎知識

日程
 土曜コース 1/24、2/7、2/21、3/7 13:00~15:30
 月曜コース 1/26、2/9、2/23、3/9 10:30~13:00

受講料:\16,000(テキスト代込み、お茶・お菓子付き)
※全体を理解するには4回まとめて受講されることをおすすめします。1回ごとの単発参加も可能です。(各回\4,000)

定員:6名(女性限定)

上記日程以外も調整可能です。お気軽にご相談ください。
単発でのご参加の場合、開催日の1週間前までにご予約ください。

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それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



おうち薬膳ワークショップsoraからごあいさつ
漢方・薬膳との出逢い

手足やお腹が冷える方に

2014-12-08 | 体を中から温める
いろいろ忙しくしてたら、あっという間に前回から日にちが経ってしまい…(´・ω・`)反省。
久々の今回は、冷え症の方にぜひ摂り入れていただきたい食材をご紹介します!


ハーブの「フェンネルシード」、薬膳では「小茴香(しょうういきょう)」と呼んでいます。
ちなみに「大茴香(だいういきょう)」もありまして、これは以前ご紹介した「八角」「スターアニス」のことです。

小茴香は、魚料理に使われる糸のように細い葉「フェンネル」の種です。
独特の香りとかすかな甘みがあります。

体を中から温める食材です。
を温め寒さを取り除く、気の流れをよくして痛みを止める働きがあります。
お腹・腰・手足の冷えや痛みがある時、生理不順や生理痛の時にも、摂り入れてみてください。

葉と同じように魚料理の臭み消しやスープに、また、ザワークラウトやピクルス、クッキーやパンに入れても美味しいです。
意外かもしれませんがご飯にも合います。炊き込みご飯やお粥に入れてもイケますよ~(*´艸`)

健胃のハーブとして用いられますが、薬膳的にも同じ働きがあると考えられています。
食欲がない、冷えから起こる嘔吐がある時に、お粥に入れるのもいいですね☆

簡単おうち薬膳レシピ
小茴香とたらの炊き込みご飯
体を中から温め、体力を回復させます


材料(2~3人分)
小茴香1g強 生たら3切れ(皮なし) 米2合 しょうが4g 酒・塩適宜

作り方
(1)米2合はといで炊飯器で水加減し、小茴香を混ぜ、15~30分浸水する。

(2)生たらは塩と酒を振りかけておく。しょうがは皮をむいてせん切りにする。

(3)米の上にたらを乗せ、しょうがを散らして炊飯器のスイッチON!

(4)炊き上がったら、たらを取り出して骨を取り、ほぐして炊飯器に戻し、さっくり混ぜる。

骨があるので、ひと手間かかりますが(4)のように骨をよけてからご飯と混ぜた方が、食べやすいです。

たらは体力・気力アップの食材です。気と血を補う働きがあるので病後の体力回復期に。たらのことはまた別の機会にご紹介します(^_-)

淡白な味なのでいろんなおかずに合いますが、小茴香の香りとたらのうま味を活かすなら野菜カレーがおススメ!市販のルウを使わないサラサラのインドカレーによく合います☆

ただしその性質上、暑がりな人やほてりのある人は摂り過ぎないようにしてくださいね(^_-)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛/肝・脾・胃・腎

効能
腎を温め寒さを取り除く
気の流れをよくして痛みを止める
胃の調子を整えて嘔吐を止める



↓12月の開催テーマ↓
『内から温める食材で冬を乗りきる!』
『妊活中の食養生』
『はじめての食養生~体と食べ物の陰陽~』
詳しくはこちらをご覧ください。

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漢方・薬膳との出逢い