食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

7年というサイクル

2019-09-19 | 読んだ本
面白い本に出会ったのでご紹介させていただきます。

ヒトは7年で脱皮する 近未来を予測する脳科学 (朝日新書)

人間は7年周期で生まれ変わるということが、脳科学の視点から語られています。

「ヒトの脳は7年で飽きる」ため、何かをスタートしてから7年がターニングポイントになるのだそう。

そして、個人の脳のサイクルと大衆全体とで連動するものがあり、それは7年を8回重ねた56年で一巡しているのだそうです。


薬膳に関わっている者として、この「7年」と「56年」には拍手喝采でしたブラボー!!

なんてったって、漢方で女性の体は7の倍数で変化すると考えられてますからね~。


古典『黄帝内経』の内容を今風に書き換えるとこうなります。

7歳  乳歯が抜けて歯が生え変わり始める

14歳 だいたいこの前後に初潮

21歳 身長が伸び切り、女性としての成熟期に入る

28歳 身体機能や性機能のピーク

35歳 肌や髪が衰え始め、生理周期や経血量が変化し始める。プレ更年期

42歳 白髪が気になり始め、生理周期や経血量が急速に変化していく。更年期へ

49歳 閉経が近づく。更年期

(昔は寿命が短かったからなのか、女性は49歳までになっています。)


ちなみに男性は8の倍数で変化します。

8歳、16歳、24歳、32歳、40歳、48歳、56歳、64歳

男性は7年ではありませんが、1年違いですから誤差みたいなもんです(^ ^)


そして、この周期を伸ばしていくと女性と男性が「56」で交わる!

先人の知恵と現代の科学が私の中で結び付いた瞬間でした。

゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ワーイ!!

体の変化もそうだけど、自分の人生で方向転換や何かを終えたタイミングも、確かにほぼ7の倍数年のサイクルにはまってる…深く深く納得です。


なぜ「7」や「56」という数字がはじき出されたのかが綴られていて、どんどん引き込まれて一気に読んでしまいました。

歴史を振り返っての検証や、新たな未来についての予測もあります。

ネタバレになってしまうのでこれぐらいにしておきますね。

ご興味のある方は手に取ってみてください


それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ

食べる物プラス…

2019-02-28 | 読んだ本
薬膳・食養生のことをお伝えする活動を始めてから、間もなく6年が経とうとしています。

たくさんの方とご縁をいただきお話していく中で、最も話題に上るのが「冷え」についてです。

「むくみ」の頻度も高く、合わせてご相談内容のツートップになってます。


私自身もかつては冷えとむくみが辛くて、何とか改善できないかと、薬膳をはじめ色々なことを試してきました。

今はかなり良くなっていると感じます。


そうした経験もふまえて、食べる物にプラスしてある程度の運動や筋肉を鍛えることで、より冷えやむくみが改善しやすくなると、身をもって感じていました。あと姿勢も。

運動は激しいものでなくてもよく、どちらかというと全身をほぐすようなもの。

筋肉は、下半身(太ももとかふくらはぎ)を意識した筋トレ。

できるだけ同じ姿勢を続けないようにする。姿勢のクセを見直す。

体を固まらせず、動かすことで気・血・水の巡りを良くするというわけです。

そして大事なのは「続ける」こと。自分に合ってるなと感じるものを、無理のない範囲で毎日5分~10分でいいから試してみる。

食べることと同じように日々積み重ねていくうちに、気が付いたら「あ、ちょっと良くなってるかも♪」ってなる…そんな感じなんですよね。

こんなことを書いている私ですが、お休みしちゃう日ももちろんありますよ~(・∀・)

頑張り過ぎない、ゆるい感じで続けて行こうと思っています。


そんな最近、いまさらですがこちらの本を読みまして、面白かったのでご紹介させていただきます。


睡眠、呼吸、運動、食事などについて、分かりやすく解説されていて、ストイック過ぎず取り入れやすいものが多いなと思いました。

早速いくつか試していますが、なかなかいい感じです♪

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



2019春の個人セッション祭り
3/31まで、以下の個人セッションを特別料金で提供させていただきます。


オーラソーマ コンサルテーション 60分
通常8,000yenのところ⇒6,000yen

食養生パーソナルセッション 45分
通常6,000yenのところ⇒4,500yen

オーラソーマコンサルテーション+食養生パーソナルセッション 120分
通常13,000yenのところ⇒9,800yen

体の声を聞く、引き算の食養生

2016-07-26 | 読んだ本
1カ月半ほど前から「グルテン減量」に挑戦しています。
もちろんふだんの薬膳・食養生と並行して(^ ^)

きっかけはこの本との出逢いでした。


ずいぶん前に家族が買ってきてうちにあったんですが、“14日間で人生が激変する”はちょっと大袈裟だよと思ったし、「色々なものを食べる」がモットーの私には合わないなあ(´・ω・`)と手が出ず。

でも読まずにあれこれ言うのはよくないと、パラパラ読みはじめました。

予想外でした。面白かった~!!

“食べて体が発する声に耳を傾ける”
これは薬膳をやっている者としては刺さります。

何よりジョコビッチのオープンな思考や物事に対するニュートラルなまなざしが素敵です。

読み進むうちにグルテンフリーに興味津々。
それぐらい説得力のある内容でした。

とはいえ、いきなり小麦製品を食生活からすべてなくすのは難しい。

買い置きのパスタやうどんもあるし、餃子は食べたいし、家族と一緒にラーメンを食べることもあるし、たまにはケーキも食べたいし、ビールも飲みたい…

小麦は薬膳ではイライラやのぼせ・不眠を改善する働きがあるから暑い夏には必要だし…

なので、かなりアバウトなゆる~い方法でスタートしました。
「グルテンフリー」ならぬ「グルテン減量」です。

実践したのはこの3つだけ。

朝食をパンからご飯に変更

パスタやうどん・ラーメンなどの小麦粉が主原料の麺類やパン、お菓子などは積極的には食べない(といっても、週2~3回は摂取してましたし、小麦が含まれる調味料も使っていました)

意識して野菜を食べる量を増やす(夕食に野菜料理が1品増えるぐらいの量です)

そして体の声を聞いてみると―

まず毎日のように食べていた甘いものを、以前ほど欲しなくなりました。

胃腸の調子も良く、これを始めてから胃痛はありません。
梅雨時で脾胃の調子を崩しやすい時期でしたが、平穏そのもの。
お通じもバッチリ☆毎日快腸です♪

体重は2㎏落ちました。
体を動かすのは日々の家事、異動する時に歩くのと、たまにストレッチをするぐらいで、特別な運動はしてません。

GWから週に1~2回・30分程度のランニングをしていましたが、6月に入ってお休みした途端に体重が戻ってしまっていたので、これはとっても嬉しい変化でした!!

ストイックに何かを制限したわけではなく、ほんの少し意識して減らしたり増やしたりしただけ。
今のところリバウンドはありません。

体が軽くなると心もまた軽やかに♪♪

これは個人的な感想なので、どなたにでもあてはまることではないと思いますが
体の声を聞きながら、何をどれぐらい食べるか決めるって大事!!と改めて感じたのでした。

グルテンが体に与える影響とその科学的な説明が分かりやすく解説されています。
ご興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

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あなたの体質に合わせた足し算・引き算の食養生を知る、きっかけになさってください。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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漢方・薬膳との出逢い

選択の自由を広げる

2015-04-01 | 読んだ本
久々に最近読んだ本のご紹介です。

じつは怖い外食 ~サラリーマンランチ・ファミリー外食に潜む25の危険~ (ワニブックスPLUS新書)

自分が食べているもののことをちゃんと知っておくって大事よね~と、改めて感じた1冊。

著者がおっしゃる通り偏向な部分あることは否めませんが、頷けることもたくさんありました。
外食やコンビニ、中食にも大いにお世話になってた時代もあるのでちょっと怖くなったり(^ ^;)

食とのつきあい方を考えさせられます。
栄養学や農業のことも、もっと深く知りたくなりました。


ちなみに紅花(サフラン)という表記が登場しますが、薬膳では紅花とサフランは別物です☆

紅花は血行を良くしてお血を取り除く働き。性質は温。
サフランはクールダウンさせて精神を落ち着ける働き。性質は寒。

以前の記事で取り上げているので、こちらも参考になさってください。


知識があるからこそ選択の自由が広がるんですよね。
そのひとつの手段として、漢方や薬膳のことをこれからもみなさんと分かち合い、幸せになっていただきたいなと思います。

なんだかんだいって、食べるもので体は変わります。心も変わります。

4月のコース内講座、単発でも参加できますのでピンときた方はぜひいらしてください♪



単発(1day)参加も申込受付中
『東洋医学と薬膳の基本がわかるコース(全4回)』
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人の体と宇宙生物学

2014-09-15 | 読んだ本
めちゃくちゃ面白い本に出会ったのでご紹介します☆

宇宙生物学で読み解く「人体」の不思議 (講談社現代新書)
吉田たかよし著

地球になぜ生命が誕生したのか、宇宙目線で解き明かされています。
偶然というか奇跡の連続。もう何かの力が働いたとしか思えない!!

「宇宙全体は大きなひとつの統一体で、人の体の中で起きる現象も宇宙と分かちがたい出来事である」
漢方の考え方のもとになっている、古代の自然哲学にもシンクロを感じます♪

人体の不思議な機能や、病気になる理由にも「へえ~」「そうなんだ~」の連発でした。

コレステロールのこと
尿が黄色いわけ
どうしてアルツハイマーや癌になるの?
行き過ぎた炭水化物抜きダイエットは怖い!
などなど…

炭水化物抜きダイエットは、薬膳的に見てもおススメできません。
お米や芋類は、体の中の気(生命エネルギー)を補ってくれる食材。減らしすぎると体力が落ち、元気がなくなってしまいます。

お米は日本人のソウルフード。
先祖代々食べられてきたものは、ちゃんと私たちの体に合っていて、だからこそより多くの気を分けてもらい、自分の中にエネルギーを充電することができるのではないでしょうか。

話を本に戻して…と(^ ^)
もうひとつ、衝撃的なのが「貧血は細菌から身を守る防御機能だった」こと!!
これを読んで貧血=悪と決めつけてはいけないな―と改めて思いました。

難しいことも噛み砕いて解説されているので分かりやすかった(^ ^)
何度も読み返したくなりそうです


それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



9月・10月のワークショップ受付中
※日程は調整可能なものもあります。ご相談ください。
『はじめての食養生~体と食べ物の陰陽~』10/2(木)
『秋の潤い薬膳』10/11(土)
『腎とエイジングの食養生&薬膳』10/25(土)
『便秘の食養生&薬膳』9/27(土) or 10/30(木)
詳しい内容はこちらをご覧ください。



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