食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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薬膳的ケース別夏バテ養生法

2019-08-26 | 漢方・薬膳
この数日、朝晩は暑さが落ち着いている気がしますが、今年の酷暑には本当にまいりましたね。
私も何度かやられかけました(^ ^;)

今回は、ケース別の夏バテ養生法について書いてみたいと思います。

こんな症状はありますか?

胃腸の調子がよくない(下痢や軟便)、食欲がない
体がだるい・重い、足がむくむ
めまいがする、足がつりやすい


ひとつだけ当てはまるという方から、3つとも当てはまるという方もいらっしゃいますよね。原因は、

冷たい飲み物・食べ物の摂り過ぎから、胃腸に負担がかかっている

長時間エアコンの効いた室内にいることで、血流が悪くなっている

汗とともに体内のミネラルが失われている

などが考えられます。
こうしたケースの薬膳的な養生法はと言いますと…



脾胃をいたわり、水分バランスを整える

この暑いのに!?と思われるかもしれませんが、疲れた脾胃にはお粥がピッタリです。
お腹の冷えが気になる場合はカボチャもいいですね。
余分な水分を取り除き、体内の水分バランスを取ってくれる豆類やとうもろこし、いんげんもおススメです。
砂糖が多く入っているものは控えましょう。
「甘味」を摂り過ぎると脾の働きが悪くなります。
暑くて食欲がない時は、「苦味(くみ)」つまり苦い味の食べ物の持つ解暑作用を活かした、ゴーヤや緑茶がおススメです。



冷えをこまめに解消し、巡りのよい体に

お風呂は湯船につかってその日の冷えをリセットしましょう。
面倒なら足湯に入るだけでも違います。
1日に数回、軽いストレッチをするのもいいですよ。
食べ物では、体を温めて血行をよくする働きのあるねぎ、生姜、みょうが、香菜(パクチー)などの薬味系やスパイスを適量摂り入れます。
むくみが気になる方にはで登場した豆類やとうもろこしがおススメです。



水分+ミネラルで血(けつ)を補う

ミネラルを補うには「鹹味(かんみ)」のものがおススメです。
「鹹」は「しおからい」という意味で、海のものをイメージしていただけると分かりやすいと思います。
昆布、ひじき、わかめなどの海藻類や、あさり、しじみなどの貝類がこれに当たります。
「血汗同源」という言葉があるぐらい汗と血は深い関係にあり、汗をたくさんかくと血も失われてしまう、と東洋医学では考えます。
汗をたくさんかいた時には、体を潤しながら血を補うものを意識して摂り入れてみてください。
レバー、イカ、タコ、ほうれん草、ぶどう、落花生などです。



ご参考にしていただけたら嬉しいです♪

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ

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