食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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肩慣らしの時期

2018-02-17 | 漢方・薬膳
立春を越えて、ほんのりと暖かい陽の光に春の気配を感じる日もある今日このごろ。でもやっぱりまだまだ寒い(´・ω・`)

そんな今は肩慣らしの時期で、冬と春の養生を組み合わせるのがおススメです。

いきなり切り替えるのではなく、行きつ戻りつしながら少しずつ変わっていく感じ。季節も体もおんなじですね。


冬にはやっぱり体を温める定番のスパイス類、長ねぎ、生姜!

韮も良いです。血行をよくする働きがあるので体が温まります。

それから温める力をアップさせるラム肉、くるみ、エビ…

冬の食養生は、以前の記事でも取り上げていますので、参考になさってください。


そして春は、精神的にゆらぎやすい季節です。これは春が、自律神経やホルモンバランスを司る「肝」が影響を受けやすい季節だから。

特に以下のことが思い当たる方は、「肝」の働きが弱い傾向にあり、春に不調を感じやすいです。

ふだんから生理周期が乱れがち
怒り出すと止まらないなど、感情のコントロールが難しいと感じる
 
甘酸っぱいフルーツ(いちごや柑橘類)はこの「肝」の働きをよくして、ホルモンバランスを調整してくれます。

「肝」は血を増やす食べ物を摂ることでも補うことができます。


また、春は草木が芽吹く時期でもあります。

体や心も同じように、溜まった古いものを外に出そうとします。

そうしたデトックスを助けるのが、ほろ苦い食べ物(せり、ふきのとう、ふき、たけのこ、わらびなどの山菜)です。

ただし苦い味の食材は、体の老廃物を出すと同時に体の熱を冷ます働きもあるので、摂り過ぎには注意しましょう。


寒い日は冬の養生、暖かい日や気持ちが落ち着かない日には春の養生…といった感じで試しながら、ご自身に合うバランスを探ってみてくださいね。

大切なのは自分の感覚を信頼すること。体の声に耳を傾けていきましょう♪


それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



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