食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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運気上昇に転じる日

2013-12-22 | 漢方・薬膳
今日は冬至です。一年で一番昼が短く、太陽の力が一番弱まる日。
冬至を境に自然界の陽気が地下で動き始めます。

「一陽来復」つまり陰の気が極まって再び陽にかえるということで、冬至を境に運が向いてくるとされています。
みんなの運気が上昇に転じる日なんですね(^_-)

冬至といえばかぼちゃ柚子湯

かぼちゃ(=なんきん)を食べるのは、冬至に「ん」のつくものを食べて「運盛り」といって縁起をかついでいたことから。
「ん」は50音の最後なので、「一陽来復」の願いも込められていたのでしょう。

かぼちゃは夏が旬の食べ物ですが、長期間保存がきくので、冬に栄養を取るための昔の人の知恵でもあったんですね!

また、冬至粥という小豆のお粥や、こんにゃくを食べるところもあります。
小豆の赤が邪気を払い、こんにゃくで体内に溜まった砂を出すのだそうです。

柚子湯に入るのは、いい香りが邪気を払ってくれるうえに、実るまでに長い年月がかかるので、苦労が実りますようにという願いも込められているのだとか。

いずれも冬至を境に新たな運気を呼び込むぞ~という、先人の強ーい意思を感じます

食用としての柚子は、漢方では脾胃の働きを高めて消化を促進する、咳を止め痰の切れをよくする、酔いをさますなどの働きがあるとされています。

気の巡りをよくして胃のムカムカを和らげるので、食欲がない時や、飲み過ぎて二日酔いの時には柚子ジュースを。
寒い時期はお湯で割るのがおススメです。
柚子茶を飲むとホッとするので体を温めるイメージがありますが、柚子自体は体を冷やす涼の食材です。

和食に入っている柚子の皮は香りづけだけではないのねと思うと、ますますありがたく感じます(^人^)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
柚子
性味/帰経
涼、甘・酸/肝・脾

効能
脾胃の働きを高めて消化を促進する
咳を止め痰の切れをよくする
酔いをさます



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