syuの日記・気まま旅

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宇奈月 黒部 魚津へ

2012-07-26 | 気まま旅
本州の中央、富山湾に面する水の王国、富山県。明治16年石川県から分立、東部は北アルプスで、飛騨山脈の急勾配、山の河川が湾に注ぎ込む、湧水も多く、
生活用水として利用されてきた。降雪は山地に蓄積され雪解け水となり街中へ、越中七大河川、片貝川、早月川などで「川を制するものは 越中を制する」
と云われている。

越中人は、自然とうまくつき合うという、保守的、忍耐強い、勤勉、倹約の気風が今も残って居る、「北陸の大阪人」という。
石川県加賀藩の支藩、前田家の支配下であったが、以前から農政など独特で、治水事業に力を入れており、全国でも水田率では上位にいる。
産業面でも、テクノポリスなど産業構想にいち早く展開させた。
1690年、江戸城で大名達が次々腹痛に苦んでいる時、富山藩二代藩主前田正甫が「反魂丹」を差出し服用すると、全員回復、その後全国大名から分けてほしいと
懇願されたと云う。

「脇子八幡宮」 朝日町横尾に鎮座
    

この社は8号線・横尾信号北に鎮座して、社は脇子神として日本紀略 889年に記載された式外社で、由緒有る古社。勧請年月・縁起・沿革等については不明です。

社頭 一の神明鳥居は見事であった。


山の上の社殿                長い階段を昇る
  

「宇奈月神社」は、昭和2年の創建で、大正12年(1923年)より当地、宇奈月の発展に伴い、当地への居住者が増加していった。
しかし、開拓地であった当地には、氏神がなく、これを遺憾に感じた居住者達が、地域周囲を説得し、各地より御分霊を勧請、創建を実現。
祭神は、天照大神、太陽の神・大山祇神:大山を司る神、金運の神・大山咋神、山水の神、地主神、殖産新興、開拓の神、安産の神・徳川家の氏神(江戸時代)
天台宗および延暦寺の守護神、比叡山の王、山王・象女命:水の神、井戸の神・祈雨、止雨の神得があるとされる。




富山県代表する温泉地、宇名月 駅前にある神社
  

5年ほど前に雪の道を黒部へ行ったが、今回は遠望のみ。
立山・黒部アルペンルートを簡単に、475m、立山駅・977m美女平・1930m弥陀ヶ原・2300m天狗平・2450m室堂・3015m立山標高
                 2316m大観峰・1828m黒部平・1455m黒部湖・1470m黒部ダム・1433m扇沢・長野県大町
                 トロッコ電車、ケーブルカー、バス、トロリー、ロープウエイ、と乗り継ぎながらのルートである。


黒部渓谷大自然の中を走る 
    

黒部峡谷には、藩政時代 1600年代から多くの温泉(鐘釣温泉、黒薙温泉、祖母谷温泉)などがあることは知られていた。
しかしこれらは人跡未踏の原始林に囲まれ、道らしい道もなく、森林を見まわる一部の役人だけにしか知られていなかった。
やがて大正中期以降、黒部川の電源開発が進められるようになって、それらの関係者によって利用されはじめた。これがきっかけとなって、宇奈月温泉が開かれた。

「黒部渓谷トロッコ電車」は、宇奈月を出ると、そこは、秘境黒部渓谷、息をのむ断崖、「鐘釣」岩肌から温泉が湧き出ている。
「黒薙」は、中部山岳国立公園、後曳橋は深い険しい谷に架かる橋、黒部万年雪が見られる。
なお奥に、トロッコ電車は登ると「欅平」鉄道の終点駅、奥鐘山、人喰岩(岩壁をえぐり取って造られた歩道)、猿飛峡、梟の木などがある。

宇名月駅から
  

昭和38年、黒部川第四発電所(当時の出力252,000KW)が竣工。そのなみはずれた工事の困難さとスケールの大きさは世界的に有名で「黒部の太陽」映画にもなった。
宇奈月公園に昭和天皇陛下の歌碑で、「紅に染め始めたる山あひを 流るる水の清くもあるかな」と詠まれ碑がある。

駅前駐車場                             温泉街
  

国道8号線で、片貝大橋を渡り、魚津市に入る

片貝川(主流)、支流が布施川、 富山湾に注ぐ1kmほど手前で布施川と片貝川に分かれる。
布施川は上流まで漁業権があるが、片貝川は、合流点から2kmほど上流の片貝大橋までしか漁業権がない。
源流から海までの距離が短く、しかも積雪が多いので急流の荒れ川で、砂防堰堤や取水堰堤が多い。


橋を渡れば魚津の街へ
  

「JR魚津駅」は、富山地域鉄道管理の直営駅で、北陸本線の特急列車・急行列車の大半が停車する。
大阪方面への特急「サンダーバード」が1往復のみ乗り入れ、富山地方鉄道と接続しており、北陸本線から宇奈月温泉方面、黒部峡谷鉄道トロッコ電車や、
立山黒部アルペンルートへ向かうための乗り換え駅でもある。

魚津駅西ロータリーおよび広場は本新町であり、8月のお祭り「たてもん祭り」、高さ16mの大万燈、重要無形民俗文化財指定が飾られていた。

JR北陸本線 魚津駅                        駅前
    

「新庄山・照善寺」は、浄土真宗の寺。魚津神社前の中央通りにある。

    

「魚津神社」市中央通りに鎮座。例祭 6月・ 愛宕社の火祭り1月、元は、神明社という名前の神社。
1956年に魚津大火が発生し、その復興事業として火災地域にあった4つの神社を統合し、「魚津神社」となった。

1966年に魚津市立大町小学校敷地内にあった愛宕神社(昔は魚津城の守護神として有名だった)を本殿の北隣に移している。
社殿は、1965年。愛宕社 神明社(神明町)、 火の宮神社(下村木町)、稲荷神社(金屋町)、市姫神社(新金屋町)、鳥居の掲額と狛犬一対が、1979年に移される。

    


夕陽の富山湾 蜃気楼ロードから湾を
    

次回は、魚津市内へ。



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