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syuの日記・気まま旅

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朝日・白糸・音止めの滝と下馬桜

2013-10-29 | 富士山麓日記
「狩宿の下馬ザクラ」は、富士宮市にある日本最古級のヤマザクラ、(国の特別天然記念物で、日本五大桜指定)

1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、馬からおりた所とされたことから「狩宿の下馬ザクラ」と呼ばれるようになった。
下馬の際、桜に馬をつないだとも言われている。そのため「駒止めの桜」という別名もある。
樹齢は800年を越え、かつては樹高35m、幹囲り8.5mの巨木、 しかし度重なる台風などの影響で弱っており、最盛期の姿は拝めない。

江戸幕府第15代征夷大将軍である徳川慶喜はこの桜についての歌を詠んでいる。「あわれその駒のみならず見る人の 心をつなぐ山桜かな」

源頼朝狩宿下馬した桜の古木(昨年の春に撮影)


今月撮影の「下馬桜」


1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、馬からおりた所とされたことから狩宿の下馬ザクラと呼ばれるようになった。

また下馬の際、桜に馬をつないだとも言われている。そのため「駒止めの桜」という別名も存在する。
樹齢は800年を越え、かつては樹高35m、幹囲り8.5mの巨木であったが、最盛期の姿は拝めない。

江戸幕府第15代征夷大将軍である徳川慶喜はこの桜についての歌を詠んでいる。
                  「あわれその駒のみならず見る人の 心をつなぐ山桜かな」



「源頼朝が巻狩の時に宿所」とした所が、現在の狩宿井出家及びその周辺だったと云う。近くには御家人の宿所も作られた。
宿所の置かれた狩宿井出家の周辺は、西は芝川の深い谷となり、東は大沢崩れから流れてきた大石がごろごろする川原だったと考えられ、宿所を構えるために適した要害の地であったとも云う。

井出家居宅は、1776年に焼失し、さらに1797年再度焼失し現在地に再建されたといわれている。
隣接する元屋敷といわれる所(現在は水田)に家があり、そこが頼朝の宿所の跡だと伝えられている。
狩宿井出家の入り口に、狩宿の下馬ザクラがある。



巻狩は、単に狩猟を楽しむだけのものではなく、富士の裾野に諸国の御家人が集まり、将軍頼朝の前で勢子(鳥獣を追い出す人)の追い立てた獲物を馬に乗って弓で射る武術の訓練を目的とした催しで、大軍事演習といえるもの。



「曽我兄弟敵討ち」
建久4年5月28日の夜、降りしきる雨の中工藤祐経の宿所に押し入った曽我十郎祐成と曽我五郎時致の兄弟によって、工藤祐経と王藤内が殺戮されるという大事件が起きた。「曽我兄弟の仇討ち」事件。
仇討ちを果たした後、兄弟は騒ぎを聞きつけて集まってきた御家人に取囲まれ、十郎祐成は新田四郎忠常に討たれ、五郎時致は女装した五郎丸によって捕らえられ翌日処刑されている。



狩宿大橋から見た富士山


朝日滝に通じる「芝川に架かる狩宿大橋」


「朝日滝」は、熊久保の地にあり、半野用水が断崖を20mの落差で落ち込む。
半野用水は、1558年-1570年に、10年余の歳月を費やし、芝川の上流から水を引いた。
この周辺は水が豊富で、有名無名を会わせ大小さまざまな滝がある。
発電所の導水管脇の石段を登ると、滝見台があり、滝を間近で見ることができる。

見事な朝日滝、水量多く間近にみられる


下馬桜から登り2kmほどにある


「白糸の滝」、富士山の伏流水と芝川の伏流水が湧水となって崖の間から幅広く落下し、白い糸を垂らしたように見える。
馬蹄型をなして、透水性の新富士溶岩と緻密な古富士泥流層との間から落下。
富士大沢扇状地の扇端辺りに位置している。
落差25m。巾120m。年間水温12℃、毎秒1.5Tの湧水。

写真中央が滝、工事中の為近くまで行けない。


「白糸の滝」は、隣接する音止めの滝と共に、日本の滝百選にも選ばれている。(国の名勝、天然記念物)。
富士山-信仰の対象と芸術の源泉の構成資産の一部として世界文化遺産に登録。



上流に川から流れる滝と、富士山の雪解け水が溶岩断層から湧き出す無数の滝が並んでいる。
水量は毎秒1.5トン。幅200メートル、高さ20メートルの崖から絹糸を垂らしたように流れる様子からこの名がある。

富士の巻狩りの際に滝に立ち寄った源頼朝は歌を詠んでいる。「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」

                    白糸の滝石碑


2011年 9月に、日本列島を縦断した台風15号による増水等の被害により滝壺が甚大の被害を受け、落石の危険等がある為、
滝つぼへ立入が禁止となった。
応急復旧工事、今年11月3日。見学可能と云う。

                       芝川(音止の滝に)


お鬢水(おびん水)は、白糸の滝のすぐ上には岩窟があり、「お鬢水」という水が湧いている。
このお鬢水で源頼朝は、髪のほつれを直したと伝えられている。
また、このお鬢水は富士講の霊場の1つでもある。

                   現在工事中(階段は通行止)
  

「六合目でも面白い」
富士山、六合目山小屋の裏手から富士山頂へ向かう道と宝永山に向かう道とに分かれる。
六合目から宝永第一火口縁へ向かう道にはきつい登り道はありません。10分位で宝永第一火口縁に着くことが出来る。
富士山の天候はすぐに変わり、夏場は特に太陽の光によって地中が温められ、雲が多く発生する。
夏場に晴れ渡った景色を見るには、地温が下がっている朝と夕方。

宝永第一火口縁」は、ここから第一火口に降りて宝永山の山頂(2539m)を目指すこともできる。
富士山は1707年にこの火口から噴火して以来、活動を休止、霧が出たり、はれたり、

宝永第二火口縁」は、第一火口縁から少し下ったところ。
宝永火口は3つの火口から構成され、これらは標高の高い順に第一、第二、第三火口と呼ばれ、互いに重なり合うように並んでいるのがわかる。雲下に広がる街並みや太平洋を見渡すことも出来、この場所から樹林帯に入り五合目駐車場に戻るコースでした。

                 音止の滝                      白糸の滝
    

次回は、本栖湖・身延へ。 

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