syuの日記・気まま旅

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起雲閣から熱海桜と見番

2018-03-05 | 気まま旅

東京の奥座敷として賑わった「熱海」。
徳川家康が湯治し、諸藩大名の湯治場として賑わい、将軍家御用の汲み湯も1660年から始まっている。
明治に入ると、作家・画家・芸能人等が住むようになっていった。「丹那トンネル開通・1934年」急速に発展、温泉保養都市となった。
熱海市は、総売り上げの約90%温泉旅館が占め、就業人口も約80%観光産業に従事していると云う、漁業も盛ん。
交通ーJR東海道本線・新幹線・伊東線の来宮・丹那トンネルー国道135号線・熱函道路・熱海新道・・。

「双柿舎」作家の坪内逍遥が晩年過ごした住宅。62歳から執筆活動している。

                   熱海駅前に足湯がある。


大正時代に関東大震災が、首都東京は壊滅的打撃を受け政治・経済に大きな影響を与えた。
昭和に入り金融恐慌と軍部の抬頭はめざましく満州事変を起こし日中から太平洋と突入していく。
国内では、いろいろな作家が活躍し作家達は、眺望のいい、静かで暖かく温泉街ここ「熱海」を目指している。

                   熱海市庁脇に小さな社殿が


「起雲閣」
岩崎別荘・住友別荘と「起雲閣」を三大別荘と云っている。



市指定有形文化財
1918-1925実業家根津嘉一郎 1925-1944農商相内田信也・・後旅館として営業していた。


文豪たちが愛した宿でもある。
「太宰治」1909-48 青森、東大仏文・晩年で1936年でデビユー・人間失格・斜陽など。
「三島由紀夫」 1925-70 軍国主義的行動を示した「盾の会」結成「花盛りの森・仮面の告白など」

「尾崎紅葉」1867-1903 東京芝 「金色夜叉・多情多恨など」
「芥川竜之介」 1892-1927 東京 大正を代表する作家、森鴎外の影響大「羅生門・鼻・地獄変など」
その他舟橋聖一・武田泰淳・・・。

2014年NHK「花とアン」の石炭王加納伝助屋敷の撮影に・新藤兼人映画にも使われた。
尾崎紅葉は、「暗しとは 柳にうきな あさみどり」

         屋根は、檜皮葺の職人の手仕事の良さが全館包み込んでいた。


          総敷地3000坪と1000坪の庭園(池泉回遊庭園)


      暖炉・ステンドガラス・ローマ風呂などモダン建築様式が残されている。


         門・土塀・母屋と土蔵など 別棟洋館も 有料・休館日水曜日


「華の舞」全国2800人芸者衆のうち、熱海は1割いる。

                  歴史ある熱海 見番歌舞練場


一般開放している。

「華の舞」毎土・日曜日(午前11時~)歌や踊り  有料


4月28・29日年一回の「熱海をどり」が、有料。
                         舞台


   優しく案内を 受付で見送りを! 熱海市内には3本の川が流れ、駅から「糸川・初川・和田川」見番は、和田川沿いにある。


                    初川に沿った「早咲き桜」 1月下旬


                        3~4分咲きか。












次回は、熱海の梅園を。

                    見番通りの「純喫茶たむら」


                  熱海のことなら何でも聞いてみよう。