限りなき知の探訪

45年間、『知の探訪』を続けてきた。いま座っている『人類四千年の特等席』からの見晴らしをつづる。

惑鴻醸危:(第19回目)『悪徳英会話学校「駅後留学」、校長放談(その1)』

2010-01-18 17:06:19 | 日記
今世の中は某幹事長の逮捕があるかないかで騒いでいる。しかし、そんな喧騒な世の中を屁ともせず、逮捕間近でも平然とわが道を行く人がいる。その人こそ、暫く前から世間を騒がせている、かの悪徳英会話学校「駅後留学」の校長、本鱈未無明蒙(ほんだら・みむめいもう)氏である。



本鱈氏は生まれは越後である。越後、新潟県と言えばいわずとしれた、かつての平民宰相・故田中角栄首相の出身地である。それで、氏は小さい頃から角栄首相にあこがれ、善悪問わずとにかくばかでかい事をやりたい、ということを既に小学校の卒業アルバムの寄せ書きに書いているぐらいの大物である。

氏が都会に出てきて、ひょんなことから英会話学校を開くに当たって名前を考えたが、どうしても故郷の越後にあやかりたい、と考えていた。その時たまたまテレビをつけていたら飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていた某英会話学校が『駅前留学』という宣伝をしていた。それを見た氏は、『そうだ、おらの故郷は越後だべ、えちご、えきご、う~ん、似てる』ということで、社名を『駅後留学』という英会話学校を開設したのだ。

ところで、氏の姓の本鱈(ほんだら)の由来は、本人の説明によると次のようだ。『越前は、越前カニで有名だべ。越中は越中ふんどしがある。そうしたら越後は何で有名か?決まっているだべ、鱈。そんでだ、おらさ先祖が「ほんなら鱈だべ」ということで本鱈という名さ、つけたんだ。』

その本鱈氏は実にせかせかしていて、『駅後留学』社内を飛ぶように歩いている。瞬間的に社長の姿を見つけた社員は『あ、本鱈社長だ』と言うようになった。それ以降『あ、本鱈』社長というのを『あほんだら』社長というようになったとか。しかし、関西弁を忌み嫌っている氏には関西弁の『あほんだら』は自分に対する敬意あふれる呼びかけの言葉にしか聞こえないらしい。

ついでに名前の未無明蒙(みむめいもう)の由来も説明しておくのが礼儀というものであろう。

本鱈氏の父君は漢文大好き人間らしく子供に漢文的な響きのある名前をつけるのを趣味としているという。氏の『未無明蒙(みむめいもう)』は漢文的には『いまだ蒙をあきらかにせざるはなし』と読み、その意味は『バカなやつがいればお前が賢くしてやれ』という思いをこめているという。

しかし、そんな親の思いとはうらはらに『駅後留学』の社内では、そのなんとも長い名前を『みむめも』と縮めていた。さらにはこれでも長いという不満がでたので、考えたところ、よく見ると、『まみむめも』の行で頭の『ま』が抜けているということで『まぬけ』と本人の居ないところでは密かに呼んでいるらしい。

生粋の関西人である記者としては流石に、本人を前にしては畏れおおくも『あほんだら』校長とは呼べないので、遠慮して『まぬけ』校長と呼ばせていただくことにしたい。

さて、その『まぬけ』校長が設立した『駅後留学』英会話学校は世間の風評によるとどうやら悪徳学校であるらしい。それで、その真実を確かめるべく、校長に突撃インタビューを試みた。

つづく。。。

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もう遅いかもしれませんが、この記事を読むときは、周りに人がいないことを、確認してからにしてくださいね!!
コメント
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