ずっと以前(2016年9月)、私が「坐骨神経痛」に悩んでいる時に次の記事を書いた。
惑鴻醸危:(第56回目)『非科学的な現代の医療技術』
先日、たまたま昔のブログを読み返していて、その後の経緯を全く報告していないことに気づいた。それで、証文の出し遅れを承知で、その後の経緯を簡単に述べておきたい。
結論は、あれから数ヶ月して完治した。それも、医者にもかからず全く自力で治すことができた。奇蹟のように聞こえるかもしれないが、実話だ。
記事から数ヶ月経過した、2016年9月の時点では、歩くとまだ痛みが出ていたが、それでも歩けないことはないので、夕方など休み休みに少しずつ散歩していたが、数百メートル置きに休まないといけない体が情けなかった。さて、年が変わって2017年の1月ごろ、「坐骨神経痛」には体を丸めたり伸ばしたりすることがよい、という記事を読んだので、早速、床に手をついて足を胸元まで引き上げたり、また、急にのばしたりしていたところ、突然、背骨に「ぐきっ」という音がした。音に驚いたものの、全く痛みはなかった。それどころか、何だかどこかの椎骨がソケットにびたっと嵌ったような感覚がした。それから、すーっと痛みが引いていくのを感じた。結局、今まで痛かったのは椎骨のどこかがソケットの縁に当たっていたために、神経がひっぱられて(あるいは圧迫されて)痛みが出ていたためだ、と考えられる。
こうして、半年にもわたる腰痛は治ったが、その後、ときたま腰がすこし痛くなることがある。椎骨がきちんと嵌っていないことが分かっているので、柔軟体操を何度か繰り返すと、いつも完璧に治ることを経験した。

これから逆算して、一番初め(2016年春ごろ)なぜ突然、腰や足が痛くなったのかを考えてみると、当時、夏であったので、たまたまスプリングが強いベッドに直に寝たことがあった。翌日、歩くと、足が少し痛くなっていた。これは、夜中に、強いスプリングのために椎骨が押されてソケットを少しだけ外れてしまったせいであると考えられる。整形外科に行って、レントゲン写真を撮ってもらったが、どこも悪い所がないと言われた。つまり、椎骨のわずかなずれは、現在のレベルのレントゲン写真では写らないということだ。
以前のブログにも書いたが、座骨神経痛というのは「無理しない範囲で体を動かすことで自然と治る」というのが常識らしいが、これは、体を動かすことで椎骨がソケットの正しい位置に戻ったり、あるいは、飛び出た軟骨が時間と共に、消滅していくという自然治癒作用である。つまり、整形クリニックでのマッサージなどや、薬で治るのはないということだ。
さて、腰の痛みが全くなくなったが、数日すると、痛かった左足の腿のところに手のひらほどの面積一面に、ニキビのような吹き出物が出てきた。痛くも痒くもなかったので、病院には行かなかったが、想像するに、それまで痛かった神経から出ていた何らかの毒性物質が一挙にでてきたのだと思う。ニキビは化膿するでもなく、数ヶ月するうちに自然と治っていった。
当初、腰や足が痛かったときは、痛みを取れないのなら、いっそ足の付け根から切断して欲しいと願ったほどだったが、「早まらなかったよかった~」、と思った。そして、つくづく運動とストレッチの重要さを理解した。中国の公園で、多くの中国人が気功体操、あるいは太極拳体操をしている風景がテレビやウェブで見かけるが、これは十分理屈に適ったことであると理解できた。安直に薬に頼らないことが肝要ということだ。
ただ、言うまでもなく、座骨神経痛の症状や原因は様々で、私のような椎骨のずれによって生じるものだけではない。従って、私の素人療法は必ずしも万人に適用できるものではないことをお断りしておく。
惑鴻醸危:(第56回目)『非科学的な現代の医療技術』
先日、たまたま昔のブログを読み返していて、その後の経緯を全く報告していないことに気づいた。それで、証文の出し遅れを承知で、その後の経緯を簡単に述べておきたい。
結論は、あれから数ヶ月して完治した。それも、医者にもかからず全く自力で治すことができた。奇蹟のように聞こえるかもしれないが、実話だ。
記事から数ヶ月経過した、2016年9月の時点では、歩くとまだ痛みが出ていたが、それでも歩けないことはないので、夕方など休み休みに少しずつ散歩していたが、数百メートル置きに休まないといけない体が情けなかった。さて、年が変わって2017年の1月ごろ、「坐骨神経痛」には体を丸めたり伸ばしたりすることがよい、という記事を読んだので、早速、床に手をついて足を胸元まで引き上げたり、また、急にのばしたりしていたところ、突然、背骨に「ぐきっ」という音がした。音に驚いたものの、全く痛みはなかった。それどころか、何だかどこかの椎骨がソケットにびたっと嵌ったような感覚がした。それから、すーっと痛みが引いていくのを感じた。結局、今まで痛かったのは椎骨のどこかがソケットの縁に当たっていたために、神経がひっぱられて(あるいは圧迫されて)痛みが出ていたためだ、と考えられる。
こうして、半年にもわたる腰痛は治ったが、その後、ときたま腰がすこし痛くなることがある。椎骨がきちんと嵌っていないことが分かっているので、柔軟体操を何度か繰り返すと、いつも完璧に治ることを経験した。

これから逆算して、一番初め(2016年春ごろ)なぜ突然、腰や足が痛くなったのかを考えてみると、当時、夏であったので、たまたまスプリングが強いベッドに直に寝たことがあった。翌日、歩くと、足が少し痛くなっていた。これは、夜中に、強いスプリングのために椎骨が押されてソケットを少しだけ外れてしまったせいであると考えられる。整形外科に行って、レントゲン写真を撮ってもらったが、どこも悪い所がないと言われた。つまり、椎骨のわずかなずれは、現在のレベルのレントゲン写真では写らないということだ。
以前のブログにも書いたが、座骨神経痛というのは「無理しない範囲で体を動かすことで自然と治る」というのが常識らしいが、これは、体を動かすことで椎骨がソケットの正しい位置に戻ったり、あるいは、飛び出た軟骨が時間と共に、消滅していくという自然治癒作用である。つまり、整形クリニックでのマッサージなどや、薬で治るのはないということだ。
さて、腰の痛みが全くなくなったが、数日すると、痛かった左足の腿のところに手のひらほどの面積一面に、ニキビのような吹き出物が出てきた。痛くも痒くもなかったので、病院には行かなかったが、想像するに、それまで痛かった神経から出ていた何らかの毒性物質が一挙にでてきたのだと思う。ニキビは化膿するでもなく、数ヶ月するうちに自然と治っていった。
当初、腰や足が痛かったときは、痛みを取れないのなら、いっそ足の付け根から切断して欲しいと願ったほどだったが、「早まらなかったよかった~」、と思った。そして、つくづく運動とストレッチの重要さを理解した。中国の公園で、多くの中国人が気功体操、あるいは太極拳体操をしている風景がテレビやウェブで見かけるが、これは十分理屈に適ったことであると理解できた。安直に薬に頼らないことが肝要ということだ。
ただ、言うまでもなく、座骨神経痛の症状や原因は様々で、私のような椎骨のずれによって生じるものだけではない。従って、私の素人療法は必ずしも万人に適用できるものではないことをお断りしておく。