夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

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篆刻(てんこく)勉強会に行く

2023年06月18日 | 篆刻
今日は月に一度の篆刻サークルの勉強会でした。
大ちゃんのお母さんに打瀬の公民館まで送ってもらう。
5月の月例競刻の講評を受けます。
5月の課題は「考槃」(気の向くまま自然の中に
 身をおき遊び楽しむこと。又は、隠遁のへやを
 造り、自分の思うままに楽しむこと)
印の大きさ八分(約2、5cm)印
以下、先生の講評です。

  
小篆を伸びやかに、上下に伸展させ空間の余白が
心地よい。辺縁は適度の太さにて、文面とよく
調和して好印たり。

  
肉厚の刀線と周縁界線が圧倒的に眼前に迫り
堂々たる印たり。逆に刀味が薄らぐ点、留意されよ。


  
文字スッキリと刻されて無駄のない刻をしている。
「考」字下部の丸みは落ちつきを欠く。一考されたし。
辺縁大きな欠けもあってよい。


  
一見、大胆な印回りの変化に圧倒される。よくぞ
思い切ったものと、ある意味感心。文字切れ味
よく、刀味が出ている。


  
辺縁は封泥の趣があり、古趣豊かである。変化も
十分にて見て飽きない。文字回りの余白も適度で
広さを感じる。


  
文字の字画表現に一部重苦しさありて補刀で細身に
したらいかが。辺縁はやや重く、古典を参考にして
取り入れるのも一法。


  
文字重厚さのある印篆なるも一文字の中でバランスの
欠けが見られる。調和に留意されよ。辺縁は外側を
伸長した方が良。


  
朱白同印作であるが、右の白文印の太さに力感を欠く。
一見朱文の如く見せるのがコツなるも中々難しい。
印回りややたたきすぎたか。


  
字画よく安定し、点画の伸展もみられる。上半の
充実感に対して下半はやや薄味の感あり。刀線の
伸展・終筆も一考されたし。


  
封泥の如き辺縁の風情は力感も感じられて迫力
十分たり。比して文字やや細身にて力不足。
金文の単調に含みをもたせた表現を心したい。


  
印篆の白文印なるも刻はやや単調にして変化に
乏しい。細太変化、疎密の法を取り入れては
いかがか。印下部中央の欠けは一考。


  
右下角の朱の重みが印の表情を引き締めて好感。
文字の構成はさすがベテランの妙ありてみごと。
右下辺の鋸歯状の欠けは一考。


先生の以前の作品
「幽玄」「清泉」「千寿」
  
「終筆(矢印)の刻しかたをよく見て参考にしてください」との事

今月の競刻作品一覧を作って勉強会終了。


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