夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

映画「セント オブ ウーマン」の香り

2019年03月12日 | 映画 TV
NHKBSで放映していた映画「セント オブ ウーマン」を
見た。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』 は、1992年に
製作されたアメリカ映画。盲目の元軍人を演じた
アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞した。


1974年のイタリア映画「女の香り」
リメイク版とある。私はイタリア版「女の香り」は
見ていない。

以前も流し見していて筋書きはわかっていたが
今回はじっくり見る。副題に「夢の香り」と
付いている。「夢の香り」とはちょっとストーリーと
ちょっと違うか?と思いながらもよくよく
見たら確かに色々な香水の名前が出てくる。

主人公フランク・スレード中佐 ( アル・パチーノ)
戦争で目が見えなくなった偏屈な退役軍人、金は
たくさん持っているが、姪家族と折り合いが悪く
離れに一人で住んでいる。姪ファミリーが旅行で
留守にする間、フランクの面倒を見てもらうため
苦学生チャーリー・シムズ (クリス・オドネル)
アルバイトに雇う。
偏屈なフランクの性格に戸惑いながらもチャーリーは
フランクの面倒を見ていく。

さて、お話の中に出てくる香り、
一番目は飛行機のスチュワーデスがつけていた
イギリス王室御用達の「フローリス」
目は見えなくても鼻がきくフランク。

2番目はフランクと疎遠になっている実兄の妻が
つけている香水はゲランの「ミツコ」
「奥さんは欲求不満だ」と毒づくフランク。

3番目はレストランで所在無げに一人で恋人を待っていた
若い女性ドナ(ガブリエル・アンウォー)に
オグリビーの石鹸の匂いがする」とフランク。
石鹸の匂いのする女性ドナとタンゴを踊るフランク。

4番目は学校の女性教授がつけていた香水が
「フルール ド ロカイユの匂いがする」というフランク。
 
日本語字幕に「岸辺の花」と訳されていますが
私の知る限りフルール ド ロカイユは「石の花」と
覚えている。
古い香水の本にも
 
フルール ド ロカイユは「石の花」と書いてある。

香料会社に勤めていた頃、色々な香水の名前を覚えさせられた。
ほとんどがフランス語。スワール ド パリ(パリの宵)
ヴォル ド ニュイ(夜間飛行)ナルシス ノワール(黒水仙)
等々、香水もなかなかしゃれた名前が多かった。
フルール ド ロカイユ(石の花)なんてあるはずもなく
これは石垣に咲く花の事か?それを「岸辺の花」と
訳してしまったのかもしれない。
私も「石の花」のオードトワレを持っている。


「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」 なんてつけないで
ズバリ「女の香り」のほうが分かりやすい。

アル・パチーノ52歳、クリス・オドネル22歳の
時の映画です。それなりに面白い映画でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3・11あの日を忘れないイ... | トップ | こんな名前つけられたら子供... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画 TV」カテゴリの最新記事