夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

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映画「赤穂浪士」を見る

2017年07月07日 | 映画 TV
今週のNHKBS昼間のプレミアミムシネマは
片岡千恵蔵特集のようで昨日は「血槍富士」
やっていたし、今日は「赤穂浪士」を演っていた。

久々の本格時代劇映画というところです。

「赤穂浪士」は1961年に東映が
オールスターキャストで作った映画であると
Wikipediaにある。
50数年も前の本格時代劇を見ると
今のTV時代劇を見ると、時代考証なんて
めちゃくちゃ、時代劇のカツラを被った
現代劇そのもの、と思ってしまいます。
とはいえ、あの頃(50年ほど前)の映画を
見てみると、今の若い人は台詞の意味が
「聞き取れない」のではと思ってしまいます。

「赤穂浪士」とはご存知、赤穂事件
赤穂の殿様、浅野内匠頭が吉良上野介に
苛められて、短気を起こし江戸城松の廊下
にて刃傷沙汰を起こし「裁判」にも
かけられずに即切腹となり、お家取りつぶしの
沙汰が下った。赤穂の家来大石内蔵助はじめ
47人が内匠頭の仇を討つ話。
オールスターキャストとあって演じる俳優の
顔ぶれが凄い。
浅野内匠頭(大川橋蔵)脇坂淡路守(中村錦之助)
 
松の廊下

吉良上野介(月形龍之介)に嫌味を言われる内匠頭
 
思い余って刃傷沙汰となる。
 
上野介の息子、上杉綱憲(里見浩太郎)は
「この件」に関しては「よしなに」と
柳沢出羽守(柳永二郎)賄賂?を渡して、
上野介はお咎めなしとなる。
 
切腹の場へ向かう内匠頭に別れを告げる
家来片岡源五右衛門(山形勲)
 
切腹の作法
 
内匠頭の辞世の句
「風さそふ 花よりもなほ 我はまた
  春の名残を いかにとやせん」と詠んだと
ありますが、どうもこれは内匠頭の句では
ないらしい。
 
映画が1時間ほど経ってやっと大石内蔵助(片岡千恵蔵)登場
瑶泉院(内匠頭正室、大川恵子)
 
蔵之介と大石主税(松方弘樹)


討ち入りの日

「行ってらっしゃいませ」と送り出すおよね(木暮実千代)
 
見事本懐を遂げ

永代橋を渡って泉岳寺


千坂兵部(市川右太衛門)清水一角(近衛十四郎=松方弘樹の父ちゃん)
  
堀田隼人(大友柳太朗)堀部安兵衛(東千代之介)
  
その他
大河内傳次郎、薄田研二、進藤英太郎 中村賀津雄
多々良純、堺駿二
丘さとみ、桜町弘子、花園ひろみ、長谷川裕見子
花柳小菊、青山京子、千原しのぶ

50年も経てば殆どの人がこの世の人ではない。
そう思うと貴重な映画です。
それにしても時代劇で貫禄のある上手い役者が
今の時代いなくなりました。

ところで浅野内匠頭は短気で統合失調症ではないか?
と書いてあります。私はどうしても池波正太郎が
書いた「火消しの殿」を思い出してしまいます。
 
コメント
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