紫蘇の効用

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平成中村座・夜の部

2011年12月24日 | 歌舞伎

今日は平成中村座、夜の部を観劇。
浅草駅の階段を登ったらめぐりんの停車場で、ちょうど待乳山方面のバスがいました。
めぐりんに乗って2個目で中村座の近くに到着~

 晴れわたった夕暮れ空にスカイツリー
 江戸の芝居小屋のバックにスカイツリー

平成中村座、松席の2列目~

一幕目 芦屋道満大内鑑 葛の葉
 女房葛の葉/葛の葉姫:中村 扇雀

 安倍保名:尾上 松也
 信田庄司:片岡 亀蔵

二幕目 積恋雪関扉
 関守関兵衛実は大伴黒主:中村 勘太郎

 傾城墨染実は小町桜の精:尾上 菊之助
 小野小町姫:中村 七之助
 良峯少将宗貞:中村 扇雀

三幕目 松浦の太鼓
 松浦鎮信:中村 勘三郎

 大高源吾:尾上 菊之助
 お縫:中村 七之助
 宝井其角:坂東 彌十郎


幕間弁当には個数限定の麻鳥の釜飯を買って入場しました。
 ほかほかだお

 本日も満員御礼のてい。

―葛の葉―
葛の葉の二役のトリックを鮮やかにやってて
松也くんのダンナさま、ぅ、初々しい。
障子に別れの歌を書くところは、元国土交通省の看板も書かれるくらい達筆なお母様だから扇雀さんの文字はいかに?と期待しました。
「恋しくが・・・」の恋の字がきれい

―積恋雪関扉―
常盤津は常盤津兼太夫さんです。わーい久々ぁ
勘太郎くん、関兵衛の貫禄もあり、若々し動きも見せ、大奮闘です。
菊ちゃん、桜の精でぼぉ~と登場した姿はきれいですが・・・まだ声がかすれてます。
熱い舞を見せてくれましたが…

関兵衛が眠りにつくとき椅子が倒れて、激しく膝を打った形で地面に座ってしまった
桜席(舞台の上の横の席)から「あっ!」と声が出て、大丈夫か心配したけど、立ち上がって踊っていたから怪我はなかった模様。

―松浦の太鼓―
お座敷の火鉢や煙草盆など小道具が「いい品」な感。

うひょー菊ちゃんの赤穂浪士の扮装すてき~
文学肌の義士という大高源吾のキャラもあってるし、声は本調子じゃないけど、討ち入りの様子を語るくだりはすがすがしく、松浦のお殿様じゃなくてもあっぱれと言いたい~
勘三郎さんの松浦候は、ホントに愛嬌たっぷりで、ヤキモキしてるとこも、大高源吾の妹に八つ当たりしちゃうとこも、討ち入りしてくれて嬉しい~ってとこも同調できる可愛さ。
松の枝の雪がザバっと落ちて、拍子木が鳴ると、舞台奥が開き、クリスマススペシャルでライトアップされたスカイツリーがドーン
白いドット模様のイルミネーションで雪がふっているように見えます。
遠くに扮装した家来も立ってます。
寒い中ご苦労でござる。

スカイツリーが点灯したのは昨日と今日だけだからラッキー

幕が閉まっても拍手が鳴りやまず、も一度幕が開きました。
勘三郎さんと菊ちゃんが舞台に残っていて、勘三郎さんは「ふふ、スカイツリー」って嬉しそうに指差してました。
そして菊ちゃんのことを
「芝居のなかで大高源吾エライエライって褒めてますけど、ほんとーによくやってるんですー」
とリアル褒め褒めしてました。
そして、
「クリスマスイブにまぁ、歌舞伎を観に来てくれてありがとうございます」
と、クスクスしながら挨拶。

カテコも見れてよかった


中村座から浅草駅へ行く帰り道・・・
雪模様のスカイツリーをパチリ
 
 そして、駅からの夜景もパチリ


十二月大歌舞伎
平成23年12月2日(金)~26日(月)
平成中村座