紫蘇の効用

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ヘヴィ☆メタルマクベス

2006年05月17日 | ミュージカル

のち

うっちーファンのIsIちゃんと劇団☆新感線『メタル マクベス』観劇。
そぼふる雨の中、渋谷駅から青山劇場まで金王坂を登山しました。

原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚色:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり

 ランダムスター/マクベス内野:内野 聖陽
 ランダムスター夫人/ローズ/林B:松 たか子
 レスポール/社長:上條 恒彦
 レスポールJr/元きよし:森山 未来
 グレコ/マクダフ北村:北村 有起哉
 グレコ夫人/シマコ:高田 聖子
 エクスプローラー/バンクォー橋本:橋本 じゅん
 パール王/ナンプラー:粟根 まこと
 門番/ホテル支配人:皆川 猿時
 王さま専属シンガー冠くん:冠 徹弥

以下ネタバレアリよ~ん

さすがクドカン、引き出しが多いなー
西暦2206年と1980年代を行ったりきたりしながらしっかり「マクベス」のストーリーが進んでる。

しょっぱなから右近さんが「miki house」ならぬ「miki mouse」の赤トレーナー着て林さんと呼ばれてカレー作ってる・・・ブラック。
「ねぇ、カレーになんか入れたでしょ!何入れたの?」とか言われてるし。
そして右近さんの林さん、コラーゲンの泉に飛び込んで松たかちゃんになっちゃう。
コラーゲンってやはり素晴らしい。

レッサーパンダの風太くんが登場したけど(すぐ殺されちゃったけど)、あれって「七人の恋人」に出てなかったっけ?なんか確かクドカンの芝居に出てたよなー。リサイクル?
後ろの席の人が「何あれ?」「ラスカルよ、可笑しい~意味不明~」と会話してたので風太くんというのももはや忘れられたキャラかのぉ。

1980年代のヘビメタバンド「メタルマクベス」の曲名もクドカンエッセンス。
『リンスはお湯に溶かして使え』
『ダイエースプレー買うてこいや』
『あの娘のブーツは豚の耳の匂い』
・・・・

うっちー、ランダムスター様もマクベス内野もどっちもステキ・・・ちょっと胴回りが太いけど

マクベthってわざわざthを舌噛んでる~
もともとサ行の危ないうっちーがやってるだけにツボりました。
「a little confuse」も・・・

マクベス内野がバンクォー橋本の亡霊に向かって「何か言え。」
すると「オレもエリザベートに出たい」・・・アドリブであろうから違うパターンもあるかもー。

松たかさん、存在感や声量はバツグンなんだけど、なーんかぎこちないというか、も少し節々に油さして欲しい感じ。

森山 未来くんがサイコーに輝いていた
1980年ではレコード会社の社長の息子で「元きよし」の名でデビュー曲は『七光り三度笠』
ダンスも魅せてくれたし、演歌も上手ーい

ここできよしの写真見れるよ→日経カルチャーニュース

パープルスーツの背中に金糸の刺繍で"七光り三度笠"って書いてあるよー。
2206年ではストレスと遺伝子のせいで頭髪が「ず○む○」になちゃって、おばさんヅラかぶってたのに飛んでっちゃうとこ笑わしてもらいやしたー
そのあとターバン姿で客席乱入はかっこよかったでー

高田聖子さんの出番が
少ないなぁ
豊胸メークほどこして子供に「ごほうびよ、ハイ、鳥の死骸」「ハイ、ねずみの死骸」なんてシュールな母やってたけど~

4時間の上演時間もあっという間でした。
喉かわいたので、帰りはモチロンよね。



『メタル マクベス』
2006年5月16日(火)-6月18日(日)
青山劇場