紫蘇の効用

観劇・ゴルフ・フラメンコ・わんこの事・・・ラリホーな毎日です♪

◆shiso家のわんこをご紹介◆

広島・安芸の宮島の旅-Ⅱ

2005年09月17日 | 歌舞伎

広島駅から宮島口へシティライナーという電車で揺られること20分。
宮島口から宮島へ船で揺られること10分。
午前十時、安芸の宮島へ渡って参りました。
今夜泊まる錦水館別館が船着場のまん前にあり、好立地
 

荷物を預けて宮島探検に出かけました。
 いきなり鹿さんがわんさか~
 おとなしくて人なつこくてキュート
でも、鹿せんべいを買ったらおびただしい数の鹿に囲まれてしまいました
 ↓
  ちょいコワ
表参道を行くとおみやげ物屋さんや食堂が賑々しく展開してます。
 早速にぎり天なるものを購入。
たことネギ入りよん。ビールもね

来る前に天気がよければロープウェイで紅葉山公園へ昇ることを勧められたのでロープウェイ乗り場へ向かいました。
 ゆっくり歩いて8分、ときどき走って6分・・・とある。
 上り坂ばかりで走れたもんじゃありません。
 ロープウェイで上まで昇るとお猿さんがわんさか~
頂上からの景色は神々しく、瀬戸内海が一望でき、四国の島も見れました。
降りたら記念のお杓子くれました

お昼ごはんは牡蠣のはやし
 外で牡蠣を豪快に焼いてます。
このお店の名物焼き牡蠣生牡蠣(鳥居がカワイイ)、宮島名物穴子めし
   
さすが、美味すぃ~

食後はもみじまんじゅうの老舗藤い屋で焼きたてもみじまんじゅうを食す~
 おいしすぎます

むし暑い中の散策でアセびっしょり
ホテルにチェックインして温泉に入り、一休みしたあと、早めの夕食
 海の幸&松茸づくしーーー
  
満腹になり、さて、厳島神社へおでかけです。
途中、夕日が沈むのを眺めつつ・・・

厳島神社能舞台にて歌舞伎『三番叟』 『船弁慶』を拝観いたす 

『三番叟』
尾上菊之助/振付:梅津貴昶

菊ちゃん一人での素踊りです。
暗い中、鳴り物さんたちが花道からそろりそろりと出てきて位置につく。
そしてチューニングがすんだ頃、菊ちゃんが花道に立膝状態で座ると照明が照らされました。
国宝に指定されている能舞台に於いて、淡い黄色の着物にグレーの袴姿で凛々しく、そして神妙。
豊穣を祝う踊りがこの場にぴったりでした。

『船弁慶』
尾上菊之助:静・平知盛/市川團蔵:弁慶/河原崎権十郎:舟長/尾上右近:義経ほか

25分の休憩をはさんで菊ちゃんが静/平知盛の亡霊をつとめる『船弁慶』の始まり~。
四天王ではなくは2人の郎党。
舟子はおらず、舟長だけ。
義経・弁慶・家来の引っ込みが花道。
知盛の引っ込みが舞台上でぐるぐる廻って花道は鏡獅子のように後ろ向きですたたっーと入る。
などなど限られた空間の能舞台ではいつもとは違う演出ばかり。
前半のの部分は義経を慕う気持ちがすごく表現されていて別れるときの悲しさがぐーんと感じられました。
それにしても美しい静です。
尾上右近くんの義経も静への愛情が感じられ、前回亀冶郎の会で演じたときより男らしさが増してました。
恐るべし・・・
菊ちゃん、後半の知盛で登場したら、端正なお顔に隈取が少し細めでなんだか「キャッツ?」って感じてしまった。
でも声も踊りもすごい迫力で知盛の怨念があたりにいっぱい漂う張り詰めた雰囲気に。
すると、クライマックスに知盛の持つ薙刀がバーンと砕け散った(ように見えた)のです。
菊ちゃんの気迫が薙刀の刀部分を吹っ飛ばしてしまったようです。
あとは背負って引っ込むだけのとこでしたが先っぽがなく、棒だけになった薙刀を菊ちゃんは動じることなく裁いて引っ込んで行きました。
 ←朝日新聞掲載記事より
国宝の能舞台で荘厳な空気・・・うぅ、遥々来てよかった

鳥居がキレイに浮かび上がっている・・・感動
中秋の名月イブを祝し飲むとこを探すが、どこもお店が閉まってる・・・と一筋の灯りが

 錦水館本館にある居酒屋「まめだぬき」へ
 小海老の唐揚・・・大海老です。



『宮島歌舞伎2005』
2005年9月17日(土)-9月18日(日)
厳島神社能舞台