“もうっ,タイミング悪いなぁー”
散歩途中です。
狭い坂道を,下っています。
この道幅を,車で初めて通るには“勇気”のいる坂です。
その坂道を,“高級”乗用車が上がってきます。
運転しているのは,少し茶髪の男子で“困った顔”に見えます。
私がそのまま歩いて行けば,乗用車はバックするしかありません。
道は,ブロック塀と溝に挟まれていてバックは“きつい”んです。
「歩行者優先,車が下がれ」では,いくらなんでも若者がかわいそうです。
私が30mほど引き返せば,車を避けられるぐらいのスペースが有ります。
仕方無いので,私がそこまで移動することにします。
若者には,有り難がってもらわなければいけません。
足が痛いのは事実ですが,少しオーバーに足を引きずるように歩きます。
若者の車がゆっくりついて来ますが,エンジン音は静かです。
“若いのにハイブリッドの高級車に乗って”
“避けてやったぞ,頭ぐらいは下げて行けよ”
車が行くのを待ちますが,車は5m程手前で止まり,何故か若者が私を見つめます。
“なにしょうるんなぁ,さっさとすれ違って行ってくれりゃあええのに”
「ガラガラガラガラ」
音にびっくりして振り向くと,目の前のシャッターが開いてあがっていきます。
そうなんです。
私が気を利かせて車を避けた場所は,車庫前のスペースでした。
シャッターが開いたという事は,若者がリモコンでシャッターを開けたはずです。
私がそこに立っていれば,車は車庫に入れません。
その場所から少し離れます。
若者は,恐縮そうに頭を下げて車庫に消えました。
私が,気を利かせて“立ってた場所”が悪かった。
たった,それだけの事なんです。
ですが,私の“気分”はよくありません。
車は,ハイブリッドの高級車じゃないしぃー
リモコンシャッター付の,車庫もないしぃー
足も痛みます。
今日の散歩はもう止めです,引き返すことにします。
やれこら やれこら
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