やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

50年以上昔でも・・・

2015-06-06 07:34:08 | 今日のやれこら
空は,朝からどんよりしています。
天気予報では,9時前には降りだすそうです。

“雨が降る前に,行っとかないとなぁ”
明日は,母の三回忌法事の予定です。
先日,墓掃除は済ませています。
ここのところ日差しがきついので,花は前日にと思っていました。
住職への挨拶,本堂へのお供え物も持っていかなければいけません。

“雨は大丈夫そうだ,散歩を兼ねて,歩いて行こう”
空が少し明るくなりました。
お寺までは車で行かれますが,山裾を歩いて行くことにします。

子どもの頃に,狭い境内で野球をして遊んだ「神社」の前を通ります。
昔のお年よりは,必ず立ち止まり,深々と頭を下げて通った「神社」です。
少しだけ頭を下げて,通ります。

お墓の近くなった山裾の道を登って行きます。
道の左には,瓦がとれ半分崩れかけた土塀が続きます。


塀の中には,竹が生い茂っています。
この先を左に曲がると,山の斜面の墓地に出ます。

『空気がひんやりして,時代劇に出てきそうな雰囲気の坂道』
『この塀も「鬼平」に出てくる,「廃寺」の雰囲気ね』
『蝉しぐれの文四郎さんが,向うから歩いてきそう』
時代物好きな連れ合いは言いますが・・・

50年以上昔でも,
塀に乗り,塀をバックに,木切れを腰に差し,
「赤胴鈴之助」になり,「丹下作善」になり,「宮本武蔵」になり,
「時代物」の舞台には,十分なっていたんです。


「ハアハア,ハアハア,あー,シンド」
降りだした小雨の中を,お墓から急いで,駈け帰ったんです。

予報通り,9時過ぎには雨が降りだしました。
最近の,天気予報は正確です。
明日は,一日晴れの予報です。
少し暑そうですが,母の供養は無事出来そうです。