故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.317 「ミニハイキング」のお話。

2014年11月13日 | 日記

カナダの旅も4日目を迎えた。この日は午前8時にホテルを出発した。私達は「オタワ」から紅葉の名所である「アルゴンキン州立公園」まで約260㎞、4時間かけてのバスの旅を楽しむことになった。この公園は東京都の約3.5倍の面積(約7.700㎢)の中に2.000を超える湖沼がある。オンタリオ州で最も古くて面積が広い州立公園となっている。

 

私達は「ミニハイキング」を楽しみながら紅葉を満喫することになっていた。添乗員さんの事前説明では距離が1.9㎞、標高差70m、所要時間約1時間の≪入門者向け≫のハイキングコースで、頂上付近の景色は素晴らしいとのことであった。「ミニハイキング」コースの入口付近にバスが近づく頃、それまで強く降っていた雨も風も弱まって絶好のハイキング・コンディションとなった。

 

中高年のグループのため、普段スポーツに親しんでおられる人々が先頭に立つようになる。ほぼ毎日、バドミントンの練習をやっておられる女性やフィットネスクラブに通っている人が先頭に立って山を登って行った。途中、モミジのような真っ赤な葉は見られず、茶色の葉が木から落ちずに随所に残っている光景が見られた。落ち葉の絨毯を30分ほどゆっくりと登っていくと頂上が見えてきた。

 

頂上の一枚岩の上に立つと、小雨のパラつく中、眼下に黄色い葉の木々が風に揺れている光景が広がっていた。霧が少し晴れて更に木々の間から「湖」が顔を出した。参加者が口々に「素晴らしい」とか「キレイ」という声を発した。後でパンフレットを見た添乗員さんの説明では、このコースが≪入門者向け≫ではなく、≪上級者向け≫のコースであることが分かった。

添乗員さんの説明では所要時間約1時間の≪入門者向け≫のハイキングコースとのことであった。

ハイキングコースの頂上にある一枚岩。

ハイキングコースの頂上に立つ参加者。

木に打ち付けられた円形の青い印を目印に山を登っていく。

霧が少し晴れて更に木々の間から「湖」が顔を出した。

小雨の中、いよいよ下山を開始した。