雇用や経済格差と結婚の関係をずっと前から問題提起し、最近の傾向を見ながら、ふと思った。
一般にも年の差婚が流行っていて、だいたいは年上の男性で安定収入に年下女性の非正社員が結婚して専業主婦に落ち着くパターン。
そもそも、専業主婦になるのを「個人的に」あまり是としない私なので、「それで、ダンナが嫌になったら離婚できないじゃん、だーいじょうぶ~???」と思ってしまうのだが、年上男にはその時点ではメリットはあるかもしれないが、定年まで見ると、案外、若いやや低収入でもいけるのではないか?と。
かなりおおざっぱな計算である。
30歳女性と、30歳男性もしくは40歳男性の場合
①男性(30歳)年収300万円で60歳まで働くと生涯年収は9000万円
② 同 年収400万円なら 同1億2000万円
③女性も年収300万円で働き続ければ合計で同1億8000万円
④男性(40歳)年収1000万円で60歳まで働くと同2億円
・・・共稼ぎでいけば、年収300万円でも男性片働き1000万円と同等になる。
また、400万円あれば生涯年収で見ればそう悪くない
35歳女性と、35歳男性もしくは45歳男性の場合
①男性(35歳)が年収300万円で60歳まで働くと生涯年収は7500万円
② 同 年収400万円 同 1億円
③女性も300万円、男性も300万円の35歳 合計 1億5000万円
④男性(45歳)が年収1000万円で60歳まで 同1億5000万円
・・・女性が35歳で結婚する場合、年収300万円でも、同じ年、同じ年収の男性とずっと働くことができれば、年収1000万円の年上と結婚するのと所得は同じとなる。
つまり、晩婚なほど、共働きができれば男性の年収だけに頼らないでいれば、あんまり変わらないということで、実は、今が大変そうでも同世代の健康な仕事の意欲のある男性が相手であれば、結婚しても展望はあるということなのではないか!?!?
ということで、最終的には健康第一だと思ったのだが、目先の安定より、良い人と結婚し、男性の収入に頼らないのが一番である。
もちろん、共働きでも「妊娠解雇」や「職場流産」など問題が多発し、非正規だと雇用が打ち切られるリスクが大きすぎるのだが、40代男性はそれはそれで、違うリスクがあるので、あまり前提として比べない、おおざっぱな見方である。
何を言いたいのかといえば、結婚を諦めないで前向きにこう考えることもありかなと。。。