労働問題をライフワークにしている私でもちょっと、それって社会人としてどうなの?と思うことがここ最近は続いていているので、ブログに書いておこうと思う。
それというのは、原稿依頼や講演依頼で面識もないのに最初から最後までメール連絡のみで、直接、電話等で話すことをしない人が老若男女問わずに目立つのだ。
まず、失礼であるし、ご本人にとっても、きちんと擦り合わせをしないで大丈夫なのだろうかという疑問を感じてしまっている。
たとえば、私も編集部時代は原稿依頼を常にしている立場だった。ベストは挨拶に伺って話を聞く、相手が忙しければ電話で意思疎通をしたうえで依頼をメールかファックスする。というのが常識であるし、それを手抜きすれば、思ったような原稿が届かず、自分の仕事が失敗に終わる。メールだけでのやりとりとは、非常にリスクのある怖いものなのだ。
これが、相手のことが手に取るように分かるなど、仲の良い人なら「あり」なのだが、初対面で、たいして有名でもない私に対して、人によってはきちんと過去の記事も読まずに依頼してくるケースもあるのだ・・・。
それが、若い人に多いのかな、と思うと、意外や50代とか60代とか、年配の人にもいたりして・・・。
どうなっているんだろう・・・・。仕事のというか、労働者の質が劣化しているとしか思えないのだ。
それで、私はそういうことを放置できないたちなので、相手に不快感を示すのだが、それでも電話してこない人もいるし、指摘することでその後の関係が良くなる場合もある。だいたい、「お忙しいと思って」というのだが、それは言い訳に過ぎない。私もそういう失敗をしたことがあるが、「お忙しいと思って」は言い訳なのだ。まずは電話してみる。それでつながらなかったから、ということでメールやファックスを送るのが筋ではないか?
仕事をいただくことは大変ありがたいのだが、あんまり社会常識に欠ける人が窓口である場合は、ちょっとどうしようかな、と思い始めている。今まで、それでも講演などは当日に会ってみれば違った印象を受けるかもしれないと我慢してかすかな期待をしていたのだが、えてして、ルーチンで仕事の流れで講演依頼をしているような感じで、集会も熱がこもってない、こなす作業だったりして、会場にいっても、なんだか、面白くないのである。だから、そういう人が窓口の場合、これからは、ちょっと考えないとな・・・・と思っている。