小林美希の取材日記(つぶやき)

取材を通して思う素朴な疑問や、日々の出来事を紹介します。 

民法改正

2010-03-04 00:43:42 | Weblog
 選択制夫婦別姓や婚外子差別の撤廃を求める民法改正について、私ももと法学生のなかでも憲法ゼミ生としては、早期の成立を望んでいる。
 婚姻時にどちらか一方の姓を強制しているのは、先進国では日本くらい。民主的ではない。婚姻において別の名前の強制とは、戦時中の植民地支配で外国人に日本名を名乗らせることに匹敵するくらいだと私は思うが、長い慣習がそれを気づかせないだけではないか。選択できることに意味がある。例えば、私は小林美希であって、それ以外の何者でもない。そのくらい当たり前で普通のことが日本では通用しないのだ。
 年金の離婚分割の時も、自民党が「眠れる獅子を起こすな」とずっと言っていたと関係者は言っている。女性に権利意識を目覚めさせるなという意味だ。民主党も、けーっこう、そのタイプの議員がたくさんいる。どの議員がどの委員会でどんな発言をして感情的な意見を言って邪魔をしたか、実は、隠れたところで、いろいろ話題になっている。私が以前、その議員を調べたところ、金と女のスキャンダルを掴んだが、中途半端に小者で記事にならなかった。残念。ま、そういう記事は私のメーンでないので深追いもしなかったが。
 国際的にも女性差別につながると勧告を受けているのに、感情論で議論がいつまでも進まないのは、好ましくない。
 冷静に考えれば、例えば、多くの男性が女性の姓になることに抵抗感があるように、それは逆も一緒なのだから、選択して、今までのまま別の姓にすれば、すっきりする。じゃあ、子どもの姓はというのはまさに話し合いで、互いの価値観が分かるところ。多くの女性から、夫の本性は子どもが生まれてはじめて分かると後悔している声を聞くので(逆もあるだろうが)、子どもができてしまってから夫婦仲が悪くなり偽装夫婦を続けるくらいなら(これが、また多いこと、多いこと!)、最初から分かったほうがいいと思う。
 離婚の理由で多いのは価値観の相違や性格の不一致。家族を崩壊させるのは、そこであって、結婚前に不一致が分かれば別れて他の人を探せばいいことなので、ぴったりくる人と家族を作れば、崩壊を予防できる。
 私は大学時代、部活で無料法律相談の離婚担当だったので、言いたいことはたくさんあるなぁ
 離婚を想定した結婚前の自己防衛策もいろいろあるし。
 なんてことを、弁護士の友人とかと話すととても面白かったりする。