クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ヴァイオリン部門の予選

2015-08-19 | 上の娘ごと

少し前の話になりますが・・・

下の娘のコンクール予選があった翌日、今度は上の娘の予選がありました。

同じコンクールのヴァイオリン部門・大学生の部。

会場も同じ場所を選んだので、

私は2日連続で同じ会場に足を運ぶことに。

規模が大きなコンクールであることはわかっていましたが、

改めてチェックしてみるとやっぱり大きい。

ピアノ部門・高校生の部など、

東京の予選だけで、4ヶ所の会場で計12回も行われます。

東京は特別多いですが、ほとんどすべての都道府県で行われるのですから、

全国合わせると相当な人数です。

どうしても東京はレベルが高いので、わざわざ地方会場で申し込む人もいます。

少しでも広い門をくぐって全国大会に進みたいですからね。

まあ、うちの娘レベルではそんな面倒なことしませんけれど。

(ちょっとぐらい広くてもくぐれないってことですよー)

下の娘の予選の時には、高校の後輩や同じクラスの友達にばったり。

同級生のお母さんとは、私も理事同士、知った仲なので、

控え室でも結果を待つ間も、ひたすらおしゃべりしていました。

上の娘の予選の時には、4年生の先輩が一緒だったそうです。

それにしても、ピアノとヴァイオリンの控え室の様子は対照的。

ピアノは楽器がないので練習ができないのですね。

そのため、控え室内は静かです。

黙って精神統一しているか、

楽譜を見て注意点などを確認しているか、

机をピアノに見立てて弾いているか、

付き添いで来ているお母さんがドレスや髪のチェックをしているか。

それに比べて、ヴァイオリンの控え室のうるさいこと!

なーんてことを言ったら失礼なのですが、

ドアを開けた途端、音の洪水にドドーッと巻き込まれます。

参加者全員、自分の曲を本番さながらの気合で弾きまくっているのです。

もうその音の大きさたるや、音の多さたるや、大音響!

とてもとても、控室にはいられません。

私と伴奏者さんは、廊下のソファに座って待機です。

このコンクールの良いところは、課題曲が自由曲なことと、

曲あるいは楽章すべてを弾かせてくれること。

ピアノの場合はどんな時も必ずすべて弾かせられるのですが、

ヴァイオリンはなぜかなかなかすべて弾かせてくれないのですね。

試験は6分で切られますし。

今回は、シベリウスのヴァイオリンコンチェルト 第1楽章を約14分、

すべて弾くことができました。

それだけでも、価値があります。

しかしながら、練習量が少な過ぎて、完成度の低いこと、低いこと。

頂いた講評にも、課題がいくつも書かれていました。

いちいちごもっともな指摘です。

自分でもわかっていて、なかなか抜けられない部分であり、

なかなか越えられない壁だったりするので、ずっしり堪えたようでした。

本選は、10月初め。

ずいぶん先だわ。

それまでに1段でも2段でも上がっていたいものです。


秩父へ向かう道。




上長瀞駅の踏切からの風景。





ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!
   



合計5時間

2015-08-16 | 日記

ようやくここまで辿り着いた!

と、ワクワクしながら最前列で待っていると、

店員さんが暖簾の向こうから迎えに来てくれました。

「お待たせしました。どうぞこちらへ。」

暖簾の向こう側はさらに素敵なお庭が広がっていて、

その雰囲気を壊さないようにシンプルなテーブルとイスが

配置されています。

何組ものお客さんがかき氷を食べていました。

ここで頂くのも風情があっていいな、と思いましたが、

そこはそのまま通り抜け、案内された先はさらに奥に入った

なんとも趣のある古民家でした。

ここか!素敵!と思ったら、さらに奥に案内され、

「こちらです。」とようやく示された場所は、

今で言うテラスのような位置づけの、半屋内半屋外。

目に鮮やかな緑溢れた庭を眺めることができる開放的な空間でした。

とても良い場所に通されて、ますますワクワク感が募ります。







すぐ隣に見える屋内はこんな感じです。




並んでいる間にびっくりするほど年配の女性がオーダーを取りにいらしたので、

本日のメニューから、乙女のいちごミルク、メロン王子のリッチミルク、

こだわり白桃、宇治抹茶金時ミルクをお願いしました。

程なくして、そびえたつように高く盛られた輝くばかりに美しい純白の氷が

運ばれて来ました。



ワクワク感最高潮w

シロップはすべて別添えです。

まずは、氷だけを一口。

ふんわりとした食感を感じたと思ったら、途端に消えてしまいました。

口解け、早っ!

その後はシロップを少しずつかけて頂きました。

いちごミルクとメロンミルクは、果物の味と香りを濃厚に感じつつ、

さらっとしたミルクでまろやかに仕上がっています。

桃は、ミルクなしで、素材の良さがダイレクトに伝わります。

宇治抹茶は、抹茶がとろっととても濃い。

どれも甲乙つけがたい美味しさでした。



車で2時間半、行列に2時間半、合計5時間かけて辿り着いたお味は絶品でした。



ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!
   




天然氷のかき氷屋さん

2015-08-15 | 日記

更新が滞ってしまい、すみません。

いろいろ書きたいことはあるのですが、

なかなか時間が取れなくて・・・

今週、夫は夏休みです。

9連休です。

夫は、一切、全く、何一つ、これっぽっちも家事をしない人なのですが、

私が忙しく動き回っている中、とても暇そうにしていたので、

1つ、お手伝いをお願いしました。

お風呂掃除です。

やったことがないので、やり方、注意点を箇条書きにして手渡し、

私は外出しました。

帰宅して、浴室をのぞいてみると、マジックリンと大小2本のブラシが

床に所在無げに転がっていました。

夫はバツの悪そうな顔をして、言いました。

「途中まで頑張ったんだけど、腰が痛くなって最後までできなかった。」

はいはい、そうですか。

あなたには難易度の高いお手伝いでしたね。

頼んだ私が間違っていました。


火曜日、家族で秩父に行って来ました。

お目当ては、この時期、待ち時間2時間は当たり前の有名かき氷屋さん。

秩父山系の雪解け水から手間と時間をかけて作られた天然氷を使用した

絶品かき氷です。

阿佐美冷蔵さん。



氷はもちろんのこと、シロップも天然素材にこだわったオリジナル。

本店と支店があるのですが、この日は支店が定休日だったため、

より行列が長かったかもしれません。

こんな感じ。








この日も猛暑だったので、かき氷に辿り着くまでに

うっかり熱中症で倒れてしまいそうな勢いでした。



古い民家がそのままお店になっており、行列も広いお庭内。

田舎っぽい雰囲気が良いです。




こちらは出口。




私達は結局、2時間半くらい並んだのかな。

ようやく入口に辿り着きました。





ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!
   




6年ぶりの再会

2015-08-09 | 上の娘ごと

フランス駐在時代に娘たちがお世話になったヴァイオリンのM先生が一時帰国され、

プチコンサートを開かれるというので、本日上の娘と2人で行って参りました。

下の娘はというと、友達と西武園遊園地のプールへ遊びに行ってしまいました。

会場は広尾の小さなホールでしたが、チケットは完売、ぎっしりの満席でした。

M先生は、芸大在学中にフランス政府留学生としてパリ国立高等音学院に入学、

首席で卒業、その後同校大学院に初の外国人として入学された超優秀な方。

フランス人のご主人は、フランスの某有名プロオーケストラの首席チェリストです。

お二人揃って5年ぶりに一時帰国され、

共にピアニストである妹さんご夫婦と一緒に4人で、

素敵なプチコンサートを開かれました。

曲目は、

フォーレ 「夜想曲」op.33-3  ピアノ

フォーレ 「ドリー」op.56より4曲  ピアノデュオ

エルガー 「愛の挨拶」  ヴァイオリン・ピアノ

ヘンデル 「ヘンデルの主題によるパッサカリア」 ヴァイオリン・チェロ

休憩を挟んで

サン・サーンス 「アレグロ アパシオナート」op.43  チェロ・ピアノ

グリエール 「ヴァイオリンとチェロのための8つの二重奏曲」op.39

ハイドン 「ピアノ三重奏曲」op.73  ピアノ・ヴァイオリン・チェロ

アンコール曲は、ブラームス 「ハンガリー舞曲 第6番」でした。

チェロは申し分のないプロ中のプロの素晴らしい演奏でしたし、

M先生の美しい音色と丁寧な演奏は、とても懐かしいものでしたし、

妹さんご夫婦のピアノも息がぴったりで素敵でした。

演奏終了後に、妹さんが、

「小さい頃からずっと憧れ続けて来た姉です。

 そんな姉と義兄と夫という3人の尊敬する音楽家と共演できたこと、

 とても嬉しく思います。・・・・・」

と挨拶されていました。

それを聞いて、演奏の余韻と相まって、なぜか涙が流れてしまった私です。

M先生ご姉妹は、失礼ながら、ある程度のご年齢なのですが、

小柄で可愛らしく、柔らかい雰囲気をお持ちで、よく似ていらっしゃいます。

特別優秀でてきぱきしたお姉さんを慕う、お茶目でおっとりした妹さん。

とても素敵な関係で、微笑ましく思いました。

演奏後、ちょっとしたお茶会が開かれ、

M先生と6年ぶりにお喋りをすることができました。

娘たちの近況については、季節のお便りでお知らせしているのですが、

お顔を見てお話しできて、嬉しかったです。

それにしてもM先生もご主人も、6年前と全くお変わりないのです。

6年もの歳月が経っているというのに、時の流れが止まっているかのようでした。

娘が中学2年生から19才になり、確実に様変わりしていることの方が不思議でした。


広尾の「Segafredo」でパニーニ。




ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!
   




楽器体験工房

2015-08-06 | 上の娘ごと

2年生になってから、急にオケや室内楽の活動が増えた上の娘。

週に1度、数時間のバイトさえも入れられなくなって来ました。

普通の大学生であれば、交遊費、サークル活動費くらいは、

バイトで簡単に稼ぐことができるし、

もう少し頑張れば、合宿代や服代だって出ることでしょう。

大学生にとっては、授業と同じくらい当たり前のバイト。

それができないというのは、親にとっては非常に痛い

音大生、特に弦楽器専攻なのに、せっせとバイトに精を出せてしまうというのも、

それはそれで問題かもしれませんが、

娘と同じようにオケや室内楽をいくつも抱えていても、

上手くバイトを組み込んで頑張っている子たちがいるのも事実。

要は時間の使い方なのかもしれませんが、なかなか難しい課題です。

夏休みのように、時間がたっぷりある時こそ頑張り時です。

先日は、面白いバイトのお話を頂いたので、一も二もなく引き受けていました。

「夏休み特別公演 N響ほっとコンサート」というN響の公演の中に、

「N響メンバーによる楽器体験工房」というプログラムがありまして、

そのお手伝いをするというものです。

拘束時間は朝から晩までとかなり長かったのですが、

実働は3時間ほど。

午前中にゲネプロがありまして、それはすべて鑑賞させてもらえたそうです。

「Let's enjoy FILM MUSIC ♪」というタイトルで、

N響には珍しく、クラシックではなく映画音楽の名曲集という曲目。

ゲストは、May J.。

「アナと雪の女王」「レ・ミゼラブル」「タイタニック」を歌ったそうです。

ゲネプロだというのに、力を抜かず、本番同様の熱唱だったそうです。

彼女は音感がきちんとある上、

しっかりオーケストラの音を聴くことができる人だそうで、

娘は「すごかった! 感動した!」と興奮した様子で話してくれました。

席が残っていれば、本番も観ても良いということだったのですが、

残念ながら、満席だったのでそれは叶いませんでした。

肝心なお仕事の方ですが、

「N響メンバーと一緒に、見て、触って、音を出してみよう!」

ということで、娘はヴァイオリンのコーナーでお手伝い。

数ある楽器コーナーの中で、ヴァイオリンコーナーが一番人気だったとか。

小さなお子さんから大人まで長蛇の列ができていたそうです。

基本的には、N響の錚々たるメンバーが担当されるのですが、

恐れ多くも、うちの娘も小さい子たちを中心に担当しました。

N響メンバーではないのにいいのか?とも思いますが、

ま、いいのでしょうw

中には、音大を目指しているような中学生くらいのお子さんもいて、

いきなり難しいテクニックの質問をされ、あたふたしてしまったりもしたとか。

初めて楽器に触れた小さなお子さんでも、最初からきれいに音を出せる子もいれば、

なかなか音を出せない子も。

それでも、どの子も自力で音を出せると、キラキラした笑顔を見せてくれて、

それがとても嬉しかったと言っていました。

天下のN響のメンバー(さすがにコンマスは不在でしたが)が

子供や初心者に指導をするのを横目で見ながら、娘は、

「私こそ指導してもらいたいよ!」とずっと思っていたとか。

そりゃそうでしょうねー


空き時間に、渋谷で有名なソフトクリーム屋さんへ。

       

同じ音大の男子3人と一緒に。


ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!