フランス駐在時代に娘たちがお世話になったヴァイオリンのM先生が一時帰国され、
プチコンサートを開かれるというので、本日上の娘と2人で行って参りました。
下の娘はというと、友達と西武園遊園地のプールへ遊びに行ってしまいました。
会場は広尾の小さなホールでしたが、チケットは完売、ぎっしりの満席でした。
M先生は、芸大在学中にフランス政府留学生としてパリ国立高等音学院に入学、
首席で卒業、その後同校大学院に初の外国人として入学された超優秀な方。
フランス人のご主人は、フランスの某有名プロオーケストラの首席チェリストです。
お二人揃って5年ぶりに一時帰国され、
共にピアニストである妹さんご夫婦と一緒に4人で、
素敵なプチコンサートを開かれました。
曲目は、
フォーレ 「夜想曲」op.33-3 ピアノ
フォーレ 「ドリー」op.56より4曲 ピアノデュオ
エルガー 「愛の挨拶」 ヴァイオリン・ピアノ
ヘンデル 「ヘンデルの主題によるパッサカリア」 ヴァイオリン・チェロ
休憩を挟んで
サン・サーンス 「アレグロ アパシオナート」op.43 チェロ・ピアノ
グリエール 「ヴァイオリンとチェロのための8つの二重奏曲」op.39
ハイドン 「ピアノ三重奏曲」op.73 ピアノ・ヴァイオリン・チェロ
アンコール曲は、ブラームス 「ハンガリー舞曲 第6番」でした。
チェロは申し分のないプロ中のプロの素晴らしい演奏でしたし、
M先生の美しい音色と丁寧な演奏は、とても懐かしいものでしたし、
妹さんご夫婦のピアノも息がぴったりで素敵でした。
演奏終了後に、妹さんが、
「小さい頃からずっと憧れ続けて来た姉です。
そんな姉と義兄と夫という3人の尊敬する音楽家と共演できたこと、
とても嬉しく思います。・・・・・」
と挨拶されていました。
それを聞いて、演奏の余韻と相まって、なぜか涙が流れてしまった私です。
M先生ご姉妹は、失礼ながら、ある程度のご年齢なのですが、
小柄で可愛らしく、柔らかい雰囲気をお持ちで、よく似ていらっしゃいます。
特別優秀でてきぱきしたお姉さんを慕う、お茶目でおっとりした妹さん。
とても素敵な関係で、微笑ましく思いました。
演奏後、ちょっとしたお茶会が開かれ、
M先生と6年ぶりにお喋りをすることができました。
娘たちの近況については、季節のお便りでお知らせしているのですが、
お顔を見てお話しできて、嬉しかったです。
それにしてもM先生もご主人も、6年前と全くお変わりないのです。
6年もの歳月が経っているというのに、時の流れが止まっているかのようでした。
娘が中学2年生から19才になり、確実に様変わりしていることの方が不思議でした。
広尾の「Segafredo」でパニーニ。
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