少し前の話になりますが・・・
下の娘のコンクール予選があった翌日、今度は上の娘の予選がありました。
同じコンクールのヴァイオリン部門・大学生の部。
会場も同じ場所を選んだので、
私は2日連続で同じ会場に足を運ぶことに。
規模が大きなコンクールであることはわかっていましたが、
改めてチェックしてみるとやっぱり大きい。
ピアノ部門・高校生の部など、
東京の予選だけで、4ヶ所の会場で計12回も行われます。
東京は特別多いですが、ほとんどすべての都道府県で行われるのですから、
全国合わせると相当な人数です。
どうしても東京はレベルが高いので、わざわざ地方会場で申し込む人もいます。
少しでも広い門をくぐって全国大会に進みたいですからね。
まあ、うちの娘レベルではそんな面倒なことしませんけれど。
(ちょっとぐらい広くてもくぐれないってことですよー)
下の娘の予選の時には、高校の後輩や同じクラスの友達にばったり。
同級生のお母さんとは、私も理事同士、知った仲なので、
控え室でも結果を待つ間も、ひたすらおしゃべりしていました。
上の娘の予選の時には、4年生の先輩が一緒だったそうです。
それにしても、ピアノとヴァイオリンの控え室の様子は対照的。
ピアノは楽器がないので練習ができないのですね。
そのため、控え室内は静かです。
黙って精神統一しているか、
楽譜を見て注意点などを確認しているか、
机をピアノに見立てて弾いているか、
付き添いで来ているお母さんがドレスや髪のチェックをしているか。
それに比べて、ヴァイオリンの控え室のうるさいこと!
なーんてことを言ったら失礼なのですが、
ドアを開けた途端、音の洪水にドドーッと巻き込まれます。
参加者全員、自分の曲を本番さながらの気合で弾きまくっているのです。
もうその音の大きさたるや、音の多さたるや、大音響!
とてもとても、控室にはいられません。
私と伴奏者さんは、廊下のソファに座って待機です。
このコンクールの良いところは、課題曲が自由曲なことと、
曲あるいは楽章すべてを弾かせてくれること。
ピアノの場合はどんな時も必ずすべて弾かせられるのですが、
ヴァイオリンはなぜかなかなかすべて弾かせてくれないのですね。
試験は6分で切られますし。
今回は、シベリウスのヴァイオリンコンチェルト 第1楽章を約14分、
すべて弾くことができました。
それだけでも、価値があります。
しかしながら、練習量が少な過ぎて、完成度の低いこと、低いこと。
頂いた講評にも、課題がいくつも書かれていました。
いちいちごもっともな指摘です。
自分でもわかっていて、なかなか抜けられない部分であり、
なかなか越えられない壁だったりするので、ずっしり堪えたようでした。
本選は、10月初め。
ずいぶん先だわ。
それまでに1段でも2段でも上がっていたいものです。
秩父へ向かう道。
上長瀞駅の踏切からの風景。
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