帰り道は
2022-06-15 | 日記
すみだトリフォニーホールには、夫のお父さ
んも来ていました。
お隣の席なので、一緒に鑑賞しました。
お若い頃からずっとスキーやテニスをされて
いるだけあって、変わらず足腰はしっかり、
表情も明るく、とてもお元気そうです。
夫の実家は我が家と同じ路線で、駅も数個し
か離れていません。
錦糸町からだと帰りのルートが何通りかある
ので、「帰りはどのように帰られますか?」
と聞いてみました。
すると、「錦糸町の駅前から大塚駅までバス
が出ているので、それに乗って行こうと思い
ます。」と。
電車しか頭になかったので、ちょっとびっく
り。
「バス、いいですよ😊 時間は少しかかるけ
ど、窓からの景色を眺めるの楽しいですよ😌
どう?一緒にバスに乗って行きませんか?」
とのお誘い。
バスに乗ることはほとんどない私、ゲリラ豪
雨の後で爽やかに晴れているし、時間もまだ
早いし、それもいいかもしれないなと思い、
下の娘にも同意を得て、お父さんと一緒にバ
スで大塚駅まで行くことにしました。
錦糸町駅に着くと、ちょうどお目当てのバス
が来ていたので、乗り込むと、すぐに発車と
なりました。
お父さんは退職後、錦糸町付近の中小企業の
コンサルタントをしていらしたので、この辺
りは詳しいのだそうです。
バスが走り出して間もない頃、公園が見えて
来ました。
「この辺は東京大空襲の被害が特に酷くて、
当時この公園には1万体以上の焼死体が埋め
られたそうですよ。」
一瞬、フリーズ❄️
急な情報にびっくり😳
今は緑も多く、日差しも明るく、休日の午後
を楽しむ家族で賑わうこの公園が!?
全く知らなかった…
私の世代ってもしかすると戦時下の日本の悲
惨さをあまり教えられていない世代のような
気がするのですよね。
私が中高と私立の女子校に行ったからかもし
れないですが、写真等も見せられたことがな
い…
娘たちの方が学校で多く取り上げられていま
した。
気になって後で検索してみたところ、その公
園に仮埋葬されたご遺体は、戦後他の場所に
移され、都内の納骨堂に納められたとのこと
でした。
バスは大塚駅まで特に渋滞に巻き込まれるこ
ともなく、到着。
途中、蔵前や御徒町、春日などを通り、なか
なか楽しかったです。
ここでお父さんとお別れ。
娘と私は、「a la campagne」でお茶をしま
した。

大きなカフェオレボールに入っているのは
アッサムティーです。

鳥型の器具には一切れのレモンが入っていて
嘴から絞られたレモン汁がかわいらしく出て
来ます。