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クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

夏の音楽塾 その4

2019-09-06 | 上の娘ごと

食事会では、音高時代のY先生の逸話を親友のお

二人がいろいろ聞かせてくださったそうなのです

が、そのエピソードが流石すぎて、やっぱり天才

は違うなぁと改めて思いました。

その中から2つ紹介したいと思います。

音高1年の時、Y先生が突然、「ちょっと学生音コ

ン受けて来る」と言って、学校を休んだそうで

す。

学生音コンとは、全日本学生音楽コンクール全国

大会のことで、国内で最も権威があり、最難関の

学生音楽コンクールです。

それまで、Y先生が学校でヴァイオリンを練習して

いる姿を一度も見たことがなかったお二人は、い

ったい何を言い出すんだ?と思ったそうなのです

が、Y先生は全国第1位を獲得して帰ってきたそう

です。


Y先生は音高に入るまで一度もピアノに触ったこと

がなく、音高に入って最初のピアノのクラス分け

テストでは、「ラ」の音をポーンと一音出しただ

けですぐに席を立ったそうです。

結果は当然一番下のクラス。

しかしその後、ヴァイオリンは決して人前で弾か

ないY先生が、ピアノは毎日練習するようになり、

みるみる上達、短期間でピアノ科並みに弾けるよ

うになり、ついにはヴァイオリン科の学生のコン

チェルトの伴奏まで引き受けるようになったそう

です。



Y先生は学生を写真に撮るのがお好き。

しかも撮った写真はまめにきちんと送ってくださ

います。

その中の一枚。



チェロの先生が塾生3人の写真を撮っている様子

をその後方からY先生が撮ったもの。

ちなみに料理のお写真も全てY先生の撮影です。