高野連:野球留学…流出選手最多は大阪府、流入最多は愛媛
第88回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の開幕を6日に控え、日本高野連は5日、今夏の地方大会に登録した全国4112校の選手の出身県を調べた野球留学の調査結果を発表した。隣接都道府県を除き、都道府県外に流出した選手が最も多いのは大阪府、流入した選手が最も多いのは愛媛県という実態が浮かび上がった。
調査によると、地方大会に登録した選手総数は7万6374人で、県外の中学出身者は3096人。このうち、隣接県以外の県外出身者は1260人にのぼった。
大阪府は流出人数が突出して多く409人。2位は兵庫県の128人、3位は神奈川県の91人、4位は東京都の82人となっており、甲子園のおひざ元である大阪、兵庫の中学球児の流出が多いことがデータとして裏付けられた。
流入で最多の愛媛県は73人で、特に四国、中国各県の多さが目立つ。四国は香川県が54人、高知県が34人、徳島県が21人と4県で182人。中国地方も島根県が55人、岡山県が52人など5県の合計が189人と多い。近年は東北地方に野球留学する選手も増えており、山形県が56人、青森県が34人、岩手県29人、宮城県が18人となっており、東北6県の合計は142人。都道府県別の上位5位は愛媛県、東京都(65人)、山形県、島根県、香川県の順だった。
日本高野連は昨年6月に野球留学検討委員会を発足させ、その実態を調べた上で野球留学の是非を議論していく。【滝口隆司】
毎日新聞 2006年8月5日 19時23分
アツい夏の甲子園が開催されていますが、開幕前8月5日に高野連が野球留学の実態を公表していた。
昨年10月にNHKのクローズアップ現代で特集しており、その際このブログでも野球留学についての感想を書かしていただいたので、今回はコメントについては省略する。
毎日新聞の記事を読んで驚かれた人も数多いと思われる。
やはり注目は野球大国「大阪・兵庫」の流出の多さであろう。
実は、プロ注目の駒大苫小牧の田中投手も兵庫の出身である。
おそらく高野連の落としどころは、
『ベンチ入り外国人選手登録は、3名まで』
といったところであろうか。
熊本は蒸し暑くて、夕方になるとスコールのような雨がボトボトーって降ってきます。。
高校スポーツにおける越境入学ですねー
学校側も進学者もそれぞれの立場で、経営・生活・将来性などを考慮して選択してるんでしょうね。。
個人的に選手達には生まれ育った県で頑張って欲しいんですが、生徒自身が「あそこでやりたいんだ!!」って強い意志があれば、それはそれでイイのかなーとも思います。
この問題については経営や家庭環境などが絡んでるから、高校サッカーファンの私としても難しい問題だと認識してます。。
ただ学校側からの積極的なアプローチは、あまり気持ちのいいものじゃないかなー。。
本当に難しいですよね。
留学する子が2、3人くらいの目立たないうちなら何ら問題がなかった思います。
しかし、逆に地元の子が2、3人となると問題になりますね。
プロを目指す子は、甲子園には絶対に行きたいですからね。
甲子園というイベントが国民的大行事になってしまったのが一番の問題だと思います。
われわれは、リトルリーグに入る人なんて200人いてたった一人という地域でしたし、となりの市に唯一あったチームしかありませんでした。野球を良い環境でさせたい、などの思いから近隣都道府県への流出が多いのかな~なんて思ったりしました。
以前のような単なる高校スポーツとしての大会の意味合いがうすれている今では仕方のないことかと。
高野連もプロ野球界との関わりを一切たち、選手同士の交流は、ご法度とされているし、ましてや、Jrユースなんて構想がプロ野球の世界には存在しないので、高校野球にかける思いは必死なものかと。
高校野球がこのような世界(環境)となって、おそらく後戻りはできないでしょうね。
ただ何となく私が感じるのは、高校において卓球、バレーボール、バスケットボールなどあるけれど、野球だけが異常な扱いを受けていると思うし、高校スポーツにおいて優劣は絶対ないはずである。
きっと卓球で全国制覇をしても何もないんだろーな、と。
プロがある・ないはあるだろうが、周りの社会(大人)に踊らされていると思うのは私だけであろうか。
私はひねくれ者だ。