部活サッカー vs クラブユースサッカー

今年の高円宮杯は滝川第二の優勝で幕を閉じたが、決勝ラウンドに入り

　横浜Fマリノス　→　サンフレッチェ広島　→　ガンバ大阪　→　名古屋グランパスエイト

というＪユースの中でも強豪のチームを倒しての優勝は、大変価値のあるものだったと思う。
プリンスリーグから高円宮杯へと続く大会は、クラブユースと高校サッカーが対戦できる数少ない大会であり、最強の18才以下を決定する大会として認識されている。

　◆部活サッカー　　　　　　根性・気合・華やか

　◆クラブユースサッカー　　サッカーエリート・裏街道

というイメージが私にはある。
クラブユースの選手はよく、「高校チームには絶対負けたくない」と言う。
それは、プライドと僻みも少しある事だろう。

高円宮杯開催期間中に朝日新聞紙上で帝京高校監督を38年間務め、昨年からヴェルディユースのアドバイザに就いた　古沼貞雄氏　が日本のU-18について語っていた。（要約）

• 能力のある選手は中学時代からJジュニアユースに流れる
• 野洲（滋賀）、国見（長崎）、鹿児島実業が強いのは、地域にJユースがないから
• Jユースは環境に恵まれている。芝のグラウンド、プロコーチ・・・
• 常に学校で生活を共にする高校サッカーに比べ、Jユースは人間教育がやりにくい

と語っていた。
やはり、難しいのはエリート達の人間教育だという。


次に部活サッカーとクラブユースサッカーを私なりに比較してみた。

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┃　　　　　　　　┃高校サッカー（強豪校）┃　　クラブユース　　　┃
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┃練習時間　　　　┃16:00－20:00　　　　　┃18:00－22:00　　　　　┃
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┃練習グラウンド　┃土　　　　　　　　　　┃芝（天然・人工）　　　┃
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┃選手数　　　　　┃60人以上　　　　　　　┃30人くらい　　　　　　┃
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┃プレースタイル　┃カウンター・速攻　　　┃ポゼッションサッカー　┃
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┃前職　　　　　　┃中学・ジュニアユース　┃ジュニアユース　　　　┃
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費用（お金）の面については、クラブユースがどれだけ掛かるか分からないため表していない。
高校サッカーについても近頃は遠征が頻繁にあり、かなりの金額が掛かってしまう。

優劣を語るつもりは毛頭ない。
その選手に合った進路に進むべきだと思う。（クラブユースはセレクションがあるが）
プレースタイル、学業、費用等　も勘案しなければいけない。

　　選手権も近いし、Jユース杯も開催中なので、ついこのような事を考えてしまいました。