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ゴールデンタイムに卓球という意外性。
世界卓球2006がドイツで地味ぃーに開催されていた。
新聞テレビ欄のテレビ東京のサブタイトルが何とも刺激的だ。
『エース福原&日本に驚異の刺客!ロシアの卓球魔女とは何者だ!? 35年振りの世界一へ難関突き破れ!』
とまるで火サス状態。
放送内容は女子バレーに負けないほど劇画チックだし、選手のキャッチコピーがすごい。
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◆敵国(対戦国)
・ロシアンカッター1号、2号
・テキサスの熟女学生
・中国産の重戦車
・スロバキアの巨神兵
・トップスピン魔女
相手国の選手は徹底してヒールに仕立てあげている。
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◆日本
・金沢-中国5千年の大和魂
・平野-ど根性武士道
・藤沼-静かなる闘将
・福原-日本のエース
とおとなしいというか相手に比べて何ともズルイ。
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テレ東の狙いは
愛ちゃん vs 悪者連合
で愛ちゃんが悪者をバッタバッタと退治するという構図が出来上がっている。
日本は選手層が厚く確かに強いし、愛ちゃんももちろん強い。
愛ちゃんが卓球ニッポンの功労者ということは日本中の誰もが認めていることだし、日中友好の懸け橋としての貢献度はすごいと思う。
しかし、試合よりも印象深いのはベンチの雰囲気。
監督、コーチ、選手達はお行儀よく椅子に並んで座って試合を見守っており、日本選手が得点すると皆、頷きながら拍手をする。
監督なんかはまるで、どこかの国の将軍様のような趣き。
この辺りが卓球がメジャーになれない原因の一つなのかと思う。
10年くらい前にとんねるずのテレビ番組で石橋貴明に卓球で泣かされていた頃の
『泣き虫愛ちゃん』
が今は懐かしい。
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