一年振りに代々木体育館に戻ってきた春高バレー。
生憎の雨模様で肌寒い天候でしたが、今日から開幕とあって開会式には立見も出る盛況ぶり。やけに混んでいると怪しんでいたらやっぱり。普段あまりバレーボールとは縁の無いような少女達がお手製のプラカードにお手製団扇。お目当ては開会式直後に行われたフジTVではお馴染みのジャニタレによるコートで歌って踊るあれ。
なるほどね。
バレーは基本的に好きなのだが、何かいつも引っ掛かるものがある。
・ジャニタレによる過剰過ぎるテレビ局の演出。
・後ろの観客に優しくないスティックバルーンによる応援。
・何十年と続いている時代遅れの応援。 ニッポン、チャチャ...
あーぁ、他にもまだあるけど・・・イイヤ
日時:平成20年 3月20日(木)
会場:国立代々木競技場・第一体育館
細田学園 2 [25 - 22] 0 佐賀北 [25 - 20] ※2回戦日程:2008年 3月22日(土) ・第1試合(女子第2回戦) Bコート 10:00 四天王寺(大阪) × 細田学園(埼玉) <<細田学園Start>> ~~~~~~~~~~~~~~~~ │ │ │ ②石橋 ④大越 ⑥平井 │ │ │ ┼─────────────┼ │ │ │ ⑦清水 ⑤濱地 ⑧荒木夕│ │ │ │ │ └─────────────┘ ①荒木絵
今の女子バレーでは、ジャンプサーブ・フライングレシーブ・ブロード攻撃なんて当たり前。
オープン攻撃でも平行っぽい低いトスが主流。
チャンスボール以外の苦しい時でもクイックを使えるチームはやはり強い。
速攻でも、クリーンヒットは必要ない。
守備陣形が整う前に相手コートに落とすだけで決まってしまうのだから。
◆第1セット 序盤から佐賀北のセンター攻撃・軟攻にペースを掴めない細田。 一時は 8-12 と危険な点差にまで離されてしまう。 この苦しい時によく決めてくれたのがライトの平井。 そして徐々にレシーブも安定を取戻し、大越、濱地の速攻が決まりだす。 センターが使えるようになり楽になったのが石橋、荒木夕の両エース。 19-19 でついに佐賀北を捉え、最後は荒木夕がサービスエースを決めた。 最後は 25-22 で細田が第一セットを先取した。 ◆第2セット センター大越とレフト石橋が序盤から決め 8-5 とリードする。 しかし、ここからポイント連取されあっという間に同点。 ここからシーソーゲームで15点までもつれる。 が、大越のダイレクト、ブロックと平井のアタックで粘る佐賀北を突き放す。 調子が出ないながらも、何とか一回戦を突破した細田。 やはり、もう少し相手ブロックをセンターに引き付けておいてから、 両エースにオープンを楽に打たせてあげたい。 そのためにはクイックが入っていける正確なレシーブが鍵となる。 次の二回戦の相手は難敵である大阪の強豪 四天王寺。 ベスト4に向けて最初のヤマとなる。
実は今日、もう一つ注目していたチームがあった。 北北海道代表の旭川実業高校。 道予選準決勝で廃校が決定し最後の春高に賭けた妹背牛商業を降しての出場。 残念ながら千葉代表の市立船橋に逆転負けで涙を飲んだ。 敗因は、相手の速攻にブロックがついて行けなかったこと。 そして攻撃でもクイックが使えなかったこと。 全国大会では、オープン攻撃だけでは勝ち上がることはできません。 来年以降の奮起に期待します。