MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ベル・カント とらわれのアリア

2020-04-26 21:27:03 | 洋画
GEOさんにオールインの新作をレンタルしに行ったら
”おそかりし由良助“状態で見たい作品は先にレンタルされてて
3本しか借りられずに、後はセットの1000円にすべく仕方なくレンタルしたのがこの作品
最近でも「ホテル・ムンバイ」とか、「エンテベ空港の7日間」と言った
事実をもとにしたテロ事件の映画を見てきてまして
 
ジャケットになんと我らが世界の渡辺謙さんがジャケットの表紙に鎮座ましましていらっしゃるし
普段あんまり裏面の梗概読まないんだけども、
“1996年にペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件に着想を得た”ってってとこだけ読んでこれも事実を基にした人質テロ事件の映画化で
謙さんが駐日大使かなんかだろうってだけで深く考えずにレンタルしてきちゃったんだけども
 
どうやら日本大使館占拠事件をヒントにしたアン・パチェット原作のベストセラー小説を映画化した作品だったんですね
で、ジュリアン・ムーアが主演に映画
そう邦題の「ベル・カント」で気付くべきでした
テロ事件と何にも結びつかないですよんる
”ベルカント“って、いわゆる歌唱法の名称で、体っていうか人間の肉体全体を共鳴させて歌う歌唱方法
そうオペラなんかでマイク使わずに会場全体に生声を響かせる歌唱のことだったんですね
 
一応南米の仮想の国家、マスダ大統領が納めてる架空の国
そこに治水工事を請け負った日本の企業家が副大統領邸を借りて
現地の名士や各国の大使など多くの招待客を集め日本人企業家のホソカワが愛してやまないソプラノ歌劇歌手のロクサーヌ・コスを招いて彼女のコンサートを開いたものの
オペラに興味のないマスダ大統領はズル休みしてしまう
 
しかしそれを知らないテロリストたちがコンサート最中になだれ込み、
副大統領邸を占拠、彼らは人質にされてしまう
大統領を探すが居ない訳で、そこに交渉人として赤十字からやってきた男と交渉が始まり
大統領暗殺の目的が果たされなくて
テロリストは拘束されてる政治犯と人質との交換になっていく
 
だが、政府との交渉は平行線が続き、事態は長期化の様相を見せ初めて
たった一人女性で人質として残されたオペラ歌手と日本人企業家の渡辺謙とジュリアン・ムーアとの恋が始まり
渡辺謙に従う通訳で役名がなんとゲンワタナベって笑える加瀬亮と
長期の籠城期間の中でテロリストのカルメンとの間に恋が芽生えたり
テロリストの一人がベルカント唱法ができててジュリアン・ムーアにオペラを本格的に習ったりと
40日以上の拘留期間にテロリストたちと、教養にあふれた人質たちちの間に親子や師弟のような交流が生まれ始めていくのであった
 
ってことで描かれる視点は副大統領公邸の中に限定されてて
外で政府がどうテロ対策を練っていたのかわからないまま
副大統領公邸にテロ対策班が突如突入し・・・
 
渡辺謙さんは犠牲になっちゃうんですね
でもその前に憧れのオペラ歌手と愛を交わされててよかったよね
原題「Bel Canto」が示すとおり、架空の人物にの一オペラ歌手の目を通して描かれた人質籠城テロ事件の顛末に終わってるんですが
 
テロ犯も人質みんな普通にの人間であって長く一緒にいると、そこに人間としてのテロとか人質とか政治的な垣根がいつの間にか消えているというきとを訴えた映画だったようです
もちろんジュリアン・ムーアの歌声は吹き替えでしょうが
おっぱいってもドレスから見て取れる上乳の見事な谷間は本物だよねぇ
 
2018年製作、アメリカ映画
ポール・ワイツ脚本・監督作品
出演:ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、ソービョルン・ハール、オレク・クルパ、エルザ・ジルベルスタイン、テノッチ・ウエルタ・ジョニー・オーティズ
コメント
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侵入する男

2020-04-26 00:00:11 | 洋画未公開
自粛休業する前にTSUTAYAさんでこのDVDのリリースジャケットをチラッと見た時に
発掘良品でこんなのをリリースしたんだって思ったんで
一瞥だけでスルーしていましたが、コチラにコメントを寄せてくださる「 銀幕大帝α」さんが記事にされてて
なんと新作未公開作品であることを知ったんですが
レンタルしようと思ったら、これがGEOさんでもずっとレンタル中で
ようやっとレンタルできました
 
なぜこのような7、80年代のジャーロ映画みたいなジャケット絵面にしたんでしょうかねぇ
完全に過去作品だって思い込んでしまったし、ヒロ之さんの記事を読まなかったら
永久にスルー作品になってた
そうなんですよね、ジャケット一瞥で、私が感じたことは間違っていませんでした
もう古くから使い古された既視感だらけのプロットでした
 
ってのも一応SONYピクチャーズ(コロムビア映画)の子会社で
B級アクション、サスペンスやホラー映画を作ってるScreen Gems作品だったんですね
こう言った作品はお手の物な訳だ
そして、変態オヤジを演じてるデニス・クエイドが、完全に全てをさらっているから
B級であるし、既視感ありまくりなプロットでも102分オチずに最後まで見てられたってことですか
 
それにしても奥さんあなりにも呑気というか、人を信じすぎでしょ
それに比して旦那さんは人を疑いすぎだけども、力及ばず
さらに奥さんには信じてもらえないって
アメリカは今や黒人富裕層が多いんですね、逆に白人がブルーカラーであり、ホームレスっていう状況何ですかね
 
デニス・クエイドやっぱうまいやねぇ、彼のキモい演技サイコー
っていうか、家を買ったら隅から隅まで調べないとねぇ
廊下にあるタオル収納棚がいやに映るって、絵で見せてる伏線だったようですね
それにしても外国のでっかいお屋敷には隠し部屋がつきもんなんですね
こちとらそこまで気づかへんかったなぁ
 
デニス・クエイドが奥さんのシャワー覗いたり、ふうふの営み見ていたりするんだけども
エロさはあれが限界なんでしょう
アメリカはレイティングがきっちりと決められてるからねぇ
 
家に執着あるものの売ってしまっても執着し続け
さらに失ったっていうか自分が殺してしまった奥さんにの代理を違う女に求めるなんてどこまでサイコなんやろう
古き良き時代の映画を彷彿とさせるジャケットと、本編プロットとが実にシンクロしてて
懐古的な作品を彷彿させる芸当は見事としか言いようがない
 
2019年製作、アメリカ・カナダ合作映画
デオン・ティラー監督作品
出演:マイケル・イーリー、ミーガン・グッド、デニス・クエイド、ジョセフ・シコラ
コメント (2)
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