GEOさんにオールインの新作をレンタルしに行ったら
”おそかりし由良助“状態で見たい作品は先にレンタルされてて
3本しか借りられずに、後はセットの1000円にすべく仕方なくレンタルしたのがこの作品
最近でも「ホテル・ムンバイ」とか、「エンテベ空港の7日間」と言った
事実をもとにしたテロ事件の映画を見てきてまして
ジャケットになんと我らが世界の渡辺謙さんがジャケットの表紙に鎮座ましましていらっしゃるし
普段あんまり裏面の梗概読まないんだけども、
“1996年にペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件に着想を得た”ってってとこだけ読んでこれも事実を基にした人質テロ事件の映画化で
謙さんが駐日大使かなんかだろうってだけで深く考えずにレンタルしてきちゃったんだけども
どうやら日本大使館占拠事件をヒントにしたアン・パチェット原作のベストセラー小説を映画化した作品だったんですね
で、ジュリアン・ムーアが主演に映画
そう邦題の「ベル・カント」で気付くべきでした
テロ事件と何にも結びつかないですよんる
”ベルカント“って、いわゆる歌唱法の名称で、体っていうか人間の肉体全体を共鳴させて歌う歌唱方法
そうオペラなんかでマイク使わずに会場全体に生声を響かせる歌唱のことだったんですね
一応南米の仮想の国家、マスダ大統領が納めてる架空の国
そこに治水工事を請け負った日本の企業家が副大統領邸を借りて
現地の名士や各国の大使など多くの招待客を集め日本人企業家のホソカワが愛してやまないソプラノ歌劇歌手のロクサーヌ・コスを招いて彼女のコンサートを開いたものの
オペラに興味のないマスダ大統領はズル休みしてしまう
しかしそれを知らないテロリストたちがコンサート最中になだれ込み、
副大統領邸を占拠、彼らは人質にされてしまう
大統領を探すが居ない訳で、そこに交渉人として赤十字からやってきた男と交渉が始まり
大統領暗殺の目的が果たされなくて
テロリストは拘束されてる政治犯と人質との交換になっていく
だが、政府との交渉は平行線が続き、事態は長期化の様相を見せ初めて
たった一人女性で人質として残されたオペラ歌手と日本人企業家の渡辺謙とジュリアン・ムーアとの恋が始まり
渡辺謙に従う通訳で役名がなんとゲンワタナベって笑える加瀬亮と
長期の籠城期間の中でテロリストのカルメンとの間に恋が芽生えたり
テロリストの一人がベルカント唱法ができててジュリアン・ムーアにオペラを本格的に習ったりと
40日以上の拘留期間にテロリストたちと、教養にあふれた人質たちちの間に親子や師弟のような交流が生まれ始めていくのであった
ってことで描かれる視点は副大統領公邸の中に限定されてて
外で政府がどうテロ対策を練っていたのかわからないまま
副大統領公邸にテロ対策班が突如突入し・・・
渡辺謙さんは犠牲になっちゃうんですね
でもその前に憧れのオペラ歌手と愛を交わされててよかったよね
原題「Bel Canto」が示すとおり、架空の人物にの一オペラ歌手の目を通して描かれた人質籠城テロ事件の顛末に終わってるんですが
テロ犯も人質みんな普通にの人間であって長く一緒にいると、そこに人間としてのテロとか人質とか政治的な垣根がいつの間にか消えているというきとを訴えた映画だったようです
もちろんジュリアン・ムーアの歌声は吹き替えでしょうが
おっぱいってもドレスから見て取れる上乳の見事な谷間は本物だよねぇ
2018年製作、アメリカ映画
ポール・ワイツ脚本・監督作品
出演:ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、ソービョルン・ハール、オレク・クルパ、エルザ・ジルベルスタイン、テノッチ・ウエルタ・ジョニー・オーティズ