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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

サラリーマン金太郎 魁 第2章

2025-07-26 15:37:48 | 邦画
一本の劇場版の映画を商売の関係で 50分前後の2本のDVDにしてリリースするという
ライツキューブの商魂のたくましさは今に始まったことではありませんが
無理に半分にさせるから
クライマックスが後編というか第二章に集中してしまうには仕方ないことで
 
金太郎は前社長が下請けへの賃金を着服した関係で勝矢さんとのタイマン勝負が第一章の見どころだけだっったものが
ようやく信頼を勝ち取ったものの、今度は地元の温泉組合が源泉が枯れるとでもしてきてなんと工事はSTOP
これも地元の子供行方不明でなんとか乗り越えたもの
 
一難さってまた一難
シノプシスの展開が予定調和すぎるきらいはあるものの
こういった起承転結の古典的な予定調和のお話っていうのも
それなりに面白いもんですね
金太郎のライバル関係にあたる城田優って言うキャスティングもカナリ見事にハマっていたし
ラスボスの本田博太郎さんの現場でのアドリブ的な演技というかこの人の安定ぶりな演技も全て古臭いんですが
こういった作品にはじつによく似合う
 
本編二本分を4本のレンタルDVDにしてましたが
続編は果たしてつくられるのかしら
 
2024年製作、日本映画、映画「サラリーマン金太郎」製作委員会作品
下山天監督作品
出演:鈴木伸之、城田優、石田ニコル、文音、影山優佳、竹島由夏、米倉れいあ、山口大地、斎藤さらら、前田瑞貴、佳久創、川合智己、草川拓弥、水谷果穂、勝矢、斉藤陽一郎、八木将康、市川知宏、中田喜子、本田博太郎 、尾美としのり、浅野温子、
榎木孝明
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海女の岩礁

2025-07-22 19:00:02 | 邦画
これまたYouTubeの日活チャンネルの無料配信での
日活スター女優シリーズ筑波久子さんということで
彼女の日活時代の作品って私自身あんま見た記憶がないんですよ
アメリカに渡られてのプロデュース業でのご活躍でお名前を知ったっていう方が正しいような
そんなこんなで彼女の主演作初見かもしれませんね
 
そうこの57、8年と言ったら新東宝で三原葉子さんとかで作られてる”海女さん“ シリーズが夙に有名でして
亜流といっちゃいけないんでしょうがお色気も新東宝の作品より薄いものの二谷英明さんまで出演させて日活でもお色気ありそでなさそうな海女さん映画をご多分にもれずなんとモノクロではあるのですが
ほとんど御宿オールロケで日活スコープというシネスコサイズで作ってるってことはそれなりに会社もこの作品にチカラ入れてたようですね
 
ってことで筑波久子さんと香月美奈子さんとのW主演
男優は前述の二谷さんに青山恭二さん、悪役には活躍的には近藤宏さんですがなんと安部徹さんといった具合にそれなりの役者さんを揃えて
さらに新東宝さんには申し訳ないが海女さん演じる女優さんの多いこと多いこと
 
海女の稼業を嫌って東京に出てった筑波さん演じるマサエは三年後に派手な格好で生まれ故郷のこの村に帰ってくる
親友の香月さん演じるアキの家に居候して最初はブラブラしつつ都会のモダンガールを村中に吹聴しまくって、ァキの恋人二谷までをも誘惑しちゃって
食いつめですからマサエも昔とった杵柄で海女に復帰するがその美貌はやっぱ人を惹きつけて
まぁ二谷、筑波、香月という三角関係が成立して
さらに男を取るだけでなく東京から昔の悪仲間の近藤宏がやってきて・・・
まぁお色気シーンは新東宝とは比べられませんが
なんともシノプシスが盛りだくさんの作品で尺も82分もありましてこれってA作品だったのかな
それなりに見られる作品だった
まぁしょうがないないんだろうけども男優さんたちのキャラがどうしてもうすっぺらくなるのはこういった作品の常なんでしょうね
 
1958年製作、日本映画、日活作品
森永健次郎監督作品
出演:筑波久子、香月美奈子、二谷英明、青山恭二、近藤宏、安部徹、深見恭三、清川玉枝、上野山功一、相原巨典、永井柳太郎、須藤孝、木室郁子
 
 
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怪談 本所七不思議

2025-07-21 19:00:00 | 邦画
 
YouTubeでの新東宝チャンネルで天知茂さんの没後40年追悼ということで2週間限定で無料配信されたのを視聴したのですが
これはなかなかいろんな意味で面白かったって言うか楽しかった
何せ江戸時代から伝わる“本所七不思議”として巷間伝承されてきたいわゆる現代でいうところの都市伝説を
大映映画「妖怪百物語」が作られる遥か前に新東宝で田宮伊右衛門を演じた天知先生がこれまた伊右衛門につぐ悪党に扮しての怪談映画
 
まぁ時代が時代だけにモノクロスタンダード作品でして“本所七不思議”のエピソードの“置いてけ掘り”を主題にしてそこに住む古狸が命を助けてもらったお礼にと主家を守っていくお話に幾つかの七不思議のエピソードモノクロ絡ませてのとってもチープな妖怪大集合映画
狸囃子の映像が暗い怪談噺をある意味明るくさせていたのかな

怪談の本筋は天知先生の色と欲に走って叔父を殺してしまい
それを知った本庶の古狸(っても映画では若いお姉ちゃん)が主家の若様が敵討ちに帰ってくるまでお家を守っていくっていうなんと55分の尺の映画

まぁ天知先生はお一人ではなくてだいぶ取り巻き連中がいたようですが
十把一絡げだ彼ら浪人はクライマックスでの剣戟を支えるだけの要員だったようですね
それにしてもこんなクズ男を演じさせたら右に出る者のいない天知先生さすがです

怪談ってタイトルには銘打たれてはいますが全く怖く無い作品でした
 
1957年製作、日本映画、新東宝作品
加戸野五郎監督作品
出演:天知茂、明智十三郎、林寛、山下明子、松浦浪路、橘三千子、小森敏、沢井三郎、水原爆、大谷友彦、菊地双三郎、小高まさる
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アンダーニンジャ

2025-07-01 12:07:34 | 邦画
漫画原作の実写化作品
相変わらず漫画読まないからわかんないけど作家の佐藤二郎さんと雲隠九郎の隣室のムロツヨシさんのコメデイパートは必要だったのかしら
まぁ私もそれなりに福田組の映画はそれなりに見てきてますが

まぁ佐藤二郎さんは導入として白石麻衣さんの設定上の部分としては必要だろうってか許容しますし
いつもの佐藤二郎さんのしつこさは今作では薄かった分まだ許容できるものの
ムロさんと山崎賢人との押し入れの襖の開け閉めのやりとりはなげえし映画のテンポっていうか
一応アクションコメディっていうジャンルではあるものの
プロットの流れとしてはまるっきり不必要、アクションシーンとのつなぎでのコメディパートなら私も理解するけれどムロさんパートはプロットの本筋とまるっきり乖離してるでしょ
そんな不必要をわざと長く撮る必要性がどこにあったのだろうか
完全に映画のリズムを壊してるだろう 

まぁオープニングでの白石麻衣さんのアクションシーンはボデイダブルだろうけども
ニンジャアクションとしての導入としては素晴らしい
まぁここで一瞬でもいいから白パンチラが欲しかったって想ったのは
わたしだけ?
福田監督に苦言をムロさんのシーンよりも観客の欲しい絵を撮るのが映画作家の本分では・・・ 

主人公の組織がNINっていう現代に息づくニンジャ組織で
敵対するニンジャ組織がUNなのはわかるけど
なんで高校を破壊するのが今回の目的だったのかが意味不明だったのこれまたわたしだけ?

ニンジャアクションってことでポン刀での剣戟がメインでしてラスボスにはなんと山本千尋さんだったのね
彼女自身中国槍術のチャンピオンでデビュー作が 「太秦ライムライト
このデビュー作で福本清三先生の弟子役として完全なる福本大先生の指導を受けた最後の直弟子さんってことで流石に構も立ち回りも完璧な殺陣を見せてくれてて
山本千尋推しとしては満足の一本でしたが

それに比してこの人だけはこうなって欲しくなかったのが浜辺美波ちゃん
この人だけは正統派美女一本で通して行って欲しかったかなぁ
案の定振り切った感が感じられなかったし本人も出来てなかったような・・・

2024年製作、日本映画、フジテレビジョン・講談社・東宝S.D.P作品、東宝配給
福田雄一脚本・監督作品
出演:山崎賢人、浜辺美波、間宮翔太郎、白石麻衣、岡山天音、山本千尋、宮世琉弥、長谷川忍、木南晴夏、ムロツヨシ、佐藤二郎、平田満 
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ラストマイル

2025-04-28 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
まぁいつも書いてることですが私は日本のTVドラマは見ないのでこれがなんと映画単体と過去のTBS金曜ドラマでOAされた連続ドラマ「アンナチュラル」(2018)と「MIU404」(2020)の作品とクロスオーバーだと思うのですが
宣伝文句にはこの二つのドラマと世界観を共有するシェアード・ユニバース作品って銘打ってるようですね

基本プロットはアマゾンみたいな巨大ネットマーケットの物流センターのシステムとそれに伴う配送会社の抱えてる問題を浮き彫りにしながら
配送された荷物には爆弾が仕掛けられており
それが爆発するというミステリーでして
その捜査本部で捜査指揮を取るのが“MIUメンバー”であり、爆弾被害者の遺体解剖や死因を調べるのが“アンナチュラル”チームってことでのコラボだったようで
この三分作品ともに同じ新井順子がプロデュースにあたり、脚本家の野木亜紀子が脚本を書き、塚原あゆ子がメガフォンをとった作品
したがって二本のドラマのレギュラーメンバーがチョイ役で顔を出してるということですごい豪華な配役の映画になっておりますが

基本は映画の主役の満島ひかり、岡田将生そしてディーンフジオカがメインの爆弾無差別テロ映画
そこに先にも書いた巨大ネットマーケットの非人間的なオートメ化の中での売り上げ優先主義
さらにその売られた荷物を配送するロジェスティック産業つまりは配送業者の配送料のダンピングとか労働問題のスパイスをかけたミステリー映画

まぁコラボはいといてもそれなりに楽しめた作品でした
まぁさらに言えることは火野正平さんの最後の作品になるのかなぁ
彼の勇姿が見られたのも良かった気がする
満島さん自体観客をミスリードするような人物像であるし
見終わって考えると彼女の行動原理はやっぱアメリカの発想的な部分も垣間見えたようなっていうことで野木亜紀子さんの人物造形も見事だったと思う

しかし金をかければそれなりに面白い作品を作れるんですね日本映画も

2024年製作、日本映画、「ラストマイル」製作委員会作品
塚原あゆ子監督作品
出演:満島ひかり、岡田将生、中村倫也、宇野祥平、火野正平、水澤紳吾、岩谷健司、綾野剛、星野源、大倉孝二、吉田ウーロン太、 酒向芳、麻生久美子、橋本じゅん、金井勇太、永岡卓也、石原さとみ、井浦新、市川実日子、飯尾和樹、松重豊、窪田正孝、薬師丸ひろ子、安藤玉恵、仁村紗和、阿部サダヲ、ディーンフジオカ
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ぴっぱらん!!

2025-04-25 05:05:05 | 邦画
これもライツキューブからこの4月25日にセル&レンタルリリースされたこの作品
一応主演もされてる崔哲浩氏が脚本(共同)も書きプロデュースも監督もするという一人4役で作られた劇場公開映画だしランタイムが115分もある超バイオレンス任侠ドラマですけど
尺的にも一本の読み切り(1話完結)作品かと見てて、さぁこれからって時にまさかのto be continuedってなんなのよ
まぁ山口祥行さんの過密スケジュールを塗って撮影が行われたようで
山口祥行、崔哲浩、福士誠治のトリプル主演でありつつも極端に山口さんの出演シーンが少ないって中で
続編がいつ作られるのやら想像もつかない
 
そうなんですよ結構なヴァイオレンス映画でして
今作はそのまさかの導入編でしてこれから面白くなるだろうなっていう期待値が上がったとこで続編が作られてる様子もなく
子にまんま調整聞かずに自然打ち切りとかなんて言ったら暴動が起きること必至ですからね
是非是非続編をいち早く期待したいものです
 
邦題の「ぴっぱらん」は直訳すると“血と雨と風”というような意味だそうですが見終わって日本語に意訳すると“波乱万丈”が当てはまるような気がする作品だった。
咲に書いたようにこれも山口さんのスケジュール調整が聞かないからってのもあるのじゃないかっていうくらい三兄弟そして彼らを取りまく25年前と現在をフラッシュバック的に使っていくという作品
25年前の在日朝鮮人の悪ガキ百鬼(ナギリ)三兄弟がやくざの息子であり他のやくざも恐れずに暴れまくっている躍動感野口演出も見事だったし
 
それから25年後次男は父の跡を継いだ形百鬼組の組長に納まり
長男は暴力事件で死んでおり
三男は大阪道頓堀でクラブ経営にhあげんでいるものの
しのぎやしがらみから色々あってなんとも周りもそれぞれ思惑やらしがらみがこんがらがって
ついに三男は誘拐さてたりと
そんな中長男が生きており三男の窮地を救い
次男の前に姿を表していよいよ本家へ挑戦っていうとこで“つづく”ですからねぇ
騙された感が・・・
 
2024年製作、日本映画、映画「ぴっぱらん!!」製作委員会作品
崔哲浩共同脚本・製作・出演・監督作品
出演:山口祥行、福士誠治、森本のぶ、中野マサアキ、許秀哲、上松大輔、玉木惣一郎、新宮里奈、櫂作真帆、遠藤綱幸、幸将司、植松洋、ムンス、奈良坂篤、原元太仁、マコト、玉木順一郎、深見亮介、上久保慶子、夏井世以子、有希九美、並樹史朗、丈、趙博、西原亜希、木ノ本嶺浩、西田聖志郎、永倉大輔、金守珍、津田寛治 、渡辺哲、三浦浩一
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サラリーマン金太郎 暁 第1章

2025-04-24 17:17:17 | 邦画
明日は25日ということで、ライツキューブ作品のリリース日ですので
いわゆるフライングレンタルしてきました
まずはこの作品
そう高橋克典さん、そして永井大さんでTVドラマ化されてきた本宮ひろし原作のいわゆる立身出世譚にお色気シーンをふんだんに加えての原作がヒット
もちろん原作も過去二つのTVドラマシリーズもまともには見たことありませんが
”サラリーマン金太郎“っていうタイトルは十二分に知っております
そんな30年前の原作から何故かお色気シーンを除いて
 
鈴木伸之を主演にしてライツキューブが二本の劇場映画を作り
ライツキューブ作品としては前編の「サラリーマン金太郎 暁」を第一章、第二章の二部作品として
この4月5月にリリースされました
一応これも毎回書いてることですが劇場公開を前提として製作されてる作品ですのでここのブログでのカテゴリーは“邦画”扱いとなります。
 
一応一本の劇場作品を二本のDVDにしてるのでなんとこの“暁”前編の第一章の尺は53分ということで
一挙にしても2時間足らずですから一挙に一本で
って言ってもそこは商売ですからライツキューブもレンタル作品では二本に分けてのリリースだったんですね
 
まぁちょっと見鈴木伸之さんは永井大さんに似てるかなってか思って見てたんですが
彼のアクション映画本編はそれなりに見てきてはいましたが”サラリーマン金太郎“.っていう固定観念がこっちにも刷り込まれているので永井大さんに似てると思えるのは仕方ないのかも・・・
これからシリーズ化っていうコンセプトで企画されてるようですので
この暁編第一章は
 
金太郎がサラリーマンになるきっかけと
彼が勤めたヤマト建設に入社する経緯とそこで今後起こるであろう会長&専務派と社長派との確執とそれにまつわる人々の紹介だけで終わってしまった第一章でしたけど
果たしてお色気シーンを割愛しての金太郎がどこまで持つんだろうか
一応この後も“魁”編月これまた二本組で控えておりますが
その先が見えてこないんだよね
 
2025年製作、日本映画、映画「サラリーマン金太郎 暁」製作委員会作品
下元天監督作品
出演:鈴木伸之、城田優、石田ニコル、文音、影山優佳、竹島由夏、米倉れいあ、山口大地、村田雄吉、篠塚勝、斎藤さらら、前田瑞貴、川合智己、佳久創、橋本じゅん、尾美としのり、浅野温子、榎木孝明
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Cloud クラウド

2025-04-23 10:11:01 | 邦画
日本映画を積極的にみていこうという企画で視聴した作品
一応黒沢清脚本・監督ってことである意味予想は以上にこっちを惑わせるプロットに後半は完全にモニターに重り込んでる自分がいたし
そういう意味では全く映画の冒頭からどんな映画なんだっていう予想もできない作品展開でしたね
唯一ヨメたのは古川琴音さんが演じる主人公の恋人がこういう奴でこういう展開になるんだっていうことだけ
 
まぁ菅田将暉、窪田正孝そして奥平大兼っていうことでシネコンでの上映になったんでしょうが
デートとかでまた三人の誰かの推しで見に行った女性観客は
多分にこの先の読めないプロットの展開とまさか後半30分以上続く銃撃戦に戸惑われたのではなかろうか
個人的にはこの不条理ともにいえる強引なプロットはある意味黒沢作品の醍醐味だと思うし
 
まさか奥平大兼があれだけコケ気味にされたのに菅田将暉に対するバディっていうとこなど黒さ作品だなぁって
まぁ一つくらいは明かしてくれても良かったかな奥平大兼クンの素性くらいは
そのヒントとなるのは窓ガラス割った奴をみつけて来たこと
彼の人物としてただのフリーターだったらそんな行動力はなかっただろうって
見終わって気付かされたこと
まさか後始末の掃除屋さんまで知って手配してるとこ見るとあっちの世界の人だよね
拳銃もしっかり手に入れてるし
 
まぁ転売ヤーがいるっていうにはネットのメルカリあたりで多少は見れ聞こえてきてる現実を前半では描き
それによって主人公に恨みを抱く者
社会に受け入れられずに歪の中から這い出るように湧いてくるいわゆる自分の捌け口を他人に求める連中が雲の如く湧いてくるっていうのがこのタイトルだったようですね
 
個人的にはそれなりに不明瞭な点もありましたが娯楽映画として楽しめた作品でした
 
2024年製作、日本映画、「Cloud 」製作委員会作品
黒沢清脚本・監督作品
出演:菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也、松重豊、荒川良々、窪田正孝
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若き見知らぬ者たち

2025-04-22 05:05:05 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品だったが、日本単独の映画ではなかったみたい
まぁ本当に暗くて希望のない、絶望というか見てても心に重たいしこりが始終のしかかってくるような作品
俺もうこんな映画見るのは嫌だ・・・
って言う気持ちの2時間だったような
 
よくまぁこんなコンセプトの作品の企画が通って、さらにシネコンで上映されたもんだと
ホンマこれほど登場人物たちそれぞれが絶望、疲労、閉塞感そしてやり場の無い怒りの矛先をぶつけるトコがない
せめてその場限りというか刹那的に現実を忘れさせるものはセックスしかないんだと言わんばかりの、ある意味暴力的に相手の体にぶつけるクモリガラス越しのセックスシーンはある意味映画の表現としては見事としか言いようがない内山拓也監督の問題作。

そんな監督の思いをある意味静かに全身で本作の空気感を背負い込んで主人公を演じた磯村勇斗が素晴らしいし
そんな彼を愛する彼女役の岸井ゆきののこれまた彼の死をどう乗り越えていけたのかっていう演技
そして福山翔大演じる弟は兄の分まで背負ってリングに立ち見える敵と見えない敵の両者とあい見える格闘技シーンが・・・
まぁここは負けさせても良かった気もしないでもないが、やはり映画的には絶望から希望へという展開点だったんだろうね
いわゆる一種の救いでもあるんだよね
そして脳がおかしくなってしまい兄弟に介護をさせてる母親が最後に見せる微笑み
この4人の演技があってこの映画が成立してると言っても過言ではないだろう

理不尽な警察官、届かない正義
最後に見せる滝藤賢一さんも良かったなぁ
ほんとにこんな重たい映画をよく作ったもんだと感心してしまうし、それをシネコンで公開するという興行者にも拍手を送りたい
マジこんな暮らしだと本当に拳銃一発で死ねたら楽だろうに・・・
 
2024年製作、日本・フランス・韓国・香港合作映画、the young strangers film partner 作品
内山拓也脚本・監督作品
出演:磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、伊島空、長井短、東龍之介、松田航輝、カトウシンスケ、ファビオ・ハラダ、大鷹明良、滝藤賢一、豊原功補、霧島れいか
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最後の顔役

2025-04-21 17:42:33 | 邦画
これまたYouTubeで視聴させてもらった片岡千恵蔵さんの背広ギャング映画だと思っていたら
やっぱ1963年ですからなんと背広着て九寸五分やらポン刀なんて一本もできませんが
千恵蔵はんはなんと関東っていうか、東京城東地区をシマとして構える朝比奈一家の三代目菊屋親分
完全なるヤクザでありまして

日本のやくざ組織と提携して日本で旨い汁を吸おうとするアメリカギャングが日本制覇するために国際ギャングシンジケートと名古屋の義兄弟と完全に立ち向かっていく映画
まぁ色々とそんな二組の組織が小競り合いしていく中で
朝比奈一家日本裏切り者が出たり
この全国の親分衆がシンジケート加入して日本をギャングに塗り潰されていくのを憂慮した警察組織との三つ巴の展開になっていくんですね

そんなわけで名古屋の親分はギャングシンジケートに殺され他挙句その総領息子と菊屋の義理の娘がさらわれて堪忍袋の緒が切れた菊屋を止める潜入捜査官日本健さん
まぁ健さんの存在は登場してきた時からネタバレしてるよね
そして今裏切り者は常に菊屋に張り付いてる二人の一人曽根晴美
キャラ的に彼氏かおらんでしょ裏切り者は

でもう一人には辰っちゃん、クライマックスでも最後まで無傷で戦った一人でしたねぇ
それに対してシンジケートが用意した爆弾解除に向かった健さんは敢えなく殉職

お色気はありませんがなんとかちえじ親分のバシタに久保菜穂子さん
敵のボスには山形勲さんということだしなんと監督に佐々木康さんという
千恵蔵ギャング映画のスタッフキャストは相変わらずの時代劇からですねぇ
そして6連発の38口型をリロードなしでの二丁拳銃を腰だめで右左と交互に前に出して撃ちまくって敵をバッタバッタと倒していく千恵蔵さんでした

1963年製作、日本映画、東映作品
村尾昭脚本、佐々木康監督作品
出演:片岡千恵蔵、高倉健、梅宮辰夫、曽根晴美、久保菜穂子、本間千代子、松村達雄、小川守、花沢徳衛、江原真二郎、 山本麟一、沢彰謙、八名信夫、志摩栄、北龍二、河合絃司、神田隆、今井健二、明石潮、片山晃、関山耕司、冨田仲次郎、山形勲

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