MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

江南ゾンビ

2023-12-31 18:08:25 | 韓国映画
今月なんと大量の韓国映画がDVDリリースされるっていうことっで、個人的なブログ企画として”勝手に<韓国映画祭り>“を始めて九日目
今日で今月っていうか今年も終わるってことで一応最後の作品
 
いわゆる韓国で作られるゾンビ映画は「新感染 ファイナルエクスプレス」と言う名作があり、それを超えられるKゾンビ映画にはまだお目にかかっていません
あの作品はゾンビ映画ながらグロくもないのに本当ゾンビ映画としてエポックとなってる作品でしたが
この作品もグロシーンは全くないもののあの作品の足元にも及ばないKゾンビ映画でした
 
これってゾンビでよかったんですよよ、コロナによる世界的なパンデミックを得て作られた作品に間違いないようなオープニングでしたが
結局このゾンビウィルスの感染源はどこじゃの国から送られてきたコンテナの中にいた一匹の猫だったようで
そのコンテナに盗みに入ったオッサンが猫に引っかかれたことからゾンビ化して
 
一つのテナントビルに入り込みそのビルの人を噛んだことでゾンビが蔓延
ゾンビを見たオーナーがこれではビルが売れないってビル自体を封鎖してしまうので
ビルのテナントや事務所の連中がゾンビ化していくから、怪我の巧妙ですがこのゾンビたちは一つのビル中だけで蔓延する
二人の人間である男女とゾンビ化した連中との攻防戦に終始してる作品で
さらにゾンビメイクもいい加減だし、グロもないと言う作品ではあるけど一つのビル内って言う設定で終わらせてるのは予算的にも合理的でしたし
 
生き残った二人が駐車場の扉閉めずに逃げていくから、元凶のオッサンがビル外に出て行くエンディングっていうのは・・・
まぁヒーローは韓国テコンドーチームの補欠選手って言う設定が生かされていましたねぇ
ヒロインってアイドルだったんですね
にしてもオチが総入れ歯ってなんやねん、入れ歯だったから噛まれてもゾンビ化線と言うオチって
美男美女が生き残るって言うのもいいよね
まぁこの作品も80分強の尺でサクって見られる観る側にもとっても、作った側にも省エネな作品でしたが、これって<カリコレ2023>にて上映された作品だったんですね
やっぱゾンビ映画からグロを抜いてしまうと炭酸の抜けたコーラみたいなものですね
飲めなくはないがおいいしくない
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・スソン監督作品
出演:チ・イルジュ、ジヨン(T-ARA)、チョ・ギョンフン、チェ・ソンミン
 
これで一応“勝手に<韓国映画祭り>”を終えることができましたが、なんと9本と言うちょっと中途半端な数字でしたので、もう一本こちらではなくMOMENT別館に10本目となるおまけ作品をアップしておきました。

文末になりましたが、
今年一年ご愛顧いただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます
皆様良いお年をお迎えください。
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プレデター:ザ・プレイ

2023-12-31 05:05:23 | 洋画
まぁどうしても見たい作品なのでセル版を購入することに異は唱えたくはないのですが、ディズニーが制作する作品の二次使用は完全にディズニープラスでの配信のみになり、レンタル店には並ばなくなりまして久しいですし
ディズニーだけならまだしもピクサーや系列子会社になったFox作品まで配信専用って
これって寡占ですよね独禁法に引っかからないのかなぁ
 
そんな愚痴はさておいてって本音ですけどね
ってことでプレデターって300年も前から地球に狩りに来ていたんですね

そうなんです今作での舞台は北アメリカ大陸、そして時代は1719年と言うことで
大量に西部開拓者たちが入植し始めた頃でして
宇宙からやってきよったプレデターと、先住民コマンチ族って言っていいのかな
まぁ映画のエンドクレジットにもコマンチ族への賛辞が出てきてたからまぁいいのかな(差別用語みたいになってるのでいまはネイティブアメリカンって言うんですよね)
そんなコマンチ族のお姉ちゃんとプレデターとの戦いを描いた作品ですが
先にも書いたようにヨーロッパからの白人入植者たちも絡んできて一応三つ巴の戦いの映画ですか

原題の「Prey 」とはつまり劇中でも言っておりましたが”餌(えさ)とか獲物“の意味ですから
獲物を求めて地球に降り立つプレデター
いわゆる地球の人間はプレデターの狩りの獲物ちゅうわけですか
 
一応このシリーズは第一作のシュワちゃんから観させてもらっておりますので
これまでは銃器それも結構破壊力に長けた銃器が登場してきますがそれにも負けないプレデターですから
短銃にしても長物にしても先込め単発の銃器では太刀打ちできるはずもありませんよね
ましてや今作はヒロインのコマンチ族のお姉ちゃんがたった一人ってもわけではないけど結局は一人で戦うわけですから
それなりに戦いに工夫が凝らされていたり
っていうか第一作でもシュワちゃんも究極銃器は通じずに・・・
ただシュワちゃんはあの体躯ですからね
それに比べたらか弱い乙女?ですからねぇ
まぁワンちゃんも活躍してくれてましたけど・・・

プレデターは完全装備であの鋭い刃と光線銃で容赦なくprey をものにしていくわけですが、さらに透明になれるし熱感知装備ですからねぇ
このプレデターの前では、人間たちはもう完全に無力そのもの
今作は時代が過去に戻ったってのもあってどこかシュワちゃんの第1作を彷彿とさせるけど
技術の進歩でプレデターの造形はヴァンダムが演じてた着ぐるみからCGへと変わってきましたが、その全体像を見せてくれるのはもう最後の最後のクライマックスだけでしたねぇ
 
そんな無敵のプレデターにシュワちゃんは体力で真っ向勝負を挑みましたが
今作のヒロインは知力で勝負に挑んでいましたね
そんなこんなでこの作品自体アクションとしての派手さはないのでちょっと作品としての物足りなさを感じさせるけど
そこはか弱いお姉ちゃんがいかにしてプレデターを倒すのかって言うとこにこっちの興味をもたす工夫が凝らされてて
いわゆるこれまたガーリーアクションの一本でもあったって言う作品で個人的には十分に楽しめましたけど
 
2022年製作、アメリカ映画
ダン・トラクテンバーグ監督作品
出演:アンバー・ミッドサンダー、ダコタ・ビーバーズ、デイン・ディリエグロ、ステファニー・マタイアス
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シックスヘッド・ジョーズ

2023-12-30 20:08:07 | 洋画未公開
あのアサイラム社で2012年から始まった「ダブルヘッド・ジョーズ」、「トリプルヘッド・ジョーズ 」そして「ファイブヘッド・ジョーズ」に続く4作目の「」シックスヘッド・ジョーズ」二作目からはsyfy TV とアサイラムとの共同製作で資金も豊富になりサメの頭も順当に増えてくると頭の位置が色々と
ってことで頭が六つにもなると前面が混雑しすぎでってことで
なんとダブルヘッドでサメの胴体の両脇に四つの頭を置いているんですが
実はこの四つの両脇にある頭が今作のミソでして

そうなんですよ
この両脇にある頭を交互に動かしてなんと海中だけでなく
いわゆる脚のように使って今回は陸上を歩いてまで襲ってくるサメ様
そしてさらに人間に刺されてダメージ受けた頭は共食いして速攻再生されると言うおっかないっていうかなかなか死にそうにないサメ様

今回の舞台はメキシコのバハマ半島沖にあるコラゾン島。1984年に”カリフォルニア大学 生物学部 海洋研究ラボ“がここにあって、この浮島みたいなとこで冷戦下生物兵器の研究をしていたらしい
そして二十数年後の現代、この島でマンネリ気味のカップルたちが関係を修復させるべくキャンプセラピーに参加しにくる
そのカップルとはヒッピー系スピリチュアルカップル、オタク系黒人カップル、アウトロー系カップル、冷めきった年の差カップルという4組
もう最初っから全員に死亡フラグが立ってる状態で

さらにセラピーの主催者であるウィリアム自体が夫婦仲がうまくいってないってどうゆうことなんですが一応この作品の主人公
そしてなんで今まで二十数年も見つからずに今日まで生きていたこの生物兵器が動き出したのかの説明もなく
syfyTVがついてるからこれまた惜しみなくひんぱんにその姿をあらわし人を食いまくるシックスヘッドのサメ様

まぁ今作では逃げ惑う連中にもサメだけでなく自然の猛威も襲ってきたりするんですね
そしてついに主人公と歳の差カップルの若い奥さんが生き残ってのサメ退治って言う寸法
これで多頭サメ作品は終わりますがアサイラムはこの後、空飛ぶサメやタコと合体するサメとか地中地上を這いまわるサメまで色々サメ様で儲けて行くんですよね

これで年内に多頭ザメ映画を完全にブログアップできました。

2018年製作、アメリカ映画
マーク・アトキンス共同脚本・撮影・監督作品
出演:ブランドン・オーレ、。タンディ・セベ、コード・ニューマン、ナイマ・セベ
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女子高生に殺されたい

2023-12-30 05:05:23 | 邦画
今年も今日を入れて後二日、ようやっと今月レンタルの作品たちにも落ち着きを見せ始めてきましたのと
年末年始と言うことで今月購入しておいたセル版のDVDたちがだいぶ溜まったのと
劇場公開されたいわゆる大作って言うような輩が残っておりそいつらの作品をこの年末年始までとっておいたので更新していきましょうってことで
その第一弾が城定秀夫監督のこの「女子高生に殺されたい」って言う城定監督のお好みらしい扇情的なタイトルですが
 
どうやらこの作品原作漫画があるようで、それを脚色して映画化したようで、まぁ漫画見てませんから、いつものように見終わってネット検索していたら
結末はだいぶ改変されてるとか
しかし城定監督ですからきちんと映画的なオチにされていたようで
城定ファンとしてはもう彼の作品としては考えられないような潤沢な予算で作られてた作品だったので
とうとう彼もここまできたかって感無量。予算がないからって城定夫として撮影日数1日で1本作ってた人だとはねぇ
感慨深いよねぇ

城定監督のある意味エロ抜きの三本目だか四本目の一般(ってもR -12ですが)映画
完全にエロなし作品ですが
先にも書いたようにタイトルがヤバい
そんな映画の主人公は田中圭さん演じる高校教師
尚更ヤバくね

よく知らんのですが殺されたい願望って言うのかなオートアサシノフィリアって言うらしいのですが
そんな願望をなんと9年間も温めて同棲していた恋人も振り
7、8歳で大の大人を絞殺した少女が高校生になるまで待って殺されるという役を田中圭さんが
あの爽やかさで演じており、赴任してきた高校でJKたちの好感度100%の超人気教師で
ここまで完全に練り上げてきた自らの脚本でまずは当人と三人のJKたちを言葉は悪いですが事実その通り誑しこんで自ら衆人監視の中で本人に迷惑のかからないように死んで行こうって言うお話
 
ストーリーが荒唐無稽ですが映画としてはかなり引き込まれていきます
最後に殺されるというシーンまで絶対的に物語を進行させて行くわけですが
その進行自体が全部主人公のふりであるというプロットのうまさ
原作がいいのか監督自身の脚色なのかは不明ですが実に見事っていうか城定ファンタジーの真骨頂魅せてくれてましたねぇ
 
当の少女自体が実は三重人格だったりで普段は二重人格までは出てくるみたいですが殺人者の人格を出させる用意周到に練られた主人公の脚本も三人のJKたちによって確実に実行させて行く過程もうまくできてるものの
ただ一つ主人公の予想外だったのは大島優子演じる元カノの出現
まぁ彼女によって彼の計画が・・・
 
見終わって思ったんですがかなり変質的な主人公ですがそれを演じてる田中圭さんがあまりにも清潔感溢れてて
全く不気味な存在でないとこがちょっとこの作品の怖いとこですかねっ
ある意味キャスティングの妙で作ってる映画でもあったようで
そしてさすが城定監督4人のJKの配役もきっちりハマっていました。
 
2022年製作、日本映画、「女子高生に殺されたい」製作委員会作品
城定秀夫脚本・監督作品
出演:田中圭、南沙良、河合優実、莉子、茅島みずき、細田佳央太、加藤菜津、久保乃々花、キンタカオ、大島優子
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メイド・イン・ヘヴン

2023-12-29 20:08:35 | 邦画
日本映画を積極的に観ていこうという企画で視聴した作品
今月は年末ちゅうってこともあって結構な作品がDVDとしてリリースされてて、作品を見てブログアップして行くにもなんか自分的に
ホントここきてかなりどん詰まりになってどないすんのやっていうような気持ちでいます
 
なんとこの映画も今月DVDリリースされた作品でして
本当は知らなかったんですが木更津高校の卒業生たちが木更津の文化や歴史を後世に伝えて行こうって映画製作を始めることになり
立ち上げ”かずさ映画製作委員会“っていうとこが作った作品んみたいでして
したがって木更津を舞台に繰り広げられるこの作品なんですが
 
まぁ主人公の小説家さんのペンネームがなんと志田漱石さん、
劇中の後半で彼は妻である手塚理美さんに「月が綺麗ですね」と婚約指輪を彼女に手渡します。
まぁ漱石ファンなら当然ですし、多少文学に造詣の深いお方ならば尚更
私自身は高校の国語教員の常識として存じ上げているのですが
コレって漱石語録なんですよね、私自身もここのブログで長い枕の後に作品の感想に入る時に”それはさておき“として「閑話休題」を使わしてもらってますし
そういうことで英語教師であった漱石先生は英語の「I Love You」をなんと”月は綺麗ですね“って和訳したっていうことで

多分にこの”月は綺麗ですね“が使いたくて、亡き最愛の妻に会いたいという強い思いから、天国で再会する漱石と咲子夫婦のラブファンタジーを作りはったんですよねぇきっと
そしてしゅじんこうの役名も漱石さんですか
劇中後でなぜ漱石なのかわかるみたいなモノローグがあったのはそーゆーことだったんですね
で漱石先生散歩中に美人に呼び止められ横断歩道のど真ん中でサインしていたらクルマにはねられて哀れヘヴンに美女と一緒にご昇天
 
天国では愛する妻が漱石先生がこっちにくるのを待っていたのに
待っていたのにあなたは・・・
そう事故のショックで漱石先生は記憶の一部を喪失してしまい現世で”妻に会いたい“っていう思いまで忘却の彼方に・・・
お互い愛し合っていながらもすれ違う二人にヤキモキさせられるものの
そこはラブファンタジーですから全ては感動のラストへ収斂して行くことになるのは必定

よくまぁ一地方の自主制作の映画グループが手塚理美、国広富之のお二人をキャスティングできましたねぇっていう
まぁある意味クラウドファンディングでしょうが
夫婦というカップルはこうありたいものだっていうお話を笑いあり、ケンカあり、トキメキあり、感動ありという映画の基本プロット全てを導入してホンにまとめるという手堅さは見事でした。
 
インパルスの堤下敦がこれほどの演技巧者だったとはねぇ、交通事故ばっか起こしてるやつっていうイメージしかないもんですから(笑
 
2020年製作、日本映画、かずさ映画製作委員会作品
丹野雅仁監督作品
出演:手塚理美、佐々木心音、冨樫真、副島淳、堤下敦、石井咲、カマチ、高橋卓郎、浜崎美保(声の出演)、尚玄、下條アトム、国広富之
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HEX 地上4500m消失領域

2023-12-29 05:05:07 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠で日本初OAされた後にDVDスルーされる未公開作品です。
現時点でもWOWOWでOAされてるようです。
 
スカイダイビングのお話だと思って普通に見ていたんですよ
空中撮影も見事だし多分に翔んでる方々は本物のスカイダイバーさんたちでしょうから
ヘルメットにカメラもつけてるしカメラマンも本物のダイバーさんで撮ってるんですよねぇ
まぁゴーグルとメットで誰が誰だかこちぃには判別不明だし
 
スカイダイビングでソロで飛翔してるヒロインにその技術の高さからグループで翔ばないかと声をかけてきたハンサムボーイ
最初はナンパ目的とかで一応断るものの父がダイバーで死んでることから母と喧嘩して翔んでるヒロインが母との確執が解けたことからグループに加入して
空中フォーメーションでこれをやると死人が出るって都市伝説となっている”HEX“というホーメーションを演じようということで
 
一回目はヒロインのミスで未完に終わるものの、2回目でハンサムボーイが中心で成功した途端になんと空中でそのハンサムボーイが突然みんなの前から消失してしまい
高度計だけが地上に残されてて・・・
そうなんですグループで空中ダイブの演舞のお話だと思っていたら
なんと空中で一人消えてから
映画はなんと地上でも一人死に二人死にとグループのメンバーが不審死を迎えるって言う
なんとオカルトホラー映画の様相を見せてそのまま完全にホラー作品に転換していき
 
ヒロインがその消えたり死んだりした人物とHEXとの関連を調べて行く中で父の死の真相が明かになった途端になんと6人の最後の一人となったヒロインも死を遂げるという作品でして
彼女の死に立ち会うのは彼女をグループに誘ったハンサムボーイであり、HEXの考案者であり彼女の父親とグループを組んでいた男
なんとこの男たち実は人間でないと言う正体を表して映画は終わる
 
オカルト物としても、ホラー映画としても中途半端だったし、ましてやあんだけの空撮でのダイビング映像を前半で散々見せておきながらスカイダイビングに特化した映画でもなくと
まぁ一体何を言いたかったのかが全く分かんない作品でしたねぇ
今改めて見るとこのジャケ画もあれだねぇ前に見た「クリフ・サバイバー」同様に背景の空中が骸骨になっていたんだねぇ
一瞥だけでのレンタルだとホントジャケットも満足に見てないでレンタルしてるんだねぇ私って
 
2020年製作、アメリカ映画
クリス・ジョンストン、アンディ・マルキオーディ製作・監督作品
出演:ケイラ・アダムス マシュー・ホルコム ブライアン・デヴィッド・ロバーツ エリック・アルペリン
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配信犯罪

2023-12-28 20:08:46 | 韓国映画
ホントに今月は韓国映画のリリースが多いですね
“勝手に<韓国映画祭り>“の第八日目の作品はこの作品
なんとこの作品も日本で劇場公開されていたんですね10月に
二次使用へのスパンが早いってことはDVDスルーだったもんがたまたま劇場が限定公開に踏み切ったってことだったのかな
 
韓国で実際に起きたデジタル性犯罪事件に着想を得てつくられた作品
会員用エロライブサイトでのいわゆる投げ銭配信サイトで、見てる側から配信側とのデジタル会話を中心にしてるワンシチュエーション的な作品だったのね
 
恋人にプロポーズを目論んでいたフリーランスのプロデューサーの主人公に謎のライブ配信リンクが送られてきて、そこに映っていたのは今日に限って全く連絡のつかない恋人と不気味な仮面の男
そしてなんと仮面の男はマスクを外し恋人をいわくありげにクスリで眠らせ
配信を見てる会員に彼女のヌードをいくらで買うかって語りかける
それに応えて謎の男と恋人の解放を求めてネット上でのいわゆる金銭のやり取りが始まるのだった・・・

“韓国映画祭り”ということでもレンタルしてきましたがR指定も受けてなくてのエロ配信っていうことで
エロ映画ではないことは十二分にわかっての鑑賞でしたが
まさか個性派俳優のパク・ソンウンさんが配信の仮面男だったんですね
したがってかなりな会話劇っていうかネット上でのやりとりにもかなりの緊張感に包まれたある意味現代の闇の世界を描いたサスペンス作品となっており
ことここに至ってはかなりな低予算で作られたとも言える作品でしたねぇ
途中からなんとなくオチが見えてきましたが
オチ的には合っていましたがこっちの思い描いてたオチとは違っていました(汗
ここいらやっぱ一筋縄では終わってくんない韓国映画
 
ほぼPC画面とスマホで展開させるあたりが今の時代を反映していて、今後こう言ったテクノロジーを利用した作品は増えて行くんだろうな
って言う可能性も見えた作品でしたねぇ
彼女の危機を救おうにも身動き取れない彼氏と、それを利用して挑発する犯人との応酬だけでのある意味騙し合いでしてこっちにもいつのまにかそんな騙しをしくんだんだって言う都合の良さもあるものの
結構こう言ったワンシチュでのサスペンスも面白いものがつくれるんですね
 
私は個人的にはアナログオヤジですからねぇ、こう言った配信ネットには全く興味がないものの現代日本でもいつこう言った実事件も起こる可能性もあるちゅうことですよね
 
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
チェ・ジュヨン脚本・監督作品
出演:パク・ソンウン、パク・ソンホ、キム・ヒジョン
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ヒンターラント

2023-12-28 05:05:14 | 洋画
これは珍しいオーストリアの映画
原題は「HINTERLAND」なんだけど邦題は”ヒンターランド“ではなく「ヒンターラント」と最後の”D“は濁らせてないとこがまずはミソ
そして見終わっていつものように調べていたら、なんと役者さんは全シーングリーンバックで演技をしており
背景から何やら全部CGだとか、通りでどことなく画面が反り返って見えてる感じがしてたんだよね
見出し画像のジャケットもどことなく反り返ってるでしょ
 
そしてオーストリアの歴史に詳しくないとついていけない時代背景っていうのもあったりして
時は第一次世界大戦後っていうことでドイツ圏ということでドイツ側で参戦しているオーストリアだし当時オーストリアは君主国家だったのが敗戦のどさくさに皇帝が逃げてしまってるって言うことで皇帝陛下の軍人として参戦していた主人公たちが
ロシヤに抑留されていたのが戦後2年してようやく国に帰ってくるとこから映画は始まる
 
主人公のピーター・ペルグとその抑留仲間たちはウィーンの土を踏み、それぞれ別かれるものの皇帝の軍人たちは喜んで迎えられる立場にはいなくて
それぞれ変わり果てた母国民たちの風当たりの変化に戸惑う中
彼らの一人が惨殺死体で発見される
そこで犯人とみなしてピーターを警察に連行してきたのは若手警部であるゼヴェリン
ところが警視であるヴィクトル・レンナーがピーターと昔同僚であったことと
そして解剖医であるケルナー博士も”お帰りなさいピーター“と・・・
 
そう戦地に行く前のピーターは刑事で数々の難事件を解決していた名刑事だったことで
戦友の殺人事件のオブザーバーとして捜査に参加するもののゼヴェリンは納得がいかない
が、これが連続殺人の始まりでオープニングの戦友たちが次々に惨殺されていくことで物語は動いて行く
さらにピーターまでもが命を狙われる
 
まぁいわゆる抑留中の遺恨が原因で犯人のオチとか殺害動機とかピーターまでもが殺されそうになったことで大体彼の立ち位置もわかるし
後半ではなんとゼヴェリンとピーターのバディものになっていくし
刑事仲間だったヴィクトルとピーターの奥さんとが肉体関係があったりとか脇道のお話もあったりと
結構面白く見させてもらいましたが
 
先に書いたようにオーストリアの歴史を知ってれば・・・って言うような部分がちょっと東洋の端の島国に生まれ育った私には難点でしたが
犯罪映画として見てる分にはそれなりに楽しめる作品ではあったかな
 
2021年製作、オーストリア・ルクセンブルク合作映画
ステファン・ルツォヴィツキー共同脚本・監督作品
出演:ムラタン・ムスル、リヴ・リサ・フリース、マックス・ボン・デル・グレーベン、マーク・リンパッハ、マルガレーテ・ティーゼル、アーロン・フリエス、スタイプ・エルツェッグ、トリスタン・ピュッター
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渇水

2023-12-27 20:08:50 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
なんと1990年に出版上梓された河林満の『渇水』を原作にした作品
ある意味この作品って映画だけでの個人的に感じたことだけなんですが
なんとこんな30年も前に現代の我々が置かれた環境を予言してるような作品が描かれていたとはねぇ

一応は前橋市の水道局で、水道料金滞納者の家庭を回って未納の場合は水道をその場で停止していく料金係をしている
生田斗真演じる主人公の岩切とその部下の磯村勇斗の二人
料金未納者の言い分とか文句を受け流しつつ水道を止めて行く岩切たちとのやり取りを明として
料金滞納の母子家庭に育つ二人の子供とのかかわりに焦点が絞られて行く

夫に捨てられて子供を養うためにフーゾクで働くもののそれでは生活出来ずに子供をホッパらかして男を得るすなわち糧を得るために子供をを捨てて省みない母親に門脇麦さん
いやこの二人の子供たちが実に健気で
お金もなく姉は万引きして生活絵するものの
そんな家庭環境を知りつつも決まりだからち水道を止めざる得ない岩切

そう岩切自身がそんな二人の姉妹同様の家庭環境に育ち、家族という味を知らずに大人になった人物で
妊娠させたから結婚するものの、息子とのどう向き合って言ったらいいのかを知らないために別居中であるわけで

実際に晴天続きで降雨なしのため受水制限下って言う設定での映画で
水道水を止められた姉妹は公園に水を盗みに行って生きていたりと
言うことでの自然災害的な渇水を背景にしてはいるものの
その実映画のテーマは親に捨てられても文句一つ言わない姉妹の親との愛の渇きであり
また岩切の過去から現在に至る自分の人生の中での家族愛への渇きっていうものをダブらせた作品だったようね

そんな中でしっかりと人生にも家族愛にも満たされている磯村勇斗を組み入れることで、より鮮明に岩切や捨てられた姉妹たちの暗の部分が際立たされて行くんですね
クライマックスではそんな岩切のブチ切れた出来事でようやっと姉妹には行政と言う救いの手が入り
岩切には息子から電話が・・・

もう見てるだけで胸が締め付けられる姉妹が実に・・・
なんと白石和彌さんが総合プロデュースされていたんですね
それにも驚かされた

2023年製作、日本映画、「渇水」政策委員会作品
髙橋正弥監督作品
出演:生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山﨑七海、柚穂、宮藤官九郎、宮世琉弥、吉澤健、池田成志、篠原篤、柴田理恵、森下能幸、田中要次、大鶴義丹、尾野真千子
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グランツーリスモ

2023-12-27 05:05:03 | 洋画
プレイステーション用のドライビングゲーム「グランツーリスモ」に没頭していた青年がそのゲームテクを買われて本物のカーレーサーになるって言う
なんと実話ベースの映画化作品
ちゃんと最後に御本人の映像も出てきますからこれはウソのようなホントのお話なのね
ゲーム製作者の山内一典さんの名前もスタッフにクレジットされているんですね
そしてプレステゲームの関連なんでしょうかそれとも版権の関係か映画製作もSONYのコロムビア映画なのね
 
いや実はレーシングゲーマーの優秀者を実際のカーレーシングドライバーにスカウトしてって言う中国映画の「スリングショット」って言う作品をずっと前に見ていて
こんなことは空想の世界だって思っていたんですが
この中国映画自体、この作品の主人公ヤンをモデルにして作っていたんだってこの作品を見て改めて・・・
 
カーレーシングの日産チームがドライバー不足からなんと世のレーシングゲーマーたちを募ってゲーム大会を開き上位10名をレーシングレーサースクール生として訓練してレーサーにしようって言うプロジェクトをたてて
それに応募してきた優勝者たちを半年間実車とモノホンのサーキットで訓練してレーサーにしていく過程から
レースに出場させて4位入賞させてカーレーサーライセンスを取らせていくまでのレースの映像とそのスピード感や躍動感を今時のCGとVFXで見事に描き出していく様は結構こっちもノリノリだ見てられる
 
まぁ実践レースにおける駆け引きとかもあったり事故によって主人公がそのトラウマにあったり
また家族、特にプロサッカー選手だった父親との葛藤と理解とか現実問題にも触れつつ描いていくプロットも実に上手い
っていうか主人公のヤン選手はゲームヲタクであったためなんとクルマの免許もこの時点では持ってなかったって言うようなびっくりエピソードまで披露していたりで
2時間コチラもゲームではないもののモニターに釘付けになって見ていたなぁ
 
日本でもロケしていたのね
渋谷のスクランブル交差点の俯瞰映像はこの時代だとドローンでの撮影だったのかな
 
2023年、アメリカ・日本合作映画
ニール・ブロムカンプ監督作品
出演:デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ、ジャイモン・フンスー
コメント (2)
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