MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

デビルズ・ソナタ

2020-04-23 23:49:26 | 洋画
これは3月にDVDリリースされた〈未体験ゾーンの映画たち2020〉で上映された一本ですが、どういうわけか、私がレンタル店にいくと貸し出し中の作品だった作品
ようやくケースに本体が鎮座ましましていました
いや、長かったなぁ見られるまで
でも、私にとっては”待てば海路の日和かな”っていう作品だった
ってそんなオモロイ作品というわけではなくて主演を務めておられたフレイヤ・ティングリーっていう、
新人さんになるのかなあ、日本だけではお初なのかしれませんが
このように美形な童顔であるし、身長はジンガイさんにしては背が低く
劇中では引き絵だとかだとまるで少女に見えるんですが
このようなネグリジェ姿とか、バスタオル、演奏用のドレス姿で垣間見られる胸の谷間とかに
なんだろう大人の色気がより良く感ぜられるという
アンバランス感に女優さんDDの琴線に触れてきて
彼女を見てるだけで至福に映画でしたし
どうやらルトガー・ハウアーの遺作でもあったらしい
 
ミステリー作品に入れるのか、ゴシックホラーに入れるのか分からん作品ではあるんですが
どっちにしてもプロットに謎解きを加味していて
その謎解きはある意味楽しかったことは間違いない
 
オープニングは人物の手先というか、カメラが登場人物の目になっていて
楽譜を書き上げ、それを仕舞い込んでローソク持っての場所移動からの
灯油被っての頭身自殺まで主観映像でのタイトルインまで
まさにゲーム感覚の映像処理ということで、現代に生きる若者をも取り込む作風は買える
ヒロインはどっから見ても、先に書いたように引き絵だとまるで少女
そんなローズに行方不明のだった有名クラシック作曲家の父から莫大な遺産が舞い込んでくる訳で
物語の主舞台は、フランスの田舎の巨城のような遺産に大屋敷に移る
そこを訪れたローズっていう寸法ですが、ゴシックホラー的なでっかい古城にたった一人で一晩でも私は眠るのはごめんこうむりたい
ってそんな古城に住まなけりゃ映画は、始まらない訳で
もうお城のたたずまいからしてゴシックホラーですが
こちらが期待するほどのことは最後までおきましぇーん
 
そこでが見つけた、父が自分の為に書き残したと思われる“バイオリンソナタ”の楽譜
楽譜には、いくつかの奇怪な記号が赤字で書かれており
この記号の謎を、解いていくのは薹のたったヒロインのマネージャー信長おっさん
作品には父親の娘に込められた怪奇な想いが込められており
そのためになんと父親は近隣の子供を拐って・・・
 
解き明かした謎によってマネージャーのおっさんは・・・
謎を解き終わった楽曲をローズが演奏するとこで映画は終わりますが
悪魔に魅入られたお父さん野村意志を継いだ娘がそなたを弾くと
どうなる・・・っていうことで最大のクライマックスシーンは見てるこっちの脳内で展開されるという寸法な映画です
 
2018年製作、フランス・イギリス・ロシア・ラトビア合作映画
アンドリュー・デスモンド脚本・監督作品
出演:フレイヤ・ティングリー、シモン・アブカリアン、ジェームズ・フォークナー、マット・バーバー、ルトガー・ハウアー
コメント (2)
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エンテベ空港の7日間

2020-04-23 20:57:35 | 洋画
地元のTSUTAYAさんが、コロナ禍の自粛の影響で臨時休業という
実にショックな状況に陥ってしまいまして
自宅の最寄り駅前のTSUTAYAとGEOさんが一年以内に二件とも撤退以来の危機的な状況を迎えたものの
民鉄4駅下ったとこのGEOさんは休業してなかった
ってことで、さほど見られる作品が月の下旬ということもあって
さほどないなか、オールインエンターテインメントのVシネ作品リリース作品のつなぎまでと、店内に借り残ってる、あるもので面白そうなものをレンタルしたついでに
都心に出ても行きつけの紀伊國屋フォレストが休業中なので「SW」のBlu-rayを10%引きで予約受け付けていたので
ついでにそちらも・・・・
 
でレンタルしてきたのがこの作品
1976年にウガンダのエンテベ国際空港で起きたエンテベ空港奇襲作戦の実話の映画化作品
って事で、多少のフィクションはあるだろうし、ある程度事件の詳細というか結末は知ってるから
クライマックスはそれなりな銃撃アクションも見せてくれて
コロナ鬱をある程度緩和してくれるかと思ったら
イヤ、この映画なんちゅうか、コロナ鬱を倍増させてくれたよな
 
オープニングからまずは何と言っていいんだろうって言うようなイスラエル?のダンス
それも椅子と人間だけの群舞に度肝を抜かれた
そしてこの群舞のレッスン風景が物語の随所にハイジャック事件と関係なくインサートされてきますし
なんと先に言ってしまいますがイスラエルの特攻部隊がハイジャック機に攻撃するシーンとその群舞とがフラッシュバック的に描かれて
ハイジャック制圧の様相があんまり良くわかんねぇだよね
ある意味これを斬新で面白いと、とるかがこの映画の見方が変わってくるところだと思うんですが
打楽器とダンスの足踏みに銃撃の音とがシンクロしていたりする効果は
私も認めるんですが、こっちは鬱屈した精神状態にカタルシスを求めたわけですから
きちっとイスラエルの攻撃部隊が、乗客乗員の犠牲を出しつつも制圧していく様を単純に見たかったわけでして
 
クライマックスまで、ハイジャック犯と乗客との緊張感
イスラエル政府の特攻までに至る政府の葛藤のサスペンスとか
ウガンダ政府の思惑とか
そう言ったスリルとサスペンスが見たかったのに
そんな映画的な主眼がイスラエルの椅子を使った群舞2よって度々中断されてしまうのが実に何なん・・・っていう映画
逆にフラストレーションが溜まってしまいましたがな
 
ハイジャック犯の一人にロザムンド・パイク
実にいい感じでした、そこしか見るべきというか評価することができない作品でした
 
2018年製作、アメリカ・イギリス合作映画
ジョゼ・パジーリャ監督作品
出演:ロザムンド・パイク、ダニエル・ブリュール、エディ・マーサン、リオル・ルイ・アシュケナージ、ドゥニ・メノーシェ、ベン・シュネッツァー
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