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再び古巣のgooブログに・・・まさかのです

名もなき野良犬の輪舞(ロンド)

2018-10-05 18:31:17 | 韓国映画
韓国ノワール映画の傑作と言っていいのかも
つい二月ほど前に見た「殺人者の記憶法」でその演技力を堪能させて貰った
ソル・ギョングと若手のイケメンこの人アイドルなのかなイム・シワン二人の火花散る演技が見物の映画

オープニングは岸壁で魚を食べている二人の男、刺身をうまそうに食べている男が突然撃たれる衝撃の幕開け、撃たれた男は潜入捜査官だったらしい
って途中でわかるんですが
そうなんですよねこの映画、実は潜入捜査官と犯罪組織のナンバー2の男との
刑務所内での出会いと現在の犯罪組織での時制をカットバックで描いていくので
ちょっと見辛く更に整合性のないところもあるんですが

固い絆で結ばれ、野望を胸に、非情に突き進んでいく二人の関係にもやがて不穏な影が迫りはじめる・・・
って言うのは韓国映画ではなくて香港映画お得意の分野ですが
この映画はそんな男と男の結び付きで見せてくれる完全に男泣き映画

同じ日に韓国映画の「修羅の華」とリリースされましたが
私的にはこっちを後に見ていて実に幸いだったのかも
完全にこっちの方が面白かった

潜入捜査官のヒョンスが入所直後対象のジェホに認められるために
刑務所内でちょっとした殴り合いをして見せたりするんですが、注目を得られないものの
刑務所に現ボスが送り込んだ殺しの専門家キムがやってきて、
ジェホの地位が奪われ命を狙われたジェホをヒョンスが助けたために認められ、
それによってジェホは刑務所内の実力を奪い返す
この王座に返り咲いた時のシーンが凄い
あのキリストの最後の晩餐へのオマージュですか

実はヒョンスは潜入捜査の見返りに肝臓病の母親のドナーを優先してもらうということだったが、母親の手術が決まった日交通事故で死んでしまい
その葬儀の一日帰宅を警察上官に申し込むも取り合ってもらえないところ
帰宅ではなくて一日外出できるようになんとジェホが配慮した為に、
まヒョンスとジェホは親密になって行くのであるが

そしてジェホはヒョンスに自分の組織に来いと誘うと
なんとヒョンスはその時自分は潜入捜査官だと打ち明けてしまうが
ジェホは自分を殺そうとしたコ会長を殺害し
コ会長の甥を巻き込んで組織のトップにおどり出るためにヒョンスが必要だったのであり
実はジェホは最初からヒョンスが警官であることを知っていて、
逆に利用する為にヒョンスと懇意になるべく母親の交通事故はジェホが実行したのだった
この防犯カメラ映像にジェホが写ってるんだけど彼って刑務所からどうやって出て来たンでしょうか
ここは突っ込んじゃいけないのは重々承知してるんですがね

ロシアの麻薬組織も絡ませて警察組織とジェホとの三つ巴の様相での銃撃戦と言う派手なシーンもあったりで

警察上官も入れての騙しあい、裏切りと策略のノワール映画
シノップスは二転三転のパズルのように組み合わせられたストーリーが
実に面白くて最後まで飽きさせない。
画質も意図的にノワール的な雰囲気としてザラつかせ120分濃密な映画でしたねぇ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ビョン・ソンヒョン脚本・監督作品
出演:ソル・ギョング、イム・シワン、キム・ヒウォン、チョン・ヘジン、イ・ギョンヨン、ホ・ジュノ
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修羅の華

2018-10-03 00:15:20 | 韓国映画
10月になりました、ようやくレンタルの新作も続々リリース
今月の新作第一作にはやっぱりこの作品
「悪女」に続いての女性が主人公の韓国ノワール映画なんですが
そこは韓国映画ですからノワールの乾いたアクションにとどまらず
女性を主人公にしてるってことは映画の根幹に流れているのは"愛"なんですね

「コインロッカーの女」で闇金屋を営む母だったキム・ヘスがヒロインのヒョンジョンを演じていますし、しっかりとクライマックスでのケレンのアクションを演じてますが
どこまでスタントウーマンのボディダブルだったのか
敢えて画面を暗くしていましたねぇ
「悪女」との違いはキム・ヘスは相手を倒すものの自分もズタズタに刺されます
満身創痍での死闘を支えていたのはひとえに○○への愛に他ならないそんな映画です

昔は娼婦でしたがヤクザ組織を大企業ジェチョル・グループにまで成長させ
今は会長秘書としてナンバー2の地位に君臨する女丈夫
その一方で組織の汚れ仕事を一手に引き受ける室長サンフンがいますが
サンフンはヒョンジョンに恋心を抱いており、彼の汚れ仕事の原動力はヒョンジョンへの愛のため

彼らがここまでのしあがってきたのは財界・政界・法曹界の権力者に女をあてがい
その性行為を盗み撮りしての強請
オープニングは結構激しいセックスシーンが続きます
韓国映画のエロい、グロい、エグいの三拍子のグロいを除いた映画でしたねぇ

そんな強請られる中に、組織の悪事を捜査するチェ検事もおり、
彼を女で陥れたヒョンジュンは組織の捜査から手を引くようチェ検事を強請る訳で
窮地に陥ったチェ検事が自身の保身のためにヒョンジュンを追い詰めるようになっていくんですねチェ検事の悪党ぶりが実に凄い

大企業へと成長した組織では、会長は汚ない仕事には手出しをしないが、
ここまで闇の仕事を請け負ってきたサンフンは、クスリにも手出しをすると会長に怒られ
組織での己の存在に疑問を持ち始め、組織から切り離されるのかと不安を抱き
その不安に検事がつけこむンですねぇ

そしてサンフンはヒョンジュンが自分に靡かない理由を知って・・・
検事の悪逆ぶりが韓国映画らしくて実にいいのだが
この検事とサンフン、そしてヒョンジュンの三人が主役と言っていい映画だったようですね
もう少しキム・ヘスがヒョンジュンを演じてガーリーなアクションを見せつける映画だと思っていた
あんまりDVDの予告編は見ないんだけど、最初の一発だけは見るのだが
その予告編で感じていた内容とは違っていて
これは見たいって思わせられるトレーラーでして日本のトレーラーは大抵映画の内容のダイジェストになってるんですが
この韓国映画のトレーラーは実によくできていたンですねぇ

愛するものを護るため、そして愛する者を奪うために狂っていった男と、己だけを愛する男とが引き起こす、実に無駄な死闘を描いた韓国ノワール映画でしたねぇ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・アンギュ脚本・監督作品
出演:キム・ヘス、イ・ソンギュン、イ・ヒジュン、チェ・ムソン 
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ミッドナイト・ランナー

2018-09-20 15:08:55 | 韓国映画
今月は韓国映画のDVDリリースが結構多い
それも9月5日辺りに集中していて、一応これで今月の韓国映画のDVD鑑賞は最後になるのかな
警察官になるための警察大学校に入った頭のよい青年と肉体派の凸凹コンビの主人公二人
こういう寸法の映画って米国映画でよく見る設定で、
オープニングからこの二人ソリが合いませんが、次第に信頼しあえる仲にって言うのはもう世界共通の設定ですが、

休日ナンパに出かけた街中で若い娘が目前で誘拐されるのを目撃して
最初は自分の足でバンを追いかけますが勿論追いつかないので
タクシーで所轄?の警察に届けますが、お金持ちのお坊っちゃまが誘拐されたとかで
全く相手にしてくれない

さらに追跡中に頭のよい方が覚えていた誘拐車のナンバーが該当しないとか
何だかんだ後回しにされてしまい・・・
警察学校のお話で普通に警察は素晴らしいって言うようなある意味プロパガンダ的な
警察讃歌の映画になってるのかって思っていましたが
やっぱそこは韓国映画
警察の権威主義、敢えて犯罪に目を向けずに日和る警察の幹部
末端警官のおバカ振りは健在だったのが実に嬉しかった

本当に役にたたない韓国警察に任せておけないと
自分達だけで事件を追う内に、ただの誘拐ではなく人身売買だったと大きな事件に発展していくんですね

授業で教わった誘拐された人命の生存時間の7時間が迫るなか急がなければ少女達を救えない
だけど2人だけでは限界もあると暴力団に立ち向かうものも多勢に無勢で交番に逃げ込むと
不審ということで手錠をかけちゃうおバカ振りはもうお約束

学校の教授に助けられるものの、教授も現場での事件性を認めるものの
広域も特捜も現在携われないとけんもほろろ
韓国警察の面目躍如な描写が実に嬉しいのに
追い打ちを掛けるように教授もここで学校に戻らねば不服従で退学だとか

それでも諦めない2人でして、最初の方に出て来てた女の鬼教官にお願い申し上げてバンを
交通監視システムから探しだしてもらって・・・
結局はめでたしのお話に・・・
しかしアメリカ映画だと表彰とか成績優秀とかで表彰去れるような終わらせ方なんですが

権威主義の韓国警察、なんと二人は表彰というよりは退学だとかのお話になっていくんですね
国民性の違いかと思えるような・・・って言うか警察学校生での続編のための終わらせ方だったのかなぁ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ジュファン脚本・監督作品
出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル、パク・ハソン、ソン・ドンイル
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リアル

2018-09-12 03:03:12 | 韓国映画
今月は韓国映画がいつにもなく数本レンタルリリースされます
今日はその内の一本「リアル」ですが
最初に言います、実に長くてよくわかんない映画だったって言うのが正直な感想
って言うか中国資本のアリババ映画からも資金が入って製作されてるんですね
中国映画の世界戦略もついに韓国に・・・
って言うか、韓国映画の世界戦略も中国の10億の民は実に魅力的なターゲットと言うことで
お互いの利害が一致して作られたわりには
実にスタイリッシュな作品であったが・・・

なんだろうなお互い漢字文化の国民でありながらインターナショナルって言うのにこだわっちゃったんだろうか
タイトルからオープニングのクレジットがすべて英語表記っていうこと自体に意味不明
そして最後まで映画を見ても申し訳ないけど私の頭脳では何がリアルでどこがリアルなんかもうあったまグッチゃぐちゃ
ただ韓国映画がニューウェーブの新世代に入ったのかなぁ・・・って見てました
中国資金が入ったせいか実にお金を、それも無駄に使ってるな感が否めなかった

いつも私が韓国映画に求めてるエロさグロさエグさの3要素のうち
エロさだけの映画を見させてもらいました
それもイ・ソンミンと言う、元アイドルだったお方のようで
お顔も美人、ちっパイもお美しくもう満足度の高い女優さんがフルヌードで濡れ場を
文字通りの体当たり演技にはどっかの国の女優と言って幅からない人たちに見倣ってほしい

主人公が乖離性多重人格で精神科医に診察受けてるシーンから始まりますが
それが物語の進行に伴って、主人公のもうひとつの人格がルポライターの姿を借りて登場します
主人公はカジノの事業主と言う所謂ヤクザでして
そしてルポライターが同じ名前、同じ顔、さらにヤクザと同じタトゥーで現れて
手始めに女を手にいれ、やがてヤクザのすべてを取り込もうと画策してくるんですね

こうここまで書いて来てようやっと気づきましたがな
つまり二重人格の人格だったもう一人の自分が他人の体を借りて実際に
自分とそっくりな人間として現れてきたってこと
そうですよねもう一人精神的な人格が"リアル"人間として現れたんですね
一つ謎が解けたのか

アクションシーンは一級の韓国映画、悪は悪で実にエグ(私が求めてるのとは違って悪人としての)いし
一人対集団との擬闘はエア擬闘とのシンクロ映像とクロスオーバーして見せたり
実にセンス・オブ・ワンダーな映像だったり実に実験的な映画を見させてもらいました
ネタばらしになるのですが、決着つけるべきヤクザの主人公がルポライターの自分を射殺できなかったのは
自分の分身または自分であると認めたからということか

見終わって調べたら韓国では完全にコケた映画なんですか

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・サラン監督作品
出演:キム・スヒョン、ソン・ドンイル、イ・ソンミン、チェ・ジンリ、チョ・ウジン、イ・ギョンヨン、ハン・チウン、キム・ホンファ、チョン・インギョム、アン・ソヒ
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ザ・キング

2018-09-09 00:01:35 | 韓国映画
私って映画の情報をいれないので、
この韓国映画のオープニング激しい雨の中、高級車に乗って与太話をしている高級スーツの3人男たちって、てっきりヤクザの幹部と親分が与太話ししているんだと
そこに高速の車が突っ込んで
その3人の一人が死を目前にして、個々までの人生が走馬灯のように甦って来る

なんとこの3人ヤクザとは真反対の検事総長ハン・ガンシクと検事総長の腰巾着の
部長検事のヤン・ドンチョルだったんですね
後からわかるんですがこの3人の中の一人元検事だったパク・テスをヤクザに殺させるために
運んでるところだったのだが

テスが検事になろうと決心したのは、不良だった高校時代、
窃盗を繰り返すどうしようもない父親が検事にさんざ殴られてる惨めな姿を目にした時、
検事こそが権力の象徴だとテスは、なんとそれから必死で勉強し、
なんとソウル大学に受かりとうとうあこがれの検事になったテスだったが
最初は地方都市で検事生活をスタートさせ思い描いていた検事生活ではないものの

検事は結婚相手として引く手あまたで金持ちの娘でテレビ局勤めのサンヒと結婚するが
ある金持ちのドラ息子のレイプ事件先輩検事のドンチョルから手加減せよと諭され
って韓国は学閥社会であり特に検察官の上下間は厳しいようで・・・
コレが縁となり彼らの上に立つ部長検事ガンシクに可愛がられてから
テスは検事として今までは想像もできない世界に棲息することに

ってことで権力の中枢におどりでたテスは・・・
韓国が軍事政権下から民主化の波が押し寄せようとしていた時代から
大統領も全斗煥から慮泰愚に代わり、
さらに9民主派の金泳三が登場しようという時でして
実名と実写の記録映像も随所に使われて

なんと実際に政権交代自体もガンシクを始めとする検事たちの手が及んでいたのだった
そんな権力を得るためには司法の人間でありながらもガンシクは裏でヤクザと手を握っていたんですね

まさに伏魔殿とも言うべき韓国の検察庁の姿を誇張もあるんだろうけども
これほどまでに描ける韓国の映画界はすごく恵まれてるようですね
コレが日本だったら多分に企画段階で日本特有の忖度が働いてしまうんでしょうね
だから日本の映画は面白くないんですね

政治を動かし、経済界を動かし、裏社会の人間をおもいどおりに動かすのは
検事と言う権力をフルに活用して故人を徹底的に調査しいざって言うときにその個人情報をチラつかせたり
反対組織にデータを使わせたりともう悪の権化でしかなく
テスは失敗して彼らから疎外されてしまい
邪魔になったために処分されそうに・・・ってのがオープニングの自動車事故のシーンだった
幼馴染みのヤクザに身を挺して助けられたのである

そしてテスは報復のために政界に出馬を決めて
その結果を我々に委ねた形で映画は終わる
134分と長い尺ですが長さを感じさせない映画でした

木浦の暴力団「野犬派」のボスが裏切り者を始末する方法がなんと
そのグループ名通りの野犬に食わせちゃうシーンが実に韓国映画らしいグロ描写でしたが
汚い仕事は表舞台の権力者は手を汚さずにヤクザ者にやらせる
自分に降りかかる火の粉は蜥蜴の尻尾切りでしのぐと言う権力者って結構魅力的映画の題材になるのね

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ハン・ジェリム脚本・監督作品
出演:チョ・インソン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、リュ・ジュンヨル、キム・ウィソン、キム・アジュン、キム・ソジン
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犯罪都市

2018-09-03 21:29:46 | 韓国映画
ある意味、この人も私の中ではジャケットに写ってると
パブロフのワンちゃんになってますが、それは多分に「新感染」いmぅだって言うのも事実ではありますが「新感染」以前でも「ミスターGO! 」「ある母の復讐」 「殺人者」「バッドガイズ」「殺されたミンジュ」 「群盗」とか結構見ているんですが
記憶に残る役者さんの典型ですよね
悪役としても存在感が抜群

ってことでこの映画でも登場シーンはもう十八番のヤクザかと思いましたが
なんと真逆の刑事さんだった
ってことでこの映画ではいつものおバカ警察と言う、韓国映画定番の設定ではありませんが
そこは韓国映画、警察上層部ではあい変わらずの自己中の権力志向と言うステレオタイプは健在で
ある意味安心しました・・・って変な安心でして大丈夫かい韓国警察は

強い刑事さんで、ヤクザと紙一重で管轄内での二組のヤクザを掌中に納め治安を維持していた
そんなある日中国を食い詰めた朝鮮族三人が
ソウルにやって来て微妙に均衡を保っていた一方のやくざの親分を惨殺と言うか、
殺したあとにバラバラ死体に損壊し

ここから韓国警察、韓国ヤクザと中国からの朝鮮族との三つ巴の戦いが開始されるにいたる
って最初に実話に基づきフィクションって言うことわりが入りますので
まさかこんなに酷い朝鮮族の3人のキャラクターが実に強烈
まさかの警察をも屁とも思わぬ行為が実にいいですね
これくらい徹底した暴力のぎりを尽くすと
逆にそのまま徹底ぶりは実に気持ちいい・・・これぞ韓国映画の真骨頂ですよね

ただ朝鮮族のき◯がいっプリが後半で失速してしまうんですねぇ
どこまでも警察に楯突いて
仲間を救いに警察に殴り込みくらいしてもよかったって思ったのは私だけ?

グロいシーンに直接的な表現がなかったのには多少の不満は残るんですが
食堂の少年も韓国映画なら、しっかり殺されるんじゃないかって期待も裏切られたって思ったのも私だけ?
韓国映画としてのバイオレンスは十分だと思えるのも事実ですが
韓国映画特有のエグ味がないのが私にとっては不満ではありますが
万人受けする映画で終わってしまっていたのがちょっと残念ですが娯楽映画としては
超一級品でもありました

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
カン・ユンソン脚本・監督作品
出演:マ・ドンソク、ユン・ゲサン、チョ・ジェユン、チェ・グィファ、パク・ジファン、チン・ソンギュ、ホ・ソンテ
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殺人者の記憶法:新しい記憶

2018-08-12 02:33:47 | 韓国映画
私は韓国映画は好きですが、エグみが強いので旬日を開けて見るようにしてるのですが
先に見た「殺人者の記憶法」の別ヴァージョンと言うことと
別エンディング映画、さらに10分も長いと言うことで
こっちも記憶が覚めてしまわんうちにと
禁を破って連続鑑賞

最初に言ってしまいますが、大筋としては勿論変わりませんが個人的には此方の方が好みの映画になっちょりました
特に惹句で謳ってる通りエンディングが大幅と言うか180度変更されてて
このエンディングなら実に納得です、スッキリしてたしね

ベッドに拘束されたビョンスを検事が尋問しているところから映画は始まり
所謂ビョンスの備忘録として書かれた日記をもとに聴取され
それにこたえるビョンスの証言元によって物語が進みます
ってことでオリジナルからはちょい割愛したりテジュがビョンスのことというか
17年前の連続殺人の調査をしていたりの部分が付け加えられたりしてますが

話の展開自体はオリジナルと同じながらも、
アン・ビョンマン所長と警察学校の生徒たちが”過去の連続殺人事件”の状況を聞くため
ビョンスのところに訪れたり、細部が微妙に違っていますが
実はこれも大きく変わったエンディングへの伏線であったりしますが

詳しいことを書くとネタばらしになりかねないのでこれだけ書いて起きますが
アイロンで殴られへこんだ頭部っていうのはこっちの映画では肝となっていましたが
オリジナルでは放置プレイでしたねぇ

あと気づいたことですが、韓国の映画館って上映中に携帯通話OKなんですかね
あと田舎町であるのでシネコンではないようですが、二館も映画館があるような
実にうらまやしい
17年前のたばこって吸えるのですかねぇ
韓国の警察官拳銃って1発目は空砲なのね、日本では空砲じゃないから
こないだみたいに犯人射殺できるのね

ジャケットの写真がニヤリと笑ってるんですね
このニヤリが実に曲者と言うか映画自体の違いだったのね・・・

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ウォン・シニョン製作・監督作品
出演:ソル・ギョング、キム・ナムギル、キム・ソリョン、オ・ダルス、ファン・ソクチョン、キル・ヘヨン、イ・ビョンジュン、キム・ミンジェ
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殺人者の記憶法

2018-08-11 23:50:10 | 韓国映画
これって原作があるんですね、映画オリジナル作品ではなかったようですが
まさか日本みたく映画のhitによるノベライズではないですよね
いや実に面白かったですよ、第一発想が素晴らしい
ってのも
アルツハイマーである元連続殺人鬼とニューカマーの連続殺人鬼のお話は実にユニークだし
時宜的にアルツハイマーと言うか認知症と言った現代問題の病気をネタに取り入れており
ある意味その認知症が主人公のハンデキャップでしょ、
で、主人公がアルツハイマー側なんだから虚実入り乱れる曖昧模糊とした彼の記憶に
見てるこっちは感情移入しまくり
なにが現実で何が記憶喪失なのかの境目がまるっきり見てるこっちも曖昧模糊の世界観に揺曵させられるのですが

それじゃあかんだろうとアルツハイマーの元殺人鬼のモノローグで彼の行動心理や過去の状況を逐一説明してくれるし、ご丁寧に回想映像までも・・・
アルツハイマーの元殺人鬼は霧の日にニューカマー殺人鬼と三叉路での接触事故で偶然遭遇する。
町では連続少女殺人が進行中で、アルツハイマー元殺人鬼が
直接ニューカマーの殺人現場を目撃したわけではないが、
若い頃の殺人鬼だった自分と同じ匂いを感じたアルツハイマー元殺人鬼は
こいつは怪しいと感じとる、
事実、その男はちゃんとニューカマー殺人鬼なのであったのだが

彼は最初知らなかったのだが、このニューカマー君、実は現役警察官と言うことで
実にまったく明瞭な語り口で、認知症殺人鬼と新人君との確執が
認知症殺人鬼の一人娘を巡って映画は進行していき
この進行していく様が実にサスペンスフル・・・韓国の作劇術って実にうまいですよね

作劇的に映画自体も様々な仕掛けを施して来てまして
実は認知症殺人鬼のモノローグ自体もある意味仕掛けが施されていて
そりゃあかんやろってつっこみいれてもなんせ相手は認知症やし
ってことで観客もまんまとハメられてしまうんです
果たして認知症殺人鬼の語りが信ずるに足るものかどうかがわからなくなって来るわけで

映画的にもどこに着地したのかラストシーンの意味が本当にわからない
色々と解釈できてしまう終わりかた
私的には好きな終わりかたですが、一般的にこういう終わりかたでいいのか?と・・・

一人娘を演じるキム・ソリョンってアイドルなんですね、着衣でのおっぱいもある程度のおっきさがありやしたねぇ
オ・ダルスはいつも通りのキャラクターでした

さて別バージョンの「殺人者の記憶法:新しい記憶」を見るか

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ウォン・シニョン製作・監督作品
出演:ソル・ギョング、キム・ナムギル、キム・ソリョン、オ・ダルス、ファン・ソクチョン、キル・ヘヨン、イ・ビョンジュン
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コンフィデンシャル/共助

2018-08-09 22:26:01 | 韓国映画
韓国映画を面白いと感じるようになったのはつい最近で
ある意味独特なエロさエグさが韓国映画の持ち味だと思っていますが
半島を南北に分断してる現在の問題さえをも娯楽にしてしまえる韓国映画って言うのも
すごいですよね
ただこの映画が日本で公開された時にはなんだろう南北の融和ムードの様相を呈して来てましたが
映画はそれ以前に作られてるようですね

先にかいてるように私が韓国映画にはまったのはごくごく最近ですので
いまだに役者の名前と顔が一致してませんが
曲者役者としてユ・ヘジンはさすがに一致する
ってっことでこの作品をセットの一本に選択してきました

多分にユ・ヘジンとジャケットの”ハリウッド驚愕のメガヒット・アクション・エンターテインメント!! ”
ってのにもつられたのも事実

贋ドルの原盤を巡って
所謂可もなく不可もなく警察権力だけが生き甲斐の韓国の刑事ジンテが、
南北の連絡協議会を利用して贋札原盤と犯人逮捕を目的とした
クールで屈強な北朝鮮の刑事チョルリョンとの凸凹捜査劇と言うか、異色のバディ映画でもあるようです

北朝鮮の犯罪者を逮捕すべく共助捜査をすることとなり、
あーだこーだと文化的なギャップとか警察刑事としての立場の違いから常に
衝突しながらもいつしか友情を育んでいって、
悪に立ち向かっていくというストーリーは完全にお約束な展開でして

異文化ギャップコメディ的な面白さと、
まさにターミネーター並みのタフな北の刑事の行動力
と言うかストレートなアクションが素晴らしい
ヒョンビンのハンサム度も実に素晴らしい

特にクライマックスでのカーアクションではふドア外して低層からでの射撃のカッコよさ
もうハリウッドも凌駕してるかもしれないアクション演出でしたねぇ

もうひとつその場にあった、トイレットペーパーを咄嗟に紙コップに入れて
水で十分に濡らして武器にするのもカッコ良かったなぁ

細かい描写で言えばオープニングでチョルリョンの奥さんが
彼のために弁当を開くと稗だか粟だかの混じったおにぎりって言うか
北の食料事情の描写があったり
北の刑事が北朝鮮のバッジを外さないところとか実に細かいのも得点が高いです
125分という長尺でしたが時間というか長さを忘れて見てました

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソンフン監督作品
出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、コン・ジョンファン、イ・ヘヨン、チャン・ヨンナム、イム・ユナ
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時間回廊の殺人

2018-08-05 01:38:15 | 韓国映画
8月には韓国映画が2本リリースされておりこの映画ともう一本は「殺人者の記憶法」
これは多分別エンディングの「殺人者の記憶法:新しい記憶」はレンタルにでないだろうと
併せて予約してあるので熱波が一段落したら取りに行こうと・・・

でこちらの「時間回廊の殺人」をレンタルで鑑賞しました
予備知識入れないからいきなり殺人事件事件の真っ最中から始まるのにまずびっくり
ヒロインのミヒの夫と長男を殺したということで警察に捕まって
ミヒは30年の刑に処せられ25年後、仮釈放でナゼか事件現場の自宅に戻らされ
そこで暮らすミヒだったが、自宅には何者かの気配が感じられ・・・

事件現場の一軒家を舞台にした疑似ジャパニーズホラー映画の様相かと思ってみてましたが冒なんとホラー映画というよりは中盤から終盤にかけてはタイムパラドックスですか
夫は殺されたうえに、長男も地下のドアの向こうに消えた自宅には、
何やら不思議な霊の気配がするとまずは風水師、
彼の手に負えず次に霊媒の巫女さんが
ここいらホラー風味もちょっとコメディタッチだったり

霊の中には日本人が出てきたりしますが反日でもないンですねぇ
さらに25年前の若い母親ミヒと25年後の白髪のミヒとの二役をキム・ユンジンが演じており
さらにナゼか意味ありげな若い神父さんがこの家の秘密を解いていくんですね
かなりな自信ありげなこの神父、実に意味深
韓国のアイドルさんだったのねぇ、ちょい自信ありげな風貌というか雰囲気は竹内涼真の面影に重なって見えたのは私だけ?

ラストで一気に謎解きして見せる寸法はミステリー映画と
もう色んな映画の要素が一杯の映画でしたが
それまで色々と細かに張り巡らして来ていた伏線もきれいに全部回収されてるのは見事というしかない
が結局一本筋の通ったテーマ子を思う母の愛ということだった映画

今まで私が好きな韓国映画特有のエグさも排除して、こういったごった煮的な展開を映画というエンターテインメントとして昇華させる韓国映画って実に羨ましい
allcinemaさんによると2013年のベネズエラ映画「マザーハウス 恐怖の使者」のリメイクだそうで、オリジナルも機会があれば見てみたい

2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
イム・デウン監督作品
出演:キム・ユンジン、オク・テギョン、チョ・ジェユン
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