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再び古巣のgooブログに・・・まさかのです

一級機密

2019-01-09 04:39:14 | 韓国映画
韓国とは外交的、軍事的にも更に司法とか国民感情とか
日本と色々問題を抱え末期的な状況にあるけれども
韓国映画は実に面白いと言うか、日本の映画界では到底作れないものを提供してくれるし
映画から韓国人の世界観と言うか、人間性とか見られて
そこが実に興味深く韓国という国柄が見られる訳ですが

そんなところを強調するかごとき作品がコレ
シネマート新宿での企画興行<反逆の韓国ノワール2018> で上映されたんですね
もう一本の「黄泉がえる復讐」は邦題が実に掛詞としては秀逸であったものの
なんだかあんまりおもろうなかったけども
コレはかっちりと見せてくれる作品だったのね

ジャケットの惹句には”敵は、国家”ってありますが
一応言っておきますが国家ではないでしょう
家族のために転属願いを出していたパク・デイク中領(中佐)は念願の
国防部軍需本部航空部品調達課の課長として昇任してきた
統括の将軍とか購買課の連中は彼を歓迎するものの
奥方にと預金通帳を部下が渡してきたり
上官は飲み会に誘い、しきりに”我々は家族”だといい募る

赴任して張り切るパクは時間をわすれ残業してると部下の誰も帰れないのね、
ここいら軍隊ってことで上官が勤務終わるまで誰も帰りたいのに変えれないっっとこが面白い
っていうか日本もひどいよねとある東京の私立高校の教員は朝なんと6時半に出勤して廊下に並んで理事長に朝のご挨拶するのが日課だったとか
ようもまぁ60年以上も続けて来たもんだ

って話がそれましたが
彼の勤勉さで過去の購買記録を見ていく中でエアスターという企業の部品だけ
高く購入されている事に気付き部長に進言するが、
件の"家族"ではぐらかされてしまう
またスクランブルに出たパクの後輩のジェットが墜落してしまう
その処理がジェットの原因ではっていう調査もなくパイロットに精神的なことで片付けられてしまいます

パクは原因を調べようとするか、何故か上からの指示でカンの過失として処理され、
その事から次第にパクに圧力が掛かり始め完全に購買課だけでなく国防部軍需本部全体からも白い目で見られ
部下はあからさまに協力拒否

国防部の権力を持つ者が部品の調達にリベートと言うかキックバックで私腹を肥やし、
それに逆らう者は、徹底して全所で潰しにかかり
それも軍隊としての家族ではなくてパク個人の家族にも火の粉は1降り注ぐ
韓国映画では、こんな映画が度々作られていますが
この映画冒頭に事実に基づいて作られたフィクションって断りもいれてますが

こぜまい軍人社会で一企業と結託してきた資料がTV局に流れ落ち
その資料は一級機密だって言い張る将軍
まTV記者も悪いよね撮らないことを条件に内部告発に乗り出したのにちゃんと隠しカメラで撮影してたり
○○FIRSTなんだよなみんな自分のことしか・・・それが韓国人の特性って言い切っちゃっていいのかな

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ホン・ギソン監督作品
出演:キム・サンギョン、キム・オクビン、チェ・ムソン、チェ・グィファ、シン・スンファン、チョン・イルー、ユソン、キム・ジュンギ
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模倣霊

2018-12-22 14:30:52 | 韓国映画
2018年のシネマカリテ新宿の恒例企画興行<カリコレ>で上映された一本
韓国映画ホラーっていうフレコミでしたが
ちっとも怖くないのが実に韓国映画らしくないし、
なんと言うか私にはある意味理解不能な映画だった
ってのもまずはオープニングのあの殺人カップルは一体どないなったン
終盤に出てきてた洞窟内の鏡の中の人になってしまっていたのかな

もひとつ主人公の若夫婦?の霊と同じ名前の女の子がいつのまにか放置プレイになってるし
一体何がなにしてなんとやらっていう実に不誠実な作品
途中チラっと変なオバハンの説明台詞はあるものの
それだけでは私には理解不能な映画だった
これで”公開からわずか10日で観客動員数100万人を突破した話題作”と言うことは
韓国人は皆さん頭脳明晰なんですね

若夫婦夫は、認知症の母の静養も兼ね、幼い長女を連れて田舎の村に引っ越ししてくる
いなかとはいえ実に近代的なお家でしたが
夫妻には長男が行方不明になったという悲しい過去があったのだが
近所の子どもに迷い犬の捜索を頼まれた妻は、森の奥深くで洞窟を見つけ
さらにその中で変死体までも見つけて警察を呼ぶものの

その洞窟の側で妻は薄汚れた服装の少女と出会い
なぜに夫婦の家がわかったのかな、後日家を訪ねて来たその少女を泊めることになる
少女は最初は無口だったものの、やがて夫妻の娘と同じ名を名乗り、
そっくりな声で喋るようになっていき・・・

ってことで邦題の”模倣霊”ってことンなのでしょうけども
この後の後半部分がホラーの真髄になっていくのですが
韓国産ホラー特有の毒のある恐怖感もなくて
ヌルヌルした奴とかゾンビみたいのメイクした奴が・・・
もうホラーと言うよりはコメディかって言うようにしか見えなかった

ってことで結局は見せ方が悪いのですよね
さらに人間の視力を奪うと言うけれど、その人間が盲目になったように見えてないし
よじ登って逃げようとしてる時に役に立たない刑事と通話してる時に携帯落とし
自分も落下
次のシーンでは携帯懐中電灯で照らして出口探し
次のシーンでは階段手すり旦那さんの手とで携帯どこに?・・・

息子が失踪した母親の悲しみはわかりますが、長女はどうなるの??????

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ホ・ジョン脚本・監督作品
出演:ヨム・ジョンア、パク・ヒョックォン、シン・リナ、イ・ジュンヒョク
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7号室

2018-12-14 23:38:11 | 韓国映画
韓国映画っていうと何でもかんでも見たくなる
ってことで今月5日にレンタルリリースされたこの映画をセットレンタルの1本に組み入れて来ました

ドゥシクが経営する個室のDVD店は、経営がうまくいかず借金まみれでした。
給料を払ってもらえないアルバイト店員テジョンは、学費の為に闇金から借金していてるのに
ドゥシクはもう二ヶ月もバイト代を支払ってくれない
ので麻薬密売人から預かった麻薬を店内の”7号室”に隠します
店を売ってしまいたいドゥシクは、アルバイトを増やして繁盛を装いなんとか売買契約を希望する相手が現れます
が増員した朝鮮族の新人バイトクンが店内で漏水清掃中に感電死を遂げてしまいます

死人が出たら店が売れなくなるとパニックになったドゥシクは死体を"7号室"に隠し、
ドアを厳重に施錠してしまいます

麻薬を取りに戻ったテジョンは、隠し場所に入れません
ドアを開けられないドゥシクと開けなければならないテジョンは”7号室”をめぐって、
壮絶な攻防戦を始めることに・・・

所謂格差社会の底辺で蠢く人間のお話で客観的にみると
これらの人間たちは己の金のみに動く作品なんだけど、これが実に面白い
ドゥシクとテジョンの"7号室"をめぐっての攻防戦はもはやコメディ
絶対に鍵を開けなければならないアルバイト店員と、
絶対に開けさせたくない店長、この真剣勝負が実に悲しくも、滑稽である

個室DVD店って日本にもありますよね、”ライバルはホテル”のキャッチフレーズの”宝島”が夙に著名なチェーン店ですが
日本では単身でのシコシコ利用ですが
韓国ではつまりカップルが利用する”餅つき(性行為)”専門のラブホなんですねぇ

所謂底辺の人物たちの繁華街を舞台にしてるようですね
こんな底辺に生息する人たちが主人公
格差社会の韓国ではどんなに努力しても、底辺で生きる人にはこんなな生活しか待っていないんですので
彼らが信じるのはお金だけど、これも思うよう集まらない
現実の韓国の実態をエンターテインメント作品として映画にできる韓国の映画界がうらやましい

アルバイト店員を演じてるのは韓国のアイドルスターだったんですね

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ヨンスン脚本・監督作品
出演:シン・ハギュン、D.O.、キム・ドンヨン、キム・ジョンス、パク・スヨン、ファン・ジョンミン、チョン・ソクホ、チョン・スンギル、キム・ジョング、キム・ドヨン、チョン・ヒテ
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黄泉がえる復讐

2018-12-10 17:27:17 | 韓国映画
シネマート新宿の恒例企画興行<反逆の韓国ノワール2018>で上映された1本
最近その映画的なプロットの面白さにはまってしまい
韓国映画と見ると何でもかんでもレンタルしてしまう私ですが
すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった
ってのも社会派SFミステリー・サスペンスにオカルトと映画としての面白い要素を色々詰め込んでなんともびっくりな作品に仕上げてきた

主人公は検事のジンホン、7年前に母親が目前でひったくり犯に殺害され、
その犯人だと思われていた男が死亡
真犯人が別にいると確信したジンホンは独自に捜査をしていた・・・
そこへ、死んだはずの母親が7年ぶりに帰ってくる
ちゃんと生きて写真にも写るし肉体も触れるし口は聞ける、一応血圧も血液も採取できるものの

現役検事の母親が7年ぶりに生き返ってきたわけなので
国家情報院は、国家機密事項になっていて世界的に同様な生き返って来て
自分を殺して法的に裁かれていない犯人を自ら復讐し
終わるとその場で身体が炎上して消えていくという不可思議な現象が起きていて
子のような生き返ったきた人間を“犠牲復活者(RV)”と呼んでいることと

このジンホンの母は韓国での最初の事項に当たると
本来は国家情報院が取り扱う事項なのだが、警察の女性刑事にも、なぜに犯人は死んでるのに甦ってきたのかを調べる様にと指示を出される
母親の事件を自分でも調べているジンホンと国家情報院と警察との三つ巴の捜査合戦が開始されるというミステリーサスペンス

そんな状態で遺恨を晴らせないまま死んでしまった魂が、その思いを晴らすために
”犠牲復活者”として、この世に戻っきて、復讐するというオカルトにSF的な要素

それらが相俟って実に韓国らしい”恨”を晴らそうという韓国思想に加えて
"息子を思う母の気持ち"や、その母に対して"貧しいことが恥ずかしい”と言った息子の思いが込められちゃんと映画として描かれているんですね
そういう意味でエグくもないしエロくも、更に悪意ある人間を描いてもいないものの
実に韓国映画らしい映画となっていたんですが1
韓国映画の孕んでいる毒がないってところに私自身にはもの足りんかったわけでして
"すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった"
ってことでした

92分の尺も実に丁度いい長さだった

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
クァク・キョンテク脚本・監督作品
出演:キム・レウォン、キム・ヘスク、ソン・ドンイル、チョン・ヘジン、チャン・ヨンナム、ペク・ポンギ、オ・デファン、キム・ミンジュン、イ・ジュンヒョク
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タクシー運転手 約束は海を越えて

2018-11-12 18:29:18 | 韓国映画
韓国映画の持ってるエグさに惹かれ、韓国映画以外は見ませんけども
DVD化されたらその殆どを見ることにしてまして
この映画もDVDリリースされた途端に見たかったんですが
レンタル中ばっかで中々見る機会に恵まれませんでしたが
ようやく見ることができました。

正直に言いますと、私は”光州事件”の名称だけは知っていましたしが、
その実、事件の実態については”全くと言っていいほど何も知りませんでした
隣国とは言え、韓国映画の面白さにはまったのもここ2、3年前だし
”光州”と言っても中国の"広州"いう字を咄嗟に書いてしまうようなごく平均的な日本人
韓国での地図上での場所がどこなのかもわかりませんが

この映画での感じだと、昼頃ソウルからタクシーで出掛けても日帰り可能の地理的条件の位置にあるんだろうと感じましたが・・・
そんな地理的な場所で1980年と言えば未だ軍事政権下の韓国で
このような軍政権が人民に向けて銃口をって言うか実弾の火蓋を切ってしまうとは
まさに文字だけの民主国家だったのねぇ
そして当時は決して他国には触れられたくない事件であることは十分に理解できるけど
一体どうして"光州"だけでこんなことが起こってしまい、ここだけ隔離され戒厳令がしかれたのか・・・

隣国である日本でも、韓国政府が流すフェイクニュースのみだけしか報道されていないんだよね
韓国でも光州以外では軍事政権が流すニュースしか知らされていませんし・・・
しかし、30年経過して現在の韓国でこの映画が作られたってのは
劇中に実際の映像も流れたドイツのジャーナリストが16年に亡くなられたから製作できたのかな
日本でもママあることですが、当事者が亡くなったから・・・って言う映画もあるわけで
韓国側のタクシードライバーもドイツ人に教えていた名前も仮名で
多分にどこの誰かわかってないんでしょうね

と言うことで半分ノンフィクション、半分は映画的な面白さを追求してのフィクションとして作られてるようですね
クライマックスのカーチェイスなどは多分にフィクションって思って見てましたが
コレがもしかすると現実だったのだら全く怖い国韓国と言うしかないし
まさかのタクシー連合だって感動を換気させるプロットでしかないでしょう

最近韓国映画にはまった私にはソン・ガンホとユ・ヘジンの競演と言うと
必ず見ても損しない作品であることはようやくわかって来てる状況ですねぇ
実際にこの映画はテーマは重いのですがそれをまさに感じさせずに一本のエンターテイメント作品にしてるのはこの二人の演技だろうねぇ
韓国映画なのにいきなり見慣れた塔が出て来ておろろいたけども
そうだよね80年当時の東京のランドマークったら東京タワーしかないし

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
チャン・フン監督作品
出演:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、パク・ヒョックォン、チェ・グィファ、オム・テグ、チョン・ヘジン、コ・チャンソク
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沈黙、愛

2018-11-09 20:03:08 | 韓国映画
見終わって調べていくうちにallcinemaさんのこも映画の梗概になんとこの映画
スン・ホンレイ主演による2013年の中国映画を「オールド・ボーイ」「新しき世界」のチェ・ミンシク主演で韓国でリメイクしたミステリー・サスペンスとのこと・・・
中国映画ってことで日本には入ってきてないようですので
ま私にはリメイク作品が初見と言うことになるんですか
ある意味リメイクしたくなる気持ちはよくわかりますが

オリジナルの中国映画ではチェ・ミンシク演じる主人公の
韓国で所謂格差の象徴とも言える大金持ちの男性は社会主義資本制度の中で
やっぱお金持ちの男としても描かれていたのかな
そんなとこが実は気になって・・・
韓国ではこういった一握りの人間が実際に韓国の政治経済から司法までをも思い通りにさせているある意味ステレオタイプの人物像があってこそ成立しえる映画ってことですよね

お話としては大金持ちのイム・テサンは先妻に先だたれ
現在年頃のドラ娘を一人で育ててきたが
現在は有名女性歌手と、再婚しようとしており
二人の仲がうまくいくようにと娘に会わせたけど・・・
ある日この女性歌手の濡れ場動画がネットに流され、それを見た娘が
義母となる歌手を呼び出したことで

娘が義母となる女性歌手を殺した罪で逮捕され、裁判にかけられるのだが
娘はベロベロに酔っており義母を殺した記憶が全くないので自供していないものの
イム財閥の解体を目指す韓国の検事は証拠不十分、自白なしのまま殺人の裁判にかけてしまうのね

ここいらは検察が財閥憎しで、これをきっかけに・・・って言う韓国の事情が垣間見れるンですが
イム財閥はその金力からどんな弁護士でも雇えると思うのですが
ミンシクは、どことなく見てくれが実に寂しそうな女弁護士チェ・ヘジュンに、娘の弁護を依頼する
ここから実は見終わってから知ることになるんですがイム会長の完全なるトリックが隠されていたんですが
見てる観客側のこっちも雇われたどこから見ても貧相で敏腕と言うか辣腕と言うか
韓国の司法になんのコネももってないチェ・ヘジュンが裁判で大逆転を見せかも
って言う期待感で裁判を見ていくことになるんですが
これまた観客は製作のプロットに完全にはめられていくのですね

実はもう最初っからイムのトリックに完全にはまってるこっちは
焼失された現場での防犯カメラの映像が登場して
原告検察とイムがそのUSBの争奪戦を行い
それが被告人弁護士の正義感によって暴かれ、イム会長は裁判中に真犯人とし逮捕され

しかし、まだその先があり、すべての真相が観客に示された時の衝撃がすごいや
ここですよねリメイクしたくなるとこは・・・
邦題の原題「沈黙」のあとに「、愛」をつけた意図も知らされる
そんな派ででもないし、アクションもないある意味法廷映画ではあるんですが
タイまでロケに行くと言う実に羨ましいほどお金をかけた作品でしたねぇ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
チョン・ジウ脚本・監督作品
出演:チェ・ミンシク、パク・シネ、リュ・ジュンヨル、イ・ハニ、パク・ヘジュン、イ・スギョン、チョ・ハンチョル
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天命の城

2018-11-07 23:43:01 | 韓国映画
1636年、清が中国で台頭し李氏朝鮮が明に仕えてることを不満に思ったのか
清の皇帝ホンタイジが李氏朝鮮をまず従わせんと朝鮮に攻め入り
李氏朝鮮16世仁祖がく1万3000人の将兵と共に南漢山に山城を形成し籠城して
清のホンタイジと対峙した冬の47日間の闘いを描いた時代劇ですねぇ

韓国の映画好きにはある意味たまらない時代劇
日本映画もそうですがもっと気楽な時代劇を撮ってもいいんじゃナイって思うくらい
敢えて重厚に作り上げて来るんですね
第一尺が2時間20分もあるンだけども
適当に戦闘場面があることはあるんですが
時代劇と言ってもこの清との戦争に反対の和平派大臣イ・ビョンホンと武闘派大臣キム・ユンソクの対立をメインプロットにしており

李氏朝鮮王朝を途絶えさせないように二人が己の信じる道を全うさせるために
奔走する映画でして
ある意味政治色の強い映画なんだけども
W主演の二人の火花散る演技に見いってしまわされたりで長尺映画苦手な私でも
飽きずに見てられた映画

しかし朝鮮民族は瀕死の体になっても己のプライドを守るための自分を捨てられない民族なんですかねぇ
李氏朝鮮王の仁祖が三排九頭の臣下の礼を尽くすシーンをあれだけ長く尺を使ってるのもある意味プロパガンダになってると言っても過言ではないんだろうな
ただ和平派と戦闘派の他に権力に追従する大臣とその臣下たちってのは
言葉を巧みに扱って己の権力を守るんですね
たとえ他人を殺しても権力に固執するのは韓国人って今も昔も変わらないんですね

王様に付き従って来なかった近衛兵も権力主義で役職の武将ではない
ただの民兵が死を賭して届けた檄文を信じずに
届かなかったことにしようとするのも現代の国民性に通じるなぁ

日本人の私にはよくわからん映画ではありますが、戦闘シーンで銃が出て来て
大砲まで登場するのも17世紀のこの時代なんですね
鉄砲は日本だけでなく朝鮮にも伝来していたと言うことで
こういった時代劇はある意味勉強になるなぁ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ファン・ドンヒョク脚本・監督作品、坂本龍一音楽
出演:イ・ビョンホン、キム・ユンソク、パク・ヘイル、コ・ス、パク・ヒスン、チョ・ウジン、ソン・ヨンチャン、イ・デヴィッド、ホ・ソン、キム・パブレ
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名もなき野良犬の輪舞(ロンド)

2018-10-05 18:31:17 | 韓国映画
韓国ノワール映画の傑作と言っていいのかも
つい二月ほど前に見た「殺人者の記憶法」でその演技力を堪能させて貰った
ソル・ギョングと若手のイケメンこの人アイドルなのかなイム・シワン二人の火花散る演技が見物の映画

オープニングは岸壁で魚を食べている二人の男、刺身をうまそうに食べている男が突然撃たれる衝撃の幕開け、撃たれた男は潜入捜査官だったらしい
って途中でわかるんですが
そうなんですよねこの映画、実は潜入捜査官と犯罪組織のナンバー2の男との
刑務所内での出会いと現在の犯罪組織での時制をカットバックで描いていくので
ちょっと見辛く更に整合性のないところもあるんですが

固い絆で結ばれ、野望を胸に、非情に突き進んでいく二人の関係にもやがて不穏な影が迫りはじめる・・・
って言うのは韓国映画ではなくて香港映画お得意の分野ですが
この映画はそんな男と男の結び付きで見せてくれる完全に男泣き映画

同じ日に韓国映画の「修羅の華」とリリースされましたが
私的にはこっちを後に見ていて実に幸いだったのかも
完全にこっちの方が面白かった

潜入捜査官のヒョンスが入所直後対象のジェホに認められるために
刑務所内でちょっとした殴り合いをして見せたりするんですが、注目を得られないものの
刑務所に現ボスが送り込んだ殺しの専門家キムがやってきて、
ジェホの地位が奪われ命を狙われたジェホをヒョンスが助けたために認められ、
それによってジェホは刑務所内の実力を奪い返す
この王座に返り咲いた時のシーンが凄い
あのキリストの最後の晩餐へのオマージュですか

実はヒョンスは潜入捜査の見返りに肝臓病の母親のドナーを優先してもらうということだったが、母親の手術が決まった日交通事故で死んでしまい
その葬儀の一日帰宅を警察上官に申し込むも取り合ってもらえないところ
帰宅ではなくて一日外出できるようになんとジェホが配慮した為に、
まヒョンスとジェホは親密になって行くのであるが

そしてジェホはヒョンスに自分の組織に来いと誘うと
なんとヒョンスはその時自分は潜入捜査官だと打ち明けてしまうが
ジェホは自分を殺そうとしたコ会長を殺害し
コ会長の甥を巻き込んで組織のトップにおどり出るためにヒョンスが必要だったのであり
実はジェホは最初からヒョンスが警官であることを知っていて、
逆に利用する為にヒョンスと懇意になるべく母親の交通事故はジェホが実行したのだった
この防犯カメラ映像にジェホが写ってるんだけど彼って刑務所からどうやって出て来たンでしょうか
ここは突っ込んじゃいけないのは重々承知してるんですがね

ロシアの麻薬組織も絡ませて警察組織とジェホとの三つ巴の様相での銃撃戦と言う派手なシーンもあったりで

警察上官も入れての騙しあい、裏切りと策略のノワール映画
シノップスは二転三転のパズルのように組み合わせられたストーリーが
実に面白くて最後まで飽きさせない。
画質も意図的にノワール的な雰囲気としてザラつかせ120分濃密な映画でしたねぇ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
ビョン・ソンヒョン脚本・監督作品
出演:ソル・ギョング、イム・シワン、キム・ヒウォン、チョン・ヘジン、イ・ギョンヨン、ホ・ジュノ
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修羅の華

2018-10-03 00:15:20 | 韓国映画
10月になりました、ようやくレンタルの新作も続々リリース
今月の新作第一作にはやっぱりこの作品
「悪女」に続いての女性が主人公の韓国ノワール映画なんですが
そこは韓国映画ですからノワールの乾いたアクションにとどまらず
女性を主人公にしてるってことは映画の根幹に流れているのは"愛"なんですね

「コインロッカーの女」で闇金屋を営む母だったキム・ヘスがヒロインのヒョンジョンを演じていますし、しっかりとクライマックスでのケレンのアクションを演じてますが
どこまでスタントウーマンのボディダブルだったのか
敢えて画面を暗くしていましたねぇ
「悪女」との違いはキム・ヘスは相手を倒すものの自分もズタズタに刺されます
満身創痍での死闘を支えていたのはひとえに○○への愛に他ならないそんな映画です

昔は娼婦でしたがヤクザ組織を大企業ジェチョル・グループにまで成長させ
今は会長秘書としてナンバー2の地位に君臨する女丈夫
その一方で組織の汚れ仕事を一手に引き受ける室長サンフンがいますが
サンフンはヒョンジョンに恋心を抱いており、彼の汚れ仕事の原動力はヒョンジョンへの愛のため

彼らがここまでのしあがってきたのは財界・政界・法曹界の権力者に女をあてがい
その性行為を盗み撮りしての強請
オープニングは結構激しいセックスシーンが続きます
韓国映画のエロい、グロい、エグいの三拍子のグロいを除いた映画でしたねぇ

そんな強請られる中に、組織の悪事を捜査するチェ検事もおり、
彼を女で陥れたヒョンジュンは組織の捜査から手を引くようチェ検事を強請る訳で
窮地に陥ったチェ検事が自身の保身のためにヒョンジュンを追い詰めるようになっていくんですねチェ検事の悪党ぶりが実に凄い

大企業へと成長した組織では、会長は汚ない仕事には手出しをしないが、
ここまで闇の仕事を請け負ってきたサンフンは、クスリにも手出しをすると会長に怒られ
組織での己の存在に疑問を持ち始め、組織から切り離されるのかと不安を抱き
その不安に検事がつけこむンですねぇ

そしてサンフンはヒョンジュンが自分に靡かない理由を知って・・・
検事の悪逆ぶりが韓国映画らしくて実にいいのだが
この検事とサンフン、そしてヒョンジュンの三人が主役と言っていい映画だったようですね
もう少しキム・ヘスがヒョンジュンを演じてガーリーなアクションを見せつける映画だと思っていた
あんまりDVDの予告編は見ないんだけど、最初の一発だけは見るのだが
その予告編で感じていた内容とは違っていて
これは見たいって思わせられるトレーラーでして日本のトレーラーは大抵映画の内容のダイジェストになってるんですが
この韓国映画のトレーラーは実によくできていたンですねぇ

愛するものを護るため、そして愛する者を奪うために狂っていった男と、己だけを愛する男とが引き起こす、実に無駄な死闘を描いた韓国ノワール映画でしたねぇ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・アンギュ脚本・監督作品
出演:キム・ヘス、イ・ソンギュン、イ・ヒジュン、チェ・ムソン 
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ミッドナイト・ランナー

2018-09-20 15:08:55 | 韓国映画
今月は韓国映画のDVDリリースが結構多い
それも9月5日辺りに集中していて、一応これで今月の韓国映画のDVD鑑賞は最後になるのかな
警察官になるための警察大学校に入った頭のよい青年と肉体派の凸凹コンビの主人公二人
こういう寸法の映画って米国映画でよく見る設定で、
オープニングからこの二人ソリが合いませんが、次第に信頼しあえる仲にって言うのはもう世界共通の設定ですが、

休日ナンパに出かけた街中で若い娘が目前で誘拐されるのを目撃して
最初は自分の足でバンを追いかけますが勿論追いつかないので
タクシーで所轄?の警察に届けますが、お金持ちのお坊っちゃまが誘拐されたとかで
全く相手にしてくれない

さらに追跡中に頭のよい方が覚えていた誘拐車のナンバーが該当しないとか
何だかんだ後回しにされてしまい・・・
警察学校のお話で普通に警察は素晴らしいって言うようなある意味プロパガンダ的な
警察讃歌の映画になってるのかって思っていましたが
やっぱそこは韓国映画
警察の権威主義、敢えて犯罪に目を向けずに日和る警察の幹部
末端警官のおバカ振りは健在だったのが実に嬉しかった

本当に役にたたない韓国警察に任せておけないと
自分達だけで事件を追う内に、ただの誘拐ではなく人身売買だったと大きな事件に発展していくんですね

授業で教わった誘拐された人命の生存時間の7時間が迫るなか急がなければ少女達を救えない
だけど2人だけでは限界もあると暴力団に立ち向かうものも多勢に無勢で交番に逃げ込むと
不審ということで手錠をかけちゃうおバカ振りはもうお約束

学校の教授に助けられるものの、教授も現場での事件性を認めるものの
広域も特捜も現在携われないとけんもほろろ
韓国警察の面目躍如な描写が実に嬉しいのに
追い打ちを掛けるように教授もここで学校に戻らねば不服従で退学だとか

それでも諦めない2人でして、最初の方に出て来てた女の鬼教官にお願い申し上げてバンを
交通監視システムから探しだしてもらって・・・
結局はめでたしのお話に・・・
しかしアメリカ映画だと表彰とか成績優秀とかで表彰去れるような終わらせ方なんですが

権威主義の韓国警察、なんと二人は表彰というよりは退学だとかのお話になっていくんですね
国民性の違いかと思えるような・・・って言うか警察学校生での続編のための終わらせ方だったのかなぁ

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ジュファン脚本・監督作品
出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル、パク・ハソン、ソン・ドンイル
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