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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

15ミニッツ・ウォー

2020-04-14 23:03:51 | 洋画
1976年、アフリカ東南部に存在する、時代的に未だフランスの植民地である
ジブチで、テロリストグループがフランス人とアメリカ人の小学生たちを乗せたスクールバスを乗っ取り
隣国ソマリアの国境まで逃亡を図る、犯人たちは政治犯の解放と、フランスからの独立を要求してきたが、国境の非武装地帯でフランス軍憲兵によって止められる
 
非武装地帯でバスは停止して、動かなくなることでジブチというかフランスとソマリア
両国の引っ張り合いで膠着状態になって
ってことっで事実に基づいた映画って、なんと最後に出てくるんですが
この事件をもとにしてフランスが現在テロ対策対策にあたってる“GIGN -国家憲兵隊治安介入部隊”の誕生秘話物語の映画化だったんですね
 
って言うことで、フランスから各地の憲兵隊から狙撃の名手たちを召集して
フランスからジブチまで民間機で送り込み、バスジャック犯と対峙してるフランス外人部隊の傘下に送り込む
つまり国境を挟んでるため、フランス外人部隊が鎮圧に非武装地帯でコト(軍事行動)を起こすと
ジブチとソマリアとでの紛争になりかねないわけで
 
画面には一切描出されていませんが、フランスとソマリアとの間で外交交渉が進んでるようで
この即成実働狙撃隊を送り込んだフランスの外交部も銃撃のOKが出せずに
狙撃位置で5人の狙撃手が各自一人のターゲットをイッセーので一瞬で仕留める作戦だったものの
何回かチャンスがあるものの、フランス本国では、射撃命令を出せないでいる
 
このへんは結構イライラするんですよね
さらにこのジャックされたバスに子供たちの担任教師がフランス憲兵の制止を振り切ってバスジャック犯に接近して子供達と一緒に人質となってて
この唯一の紅一点ヒロインにはオルカ•キュリレンコが演じてます
ジャック犯に負けない強い女を演じてましたが
 
外人部隊の将軍はフランス外交部の意向に沿ってしまっているために
狙撃手はリーダーの大尉のその場の判断で一斉狙撃を実行して
ジャック犯は瞬時に同時射殺するものの、ソマリア軍に見つかって
ソマリアからスクールバスもろとも攻撃を受けてしまうものの
フランス外人部隊は全く身動きせずに狙撃手とソマリア軍との戦闘状態に入ってしまい・・・
 
このイッセーのの射撃から始まり、ソマリア軍と狙撃手たちとの15分にわたる戦闘が表題になっているんですね
 
この事件をきっかけにフランスはテロ対策専門部隊GIGNを創設し
ジブチは一年後フランスから独立してジブチ共和国を樹立するという
二つのきっかけを作った事件ということでしょうか
でもその中で悲劇が起きていたんですね
 
オープニッングのバスジャック野村掴みと
狙撃兵たちが颯爽とジブチに行く様には期待があるんですが
なんとも国際問題絡みでの中盤のイライラはラストのケレンの戦闘シーンを活かしてくれてるんですね
 
ま、面白く見らた作品でした、GEOさんでフライングレンタルです
 
2019年製作、フランス・ベルギー合作映画
フレッド・グリヴォワ脚本・監督作品
出演:アルバン・ルノワール、オルガ・キュリレンコ、セバスチャン・ラランヌ、デビッド・ムルジア、マイケル・アビテブール、ケヴィン・レイン、ヴァンサン・ペレーズ、ジョジアーヌ・バラスコ
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台風家族

2020-04-14 00:29:28 | 邦画
草彅剛がジャニーズとSMAP辞めて初の映画出演作品
これからって時に、次男役を演じていて、とにかく草彅剛に次いで出演カット数の多い新井浩文が不届者になりまして
公開が完全に危ぶまれたいわくつきの作品になってしまった作品
ということで草彅剛が長男、次男に新井浩文、長女にMEGUMI、三男に中村倫也って言うキャスティングで作られた作品ですが
DVDのジャケットにも長男の妻(尾野真千子)と長女のJKが写ってるんですが
次男の新井浩文だけ除け者扱いになってますが
荒井浩文もきっと魔が刺しちゃったんだろうけども、こんだけ露骨にはぶかれちゃうんだけども
ラストクレジットにはちゃんとクレジットされてましたが
ネットの映画『台風家族』公式サイトでも新井浩文には一切触れられてませんねぇ
梗概では一応次男の存在は書かれているんですが
ここまでハブられるんですね
草彅剛ってことで、一応はミニシアター系での公開になってしまったし
DVDも発売されたようで何よりです
 
でも映画は面白かった、っていうかラストの寓話的な終わらせ方がいいよね
オープニングの銀行強盗のシーンから、いきなり一つの家の中での遺産相続をめぐる兄弟のワンシチュエーションの遺産相続をめぐる会話劇に・・・
そして、煮詰まった挙句に名実ともにワンシュチュの会話劇からの広がっていく外の世界への世界観の開放感が実にいい
 
「台風家族」って遺産相続を巡っての兄弟の醜い争いと、映画の舞台背景としての
ラストの寓話へ導いていく台風の二つがかかっていたんですね
舞台となる鈴木葬儀店の外観は、室内はセットだったんだろうか
ちょっと気になって見てたんですがねえ
あんまよくわかんなかった
ってそういうのに気が行ってしまうもののプロットが面白くてつい映画に入ってしまって(汗
 
そういや可愛いおばあちゃんだったなぁって、認知症のこの4兄妹の母親って榊原るみさんだったのね
劇中使われてる長男役の草彅剛の出演作を集めたドラマのワンシーンの数々ってちゃんと
それぞれ撮っていたんですね
こう言った日本映画もいいもんですね、
事件起こすとこんだけハブかれてしまうんですね
 
2019年製作、日本映画、「台風家族」フィルムパートナーズ作品、Kinoフィルムス配給 
市井昌秀脚本・監督作品
出演:草彅剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也、甲田まひる、長内映里香、相島一之、斉藤暁、榊原るみ、藤竜也
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