これも「P2」を探してるうちに、”見てないなぁ!座頭市の最終話“ってことで
先に書い「ずべ公番長 夢は夜ひらく」と一緒に取り出して置いた作品
1973年製作って事で”座頭市“は古巣の大映が無くなって
東宝とか、TVとかに座頭市野ホームグランドを求めていた時に
勝プロダクションが勝新プロデュースで、実兄の若山富三郎主演で「子連れ狼」シリーズを5本製作し、
当時映画作るとお金がかかると伊丹イズムの節約術を不動産のみに特化して
自社製作できない東宝直営館に番線映画を供給するために他社作品や独立プロ作品を番線に載せるという
現在の映画会社は映画を作らずに配給業務を自社の直営館に・・・
っていうシステムを立案して
っていうシステムを立案して
そんな中で「子連れ狼」はスマッシュヒットするということから
勝新さんもほんじゃってエロ時代劇「鬼の半蔵」を切り上げて、「座頭市」を復活さsっるものの
一応その東宝の劇場の番線にの座頭市劇場映画最終篇ですよね
って事で、座頭市自体もその人物像は原点に帰ったっていうか
生まれ故郷の笠間に、期せずして「新・座頭市物語(1963)」同様に帰らせて
幼なじみの男が故郷を代官の権力とヤクザの機動力を借りて生まれ故郷を食い物にする状況を一人で防ぐというお話
前半は故郷に帰った市さんが、故郷の思い出にふける様を情緒的に描きつつ
食い物にされていく様を知りつつも何も動きませんが
後半はヤクザの盆茣蓙で、いかさまザイを居合で暴いてからは
もう仕込みが鞘に収まってる暇がないくらいの剣戟ですが座頭市も「子連れ狼」のスプラッターを受け継いでの残酷造形の世界観を描いていくんですね
ヤクザの腕は切り落とされ血飛沫ブシャーだし
足はスネから切断され人体が転びまくってる傍で斬られた脚はスネから下だけ立ってるとか
代官は首を斬られてスプラーだし
やっぱそう言ったシーンはこの時代求められていたのかな
これ以降座頭市はTVに移行していき、さらに三クールまで生き続け
最終章というか集大成というか松竹配給で89年に劇場に帰ってくるんですが・・・
そこまでなんですよね
そこまでなんですよね
勝新さんのライフワークになった座頭市シリーズ最終作品ということですが
多少スプラッター座頭市になっていますが
普通の座頭市ではありました・・・
そういや先日お亡くなりになってた、岸部シローさんが出演されてましたが
いてもいなくても
っていうかいない方がプロット的には締まっていたようなっていう役でした
1973年製作、日本映画、勝プロダクション作品、東宝配給
安田公義監督作品
出演:勝新太郎、十朱幸代、岡田英次、佐藤慶、土屋嘉男、岸部シロー、横山リエ、遠藤太津朗、志村喬