@カウンセリングとはまさに「同乗者」となり、その存在に頼るように仕向けること。そして心の迷い等を理解し解決方法を見出してあげることだ。それがこの「受容・共感・一致」であり一番大切なことは「親身に傾聴すること」だ。現代、社会が希薄になればなる程、カウンセリング(セラピスト・専門家等)と言う「悩み相談者」が必要とされる職業になる。だが決してベストあるいはベターな解決方法を見出してくれるとは限らない、そこには「自分の存在と意思」があり自分が最終的に決めることになるからだ。カウンセリングすることへの意義を理解し、あくまでの自己判断することを念頭に置いておくことだ。
『カール・ロジャーズ』諸富祥彦
現代カウンセリングの新たな地平「受容・共感・一致・傾聴」……現代カウンセリングにおける重要概念の数々を打ち出した男、カール・ロジャーズ、主要著作・論文をまとめた
ーカウンセリングの原点 (3つの必須条件)
「受容」「共感」「一致」
その方法である「傾聴」が重要(傍で寄り添って聞いてくれる存在)
相手の声に耳を傾ける事が最初の一歩
心理アプローチ「枠」からはいる「空間・時間・行動」(内面的な心の旅に同行する)
ー本質のキーワード
真に自分自身となる(自分の内側を深く繋げる)
内臓感覚 (親身になる)
受容・共感・一致(傾聴し、溶け合う関係)
内側からの理解(相手の気持ちになる)
静かなる革命(学校、企業、人間関係、社会変革へと利活用)
ー臨床体験から得たこと
他者としての役割(受容的に耳を傾ける・見せかけの者から離れる)
他社の評価は自分の指針にはなれない(人は基本的に肯定的な方向を持っている)
体験こそ最高の権威である(心理療法につながる)
他者を喜ばせることから離れる(そばにいる事・気にしている人の存在を確認)
私はあなたに関心がある
あなたのことを気にかけている
あなたの世界を少しでも理解できたらと思っている私がここにいる
ーロジャーズの教育論
教師という立場からファシリテーター(促進者)的存在になること
生徒は学ぶことに意欲を持つこと『Freedom to learn』(学習する自由)
ーカウンセリングプロセス
意識を相手に合わせるモードを作る
相手につながる存在感を作る
自己を消し、相手の内側を眺める
相手のエッセンスを掴み吟味微修正する
相手の内側へそのイメージ等を繋ぎ合わせてみる
相手の合わないものを拾い上げ妨げになっているものを見つける
相手に体験できるように仕向ける、それを繰り返す
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