ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

政治界のやるべき行政改革『武器としての中国思想』

2024-02-08 12:08:24 | 歴史から学ぶ
@思想と行革 中国の変化は老子、孔子、孟子、朱子などからの「中国思想」で現実「個」へと変化している。 中国の戦国時代から現代までを思想家から読み取れる書だ。現社会において「人間性と才能は比例する」ように今後個性を重視した社会がどこまで国家建設・経済発展できるのか、新たな思想を掲げる時代になると感じる。そこには独裁的な思想がないことを望みたい。注目したのは、孟子の言葉・「政治家のやることは国民に対して金品のばらまき支給ではなく、生産手段を提供し、資産運用を可能に恒久的に自活できる原理を提供すること」と言う提言だ。所謂、産業改革(法・規制緩和など)により国民が新たに生産性を上げ、収益を得れる仕事を増やす事だと言うことだ。
武器としての「中国思想」
大場一央2024年1月
「概要」人生で大事なことは(だいたい)中国思想でわかる。なぜ「無敵の人」が増え続けるのか。なぜ官僚は叩かれるのか。なぜ日本人は独創性がないと言われるのか。なぜ日本人は勤勉なのか。なぜ人間性と能力は比例するのか。なぜ未来は明るいのか。孔子、孟子、旧法党と新法党、朱子学、陽明学、王道と覇道、老荘、墨子、韓非子……気鋭の中国思想研究者が代表的な儒学者たちの人生から読み解く。中国思想(儒教)がさまざまに議論し、そして日本に入り込んできた価値観を知ることは、身の回りや自分自身の問題を考える上で、西洋哲学とはまた違った生々しさを以て役立つ。中国思想を代表する儒学者たちの人生や性格を紹介することで、より人間くさい問題意識があったことがわかる教養書であり、生きていく指針としても使える書。
第1章 なぜ「無敵の人」が増えるのか――春秋戦国時代と諸子百家
・覇道と功利 
斎:「諸子百家」力による支配だけではなく価値ある思想を集めた学者の集まり。管仲(丞相)の製塩事業・魚鉱業の工業化、農地改革等から商業を盛んにすると人や物が動き税収が増え軍事力も強化できた。さらに晏嬰により経済力を巨大化させる
<>功利が行き過ぎると個人的な利益追求が始まり、対立争いとなる・結果克服しない格差と弱肉強食社会が生まれる
・「老荘思想」老子の「無意自然」から弟子の荘子の「万物斎同」により現実逃避となる「自尊心尊重思想」へ、墨子による「兼愛」により侵略否定、身分制度否定、消費生活からの脱却を説く
・荀子による「性悪説」(規範・制度・法律など礼を重んじつ政策)公正な分配を実行
韓非子(荀子の弟子)によって法の下の平等を実現させる
秦:始皇帝は韓非子思想を重視約500年に及ぶ春秋戦国時代から天下統一を果たす。その前身は商鞅は「県」への再編、官僚直接任命し人工把握、連帯責任での処罰など例と法令を遵守。
関中平原に都を移し農業・工業に力量、兵役を課し軍事強化、軍功のあったものに爵位を与え、血統による身分制を廃止「商鞅変法」に着手、産業信仰で農業、人口、武器などを統制した。その後「万里の長城」「阿房宮」などを建造、始皇帝陵、兵馬俑など秦帝国を維持した。貴族たちを分散させ「律令体制」となる。「科挙」の登用制度で筆記試験となりより明確公正になる。
孟子:「人間は安定した収入がなければ人のことを思いやる道徳心など持てないのです」と言う所得倍増計画をたて国民に現物支給するのではなく、生産手段を提供した。「明富」こそが国力であり、税収の多さ、すなわち「国富」は国力ではないと説いた。(徳川家康は孟子を愛読)
・司馬光:「北宋五子」「万物一体」「陰陽説」「五行説」への展開となる
朱熹:「朱子学」人間の生き方を追求、中国思想の集大成へとなる。資産の運用「社倉法」困窮した民に対するばらまきではなく、村単位による資産運用を恒久的に自活できる原理を提唱
日本では保科正行(会津藩での年金制度)、松平定信(町会費倹約令による「七分積金」)
朱子学での知性と倫理により「人間性と能力は比例する」「個」が確立された。 陽明学の「知行合一」(知覚と行為は一致している)による判断力を養う、心を限りなくりに接近させる朱子学と心から理を創造して行く陽明学とから思想は「人生の主導権を握る」行為へと動く。        


少子化対策はまたまた国民への増税、数年後にはまた増税の手口

2024-02-08 07:41:38 |  社会の歪みと偏見
「異次元対策」少子化対策で打ち出したのが実態不問で具体策なしの増税で解決しようとする、努力なし、思考力なしで国民負担をさせようとする今の政局にに猛反対だ。
少なくとも国家予算の大幅な見直し、さらに国会議員自ら身を削るくらいの提案(議員数を減らし、議員補填を減らし、議員活動費を減らしなど)を行動をまず見せてほしい。
今しなくてはならない議員の役目は新たな雇用を増やし、給与を増やすなどの提案からでしょう。若者の給与を増やすは「企業に声かけただけでは増えない」。
そもそも今の自民党の中で「試行錯誤してできる人」がいるのか疑問だ。