@世間一般に言う「退職後の余生」(老いの生き方)は様々であり、一番は世間をあまり気にせず、自分でできることをやり続ける、やり遂げるものを一つでもあれば完璧だと、私は思う。
世間(政府)は国民の為の政策をしているようだが、実際自分たちのことしか考えていない振る舞いが多くなったのは、これも「老い」(日本全体の老朽化)の所為かもしれない。
『老いの特権』ひろさちや
「概要」年を重ねてようやく許される生き方がある。義務は十分果たした、これからは自由に生きたいーーしかしどうすればいいのか?会社や家族の手前、抑えつけてきた自分を開放し、迷惑はかけず、しかしたまに尊敬もされる「老いの過ごし方」、しがらみを逆手にとる勘どころをタブーなく本音で考えた本
ー高齢者になるとますます自分が過激になってくるのを知る、世間の人がご都合主義ばかりしているのに憤りを覚えてならない
ー世間の人に嫌われてもいいが、家族には嫌われる老人になってはいけない
ー「仏の世界に生きる、大手を振って、世間を馬鹿にしながら、老いの人生を楽しむ」
ー「役に立つ人間と役に立たない人間の違い」それは価値がある人、価値がない人、あるいは勝負に勝つ人、負ける人がいるから、言えること。人は揺るぎない勝利に錯覚する。
ー人間の「そのまんま」「~らしく」生きれば良い、思うままにしっかりやること
ー「少欲知足」お釈迦様の教え 「足りる心」
ー「イエス・キリスト」はユダヤ教徒として生まれ、活躍した人で「キリスト教」ではない
ー世間の利用できるものは利用する、当てにならないものに頼らない
ー老いたら家族にいう言葉「私はボケるかもしれないよ。ボケたら迷惑をかけることになるけど、ごめんね。迷惑をかけたら許してね」と「ボケないように頑張る」などとは言わないこと
ー四苦=「生老病死」人間の生き様、生まれ、老いて、病気になり、死んでいく
「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五蘊盛苦」
ー孔子「儒教」は「孝」が中心であり「忠」は後(家族が中心であり仕事はその後)
ー老いの特権
経験や知識を活かして社会貢献すること
子育て、仕事からの解放で自由自在でいること
若い頃にできなかった趣味や活動をしてみること
人生経験を活かして若人たちにアドバイスすること
老いは、決して衰退ではなく、新しい可能性の始まりです。老いの特権を活かして、充実した人生を送りましょう。