@過去の栄光をもう一度と挑戦する俳優、だが世の中は時代と共に流れ変わる、 変わっていないのは自分だけだと発見する。どの社会でも世代交代など一躍有名になった人が再度頂点に立てるのは稀だ。自分の年齢、それに伴う動きなど若さと時流には勝てないのだ。悔しいが認め、次にできることに取りかかった方が懸命だということを悟らせる映画だ。
『成功できる人っていうのは、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」という前提を持って挑戦している』トーマス・エジソン -
『バードマン』
「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡した俳優が再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を描いた映画だ。失意の底にいる俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、復活をかけブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優が大怪我をして降板。代役に実力派俳優マイク・シャイナーを迎えるが、マイクの才能に脅かされたリーガンは、やがて精神的に追い詰められていく。