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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

痛快な気分にさせる西部劇『シルバラード』⭐️3.5

2023-05-17 08:01:58 | 映画から見える世の中の動き
昔の西部劇には何となく「水戸黄門」的な悪を捌く、懲らしめるシーンがあるが、この西部劇も保安官が権利を盾に悪役となり正義のガンマンと決闘する。ストーリーは極めて単純だが、鑑賞後は痛快だ。
『シルバーラード』
西部劇、街を追われたガンマン4人は開拓団と出会うが悪徒に財産を奪われ立ち往生していた。その金を奪い返し集団と共に新天地カルフォルニアに向かう。立ち寄ったシルバーラードにて悪党が保安官と結託し無法的な悪事を展開しており運悪く戦うことになる。


デジタル社会のジレンマ・犯罪を暴け『SEARCH』⭐️4.0

2023-05-14 07:16:59 | 映画から見える世の中の動き
ネット社会は様々なことを検索も捜査もできる、更に遠隔の異国でも誰かに依頼もできる、だが、ネット上の情報はある程度削除しても記録され残り続ける、まさにネット社会に生きる人間社会とこれからAIが起こす複雑社会を見ているような映画だ。ネット上で誰を信じ何を真実だと思うべきか。複雑社会とはAIが人間思考をもち、コンピューターが様々な機器を通じて人間関係・国家関係を混乱させることだ。
『SEARCH』Missing
10代のジューンの母親 (ニア・ロング) が新しいボーイフレンドと一緒にコロンビアで休暇中に行方不明になる。ロスに住むジューン (ストーム・リード) は、ネットで必死に追跡してみるが、言語の違いと役所仕事的で埒が開かない。ネット検索で調べていくと母親についての秘密を解き明かになってくる。


権力を持てる人材、継承者は何が必要か『ラスト・キングダム 死すべき7人の王』⭐️3.9

2023-05-13 08:09:46 | 映画から見える世の中の動き
バイキング時代の英国最大の内部戦争「ブルナンブルの戦い」の史実に基づく映画。この時代の戦いはまるで数による力の押相撲だったのか、兵力は剣を持った兵士の数だ。映画で印象に残るのは、最後に生き残った王たちが「何のための戦いなんだ」と言った言葉だ。昔も今も、貪欲な独裁者ために多くの市民と兵が犠牲者となり、勝っても経済、国の建て直しに数十年を費やす、など戦争で得るもの以上に損するものが多い事を知らないのは残念だ
『ラスト・キングダム 死すべき7人の王』The Last Kingdom』
イングランドを統一に向け成し遂げようとしたエドワード王が死去し、王位継承の争いが始まる。2人の息子、アゼルスタンとエルフウイアドが王位をめぐる戦いをするが平和的に交渉しとうとするエルフウイアドを殺害する。それが多くの敵を作ることになり対抗するがそのうち5人の王が逃避、その息子たちは戦死するブリテン島の最大の戦いとなった。


ゲームはギャンブルか娯楽か こよなく愛した男の物語『The man who saved the game』⭐️3.7

2023-05-06 07:13:59 | 映画から見える世の中の動き
人々の喜びと幸せは恋愛もゲームからも味わえる、とロジャーは認識した。ゲームが子供の教育の悪となりギャンブルだとするか、ゲームを人々の楽しい娯楽としての世の中に残し戦い続けた一人の男の奮闘ドキュメンタリー映画だ。
『The man who saved the game』
幻想的な口ひげを持つ作家、ロジャー・シャープ (マイク・ファイスト) はピンボールに慰めと生きがいを得ていた。だが、1970 年、ニューヨーク市はギャンブルだとしてピンボールマシンを禁止する。ロジャーは娯楽協会と力を合わせて禁止を覆そうと動き始める、ドキュメンタリー映画だ。
一方、ロジャーは、シングルマザーのエレン(クリスタル・リード)と恋に落ちながらピンボールを救うため奮闘する。結果、ロジャーは、チャンスをつかむことの意味を学び、そのコミットメントは、すべてのギャンブルの中で最もやりがいのあるものに繋がった。


心の傷を治してくれるものは人の真心『A Good Person』⭐️3.8

2023-05-05 07:13:48 | 映画から見える世の中の動き
人の心の内を暴かれた瞬間、人は正直になるか怒るかのどちらかだ。 また、うつ病とはそんな心の内を押さえ込んでしまう事だと聞いたことがある。
心の傷(後遺症含め)、そんな苦痛からの解放は、やはり人との繋がりから生き甲斐を求める事だろうか。一人では出来ない
、ということかもしれない。
『A Good Person』
交通事故で娘(孫娘の母親)を亡くしたダニエル (モーガン・フリーマン) と、その交通事故で運転をしていた若いアリソン (フローレンス・ピュー) も親友を亡くしたことで苦痛を感じていた。ダニエルは 言うことを聞かない16歳の孫娘の養育に悩み、アリソンは彼氏と別れることになり悩みの救いを求め薬物に手を出す。そんな中、2人は教会で出会い、互いを求めを許し、孫娘とアリソンが希望を見つけ出そうと感じるようになる。


日本の近未来の老後『PLAN 75』⭐️4.3

2023-05-03 08:01:30 | 映画から見える世の中の動き
日本の近未来を見るようで長生きする老人となるのが恐ろしくなった。
老齢化が進み、介護が必要な孤独層が増え、年金が減額され、職がなく、住み所を追われ、生きがいを失う。若者にとっては低賃金、介護保険・諸々の税金が増大、日頃の生活にも苦に瀕するなど日本政策の「先送り(次世代負担)」全てがこのような映画にある状況を生み出すのだ、と認識してほしい。
『PLAN 75』
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン 75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン 75>の申請を検討し始める。
果たして、<プラン 75>に翻弄される人々が逝く先を見出した答えとなるだろうか。


人種差別をのろ超えた黒人選手・背番号「42」『42〜世界を変えた男』⭐️4.2

2023-04-30 07:59:04 | 映画から見える世の中の動き
人種差別の最中、一人の黒人、米国初の野球選手が多くの黒人の子供たちに勇気と希望を与えた事は素晴らしい。現代の大谷選手の米国での活躍に日本人のみならず世界の多くの子供達に与えている影響は絶大なものがある。ジャッキーを勇気つけてくれたのは妻であり家族、それに同僚チームだった。
「戦っているのはジャッキーだけじゃない、記者の自分も記者席には入れないんだよ」とジャッキーと記者の交わした言葉が印象深い。最近の大リーグで行われる儀式、誰もが42の背番号を付けプレイする意味がこの映画で分る。それは42であれば誰も区別がつかないからだという、意味深い儀式なのだ。
『42〜世界を変えた男』
1945年人種差別の最中、一人の黒人プレイヤー、ジャッキー・ロビンソン(チャドウイック・ボーズマン)がドジャースにスカウトされた。だが条件は決してホワイトの嫌がらせに怒らないこと。 様々な嫌がらせに遭いながらも、一人の黒人新聞記者が「文章の武器」で助けていく。最も強力な支援者は自らスカウトしたオーナー(ハリソン・フォード)だった。


男女平等を行動で見せる『ボストンキラー消えた絞殺魔』⭐️3.9

2023-04-27 08:02:38 | 映画から見える世の中の動き
「男の社会に立ち向かう」女性の社会地位が確立していない時代で、女性記者が率先して事件解決の糸口を見つけに動く、それは、女性が出しゃばって男の領域に入るのを嫌がる社会で(映画で見せた1960年代のボストン)、まるで日本の裏社会にある男尊女卑、男女平等にほど遠い世界を見ているような、また、映画でも見せる男の社会における怠慢と「利権保護」社会を見ている気がした。史実:13人目の殺人犯はDesalvoで逮捕されたが残る12人の殺害犯人は未解決のままとなる。背景には3人の容疑者がおり、自供することでの報酬を一人当たり1万ドル受け取ることを約したいた、と言う。
『ボストンキラー消えた絞殺魔』 The Boston Strangler
1962~64年ボストンでの絞殺事件・史実映画。ロレッタ・マクラフリン(キーラ・ナイトレイ)は、殺人事件を解決に導いたジャーナリストとなる。殺人犯は女性ばかりを狙った殺害をしており、ロレッタは同僚で親友のジーン・コール(キャリー・クーン)と一緒に取材と捜査をする。殺人の共通点はドアを開け犯人を部屋に入れており、ストッキングで締め殺している点だ。 13人もの女性が殺害された。


人の心と心変わりはAIでも読めない『ライ・レーン』⭐️3.5

2023-04-26 08:07:55 | 映画から見える世の中の動き
サウスロンドンの街並みの紹介風景(散歩道)から始まるこのロマン溢れる映画は若い二人の会話が中心。失恋した2人が仲良くなり、カラオケで意気投合、恋愛に繋がる。人の出会いと恋愛、不思議な縁は決して他人にも今のOpenAIでも予測が立たない、そんな場面の展開が面白い。Happy-Endの映画は楽しく愉快だ。コロナ禍では出来なかった出会いからデート、そして恋愛に広がるのは誰もが欲しい機会だ。
『ライ・レーン』Rye Lane
ヤス (ヴィヴィアン・オパラ) とドム (デヴィッド・ヨンソン) は、どちらもひどい失恋から弱気になっている 20 代の若者。サウス ロンドンにある不気味で変わったアート会場からの2人の出逢いから波乱に満ちた 1 日のデートが始まる。2人の失恋ストーリーがロマンへの道を生む。


迷信と伝説をどこまで信じるか『ブラッド・チャイサー 沈黙の儀式』⭐️3.5

2023-04-24 08:09:00 | 映画から見える世の中の動き
アフリカに伝わる「パワー」を得る為の古代の迷信とその儀式(生き贄)で殺害を繰り返すスリラー映画だ。 一人の資産家の支援を受けて犯人は「パワー」(生きた人間のパーツを得る)の殺害を繰り返す。不気味な宗教、迷信・伝説など世の中には奇妙な事を起こす人物がこれからも多く現れる、とこの映画を見て予測できる。世の人はあらゆる「パワー」(他力本願)を求めるのだ。
『ブラッド・チャイサー 沈黙の儀式』Ritual Killer
ミシシッピ州の小さな町で儀式的に残酷な殺人を犯している殺人犯を、ルーカス刑事 (コール・ハウザー) が追跡する。古代の儀式の専門家である人類学の教授(モーガン・フリーマン)に助けを求め、捜査を広げる。 ルーカス刑事は仕事一筋で娘と妻を亡くしたばかりだった。


「テトリス」の成功への道『テトリス』⭐️4.0

2023-04-22 08:06:30 | 映画から見える世の中の動き
「テトリス」は、任天堂とのハンドヘルド(ゲームボーイ版)利用権を得ることで知名度を更に広めたが、その背景にある社会主義国での多難さを一人の男が家族をも犠牲に「情熱と勇気」で成功に導いたことは今まで知らなかった。が、ここに異国からのライセンス規制の厳しさとそれに国、組織等更に群がる組織の行動を知った、「大金儲け」となると「人間の欲」は昔も今も変わらない、「人間の習性」を垣間見ることになる、を知った。
『テトリス』Tetris
ゲームソフト「テトリス」の成功、実話に基づいたサクセス・ストーリー映画である。
「テトリス」は、世界で最も人気のあるビデオ ゲームの 1 つで、どのようにして世界中の熱狂的なプレイヤーを獲得したかという映画だ。 ヘンク・ロジャーズ (タロン・エジャトン) は 1988年に 「テロリス」を発見し、危険を覚悟して「冷戦下」のソビエト連邦に旅し、発明者の アレクセイ・パジトノフ(ニキータ・エフレーモフ) からのライセンス取得に奔走する。国と組織、競合他社が絡み複雑となるが、最終的にアレクセイと協力してゲームを大衆に広めることになる。 事実:2014年ヘンクの娘がテトリスの会社のCEOに就任。


これが近未来のChatGPTアンドロイドだ『EMMAエマ 人工警察』⭐️4.0

2023-04-17 08:07:06 | 映画から見える世の中の動き
まるでエマとの会話は今騒がれているChatGPTが組み込まれたアンドロイドと話している様で近未来のヒューマン・アンドロイドの姿を見るようだ。あらゆる情報が頭脳に組み込まれたエマは即座に判断、行動できる事が人間社会にとって今後良い方向に向くだろうか。 近々のChatGPT議論の結末も予測したい所だ。
「EMMAエマ 人工警察」
人間の感情まで読み取れる様に進化したヒューマロイド美人警察官エマのSFディテクティブ映画だ。 だが実直すぎて曲がったことには理解できず、人間性に欠けることでぎこちなくなるが、事件は思った以上に早期に解決する。



友情の絆は強い『クリード 過去の逆襲』⭐️4.0

2023-04-16 08:02:42 | 映画から見える世の中の動き
暴力事件を起こし逃げたことで、助けた友が刑務所行き、片や逃げた友がボクシングで成功し優雅な生活、男同士の友情の裏切りが恨みとなりボクシングで決闘するという複雑な人間関係からなるアクション映画だ。 過去の罪は元には帰らない、だが、心からの謝罪は過去の辛い思いを打ち消す、のだ。人の心は素直になった時に受け入れやすくなる、という事だろうか。
『クリード 過去の逆襲』Creed III
ボクシングの世界を席巻したアドニス クリード (マイケル B. ジョーダン) は、キャリアと家庭生活の両方で成功を収めています。幼なじみで元ボクシングの神童、ダミアン (ジョナサン・メジャーズ) が刑務所での長い刑期を終えて再び現れたとき、彼は自分がリングでのショットに値することを証明したいと思っています。かつての友人同士の対決は単なる戦いではありません。勝敗を決するため、アドニスはダミアンと戦うために自分の将来を賭けなければなりません。


人間の異常さは度を超える『刑事ジョン・ルーサー:フォルン・サン』⭐️3.5

2023-04-13 08:08:28 | 映画から見える世の中の動き
異常で残酷な連続殺人を仕掛けていく犯人は人の弱みを巧みに利用しながら繰り返す、殺戮アクション映画だ。 モンスター化した残虐な映像配信する反社会派なる人の考えはいまいち理解不能だ。 現代、そんな理解不能で異常な人間と事件が発生しないことを祈りたい。
『刑事ジョン・ルーサー:フォルン・サン』Luther the fallen sun』
残酷な連続殺人犯がロンドンを恐怖に陥れている一方で、不名誉にも罠にかかり刑事ジョン ルーサー (イドリス ・エルバ) は刑務所に投獄される。罵倒しているサイバーサイコパスを捕まえることができないことでルーサーは、連続殺人を終わらせるために刑務所を脱出する。


戦争とは国家トップの傲慢さ『西部戦線異状なし』⭐️4.0

2023-04-11 07:59:27 | 映画から見える世の中の動き
@1918年ドイツがフラン領に攻め入った第一次世界大戦の西部戦線、一瞬の砲撃で多くの戦友を亡くし酷い遺体を見るのはとても辛い、その遺体から認識表を集める作業など、そんな出だしの戦争映画である。皮肉なのは軍部の上層部は停戦の会議、検討中でも全線では多くの兵士が戦死しており、特に死にきれなく最後まで踠き苦しんでいるシーンは特に悲惨なものだ。また、軍部の上層部は豪華なワインと食事を楽しみ、兵士には最後まで戦えという姿を見て思ったのは『戦争は誰の為のものなのか』と、戦争とは、国のトップの「我儘で傲慢さ」であり全ての国民を犠牲に悲惨に不幸にすることだけで決して国民の為でも何でもない酷い世界だと言うことだ。
『西部戦線異状なし』All Quiet on the Western Front』
『西部戦線の静けさ』は、第一次世界大戦の西部戦線で活躍した若いドイツ兵の感動的な物語です。ポールと彼の仲間たちは、命がけで戦っているうちに、戦争の最初の多幸感がどのように絶望と恐怖に変わるかを直視した映画だ。