Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

北の大地から#6

2013-09-26 | 鉄道写真


 それでは、第6夜は小樽を離れ、名寄の「キマロキ」編成から見ていきたいと思います(写真)。写真は、どこかで見た気がしますが、現地でのベストショットと思った写真が、帰ると全然ダメに見え、結果再掲となりました。


 なお、「キマロキ」とは、SL時代の最強除雪編成である、機関車、マックレー車(掻き寄せ車)、ロータリー車、機関車の順に並ぶ編成のことで、頭文字から「キマロキ」と呼ばれます。



 先頭は、機関車。9600形59601です(写真)。マックレー車を牽引します。



 マックレー車、キ900形キ911です(写真)。両側の雪の壁を掻き寄せ、ロータリー車の前に集めるのが仕事です。DD14、DD53の前羽根に相当します。



 ロータリー車、キ600形キ604です(写真)。ロータリー羽根の回転動力を得るために、大型SL並みのボイラと、炭水車(テンダー)を装備し、大型の車両となっています。



 それを押すのは、D51 398です(写真)。いわゆる「標準形」、安定した時期の製造車両です。



 編成末尾には、ヨ4456が連結されます(写真)。


 この編成は現存では唯一となり、「準鉄道記念物」に指定されているとのことでした。数年前、初めて見た時には、正直「すごい」と思いました。なおこの編成は、昭和40年代まで現役でした。



 深川から旭川に至る途中に、ボトルネックがあります。それが、「神居古潭」です。アイヌの時代から難所で、魔神が住む場所とも言われています。開業当初の函館本線もここを通り、現在のトンネルルートが開通するまでここに「神居古潭」駅がありました。現在周辺はサイクリングロードになっていますが、一部閉鎖になっています。旧駅は資料館となり、保存されています(写真)。横のトイレも外観を維持しながら男女別になるよう改装され、動輪のモニュメントもあります。



 ここには、3両のSLが保存されます。1両目は9600形29638です(写真)。



 2両目は、C57 201です(写真)。戦後製造タイプ、北海道と九州に少数のみ配備された、4次形とされます。



 最後は、D51 6です(写真)。「ナメクジ」は、割と残っていますが、キャブまで続く「スーパーナメクジ」は製造2両、残っていません。


 名寄と旭川、上川の保存車両を見ていきました。次は、北見方面でしょうか。


 それでは、次回をお楽しみに。

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