それでは、連載第46夜は、餘部鉄橋をお届けします。
やはり寝台特急「出雲」が、いちばん山陰本線の列車らしい場所としては、やはり餘部鉄橋にトドメを刺すでしょう。山陰本線建設時の最大の難所であり、また強風で列車が転落し、それが原因で少し風が吹くと運転が停まってしまうこともあり、結果JR西日本は架け替えを決断し、現在は鉄橋では無く、コンクリート橋梁となっています。
早朝に、一番列車が餘部鉄橋を通過(写真)。キハ47形、上り普通です。
続いて、鳥取発大阪行き特急「はまかぜ2号」が通過(写真)。更新色とはいえ、まだキハ181系がふんだんに見られた時代です。
そして、トンネルから、赤い機体が出てきます(写真)。DD51、牽引するのは「出雲」です。
間もなく、列車が出てきます(写真)。もう1枚は、撮れませんでした。
アメリカ製の鉄橋、高さは百数十メートルあり、難工事であったのが分かります。しかも鉄骨が潮風で腐食するという問題もあり、結果現在はコンクリート橋で、旧橋梁は一部が残るのみです。
なお、鉄橋当時の「お立ち台」は、鉄橋西側橋台(写真右側)にある「餘部」駅のホームの後でしたが、その場所が現在新橋梁の橋台、及び本線が通り、永久に失われました。そんな思いを持って、通ってみて下さい。
その後も何回か通いましたが、後にキハ181系も引退し、橋梁もコンクリート橋となり、撮影ポイントでは無くなってしまったので、その時点で止めました。日程的に空いた時に、いつか行ってみたい気はします。
それでは、次回をお楽しみに。
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