それでは、連載第64回目は、もう一つの主力量産型交流電機、ED76の連載を開始したいと思います。
ED76形は、簡単に言えばED75形に蒸気暖房用のボイラ(SG)を積んだ機関車と言えます。SG搭載のため車体長は長くなり、無動力の中間台車が装備され、この調整で軸重が変化でき、軸重制限のある支線区にも入線可能でした。
写真は、「九州鉄道博物館」エントランス横に設けられた展示スペースに、前頭部のみ保存された、ED76 1です(写真)。
他日、向きを変えて(写真)。ED76の初号機ですが、これだけでも残って良かったか、これだけで残念なのか。
国鉄時代は、九州には交流機が百花繚乱でしたが、デジ一のある時代には、ED76以外の交流機は絶滅していました。その位、九州では汎用型として使用されました。
またそれは、ブルートレインの正統、九州特急の最末期に重なり、多くの記録が残っています。ただ、特定の機関車が集中している感じもありますが。以降、ご期待下さい。
それでは、次回をお楽しみに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます