Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

The Sleepers#159

2016-07-27 | 鉄道写真


 永きに渡り続けてきた本連載も、遂に最終回を迎えることとなりました。第159夜は、秋田県の「小坂レールパーク」をお届けしたいと思います。


 自宅を発ち、運転すること18時間。秋田県でも北の端である小坂に到着したのは、金曜の午後、日が傾きかけてからです。


 編成は、既に小坂鉄道(廃止)小坂駅旅客ホームに据え付けられています(写真)。確かに、ブルートレインです。



 電動方向幕は、同車両が営業当時使用した、「特急 あけぼの 上野」を表示します(写真)。テールサインも、「あけぼの」を掲出します。



 上野寄り1号車は、オハネフ24 12です。一般的な、開放形B寝台です(写真)が、いわゆる24系25形とは違い3段寝台で落成、後に2段化改造された車両です。混雑時は違うのでしょうが、通常は飲食スペースに使用されます。奥のテーブル横の銀色の棒は、広げると梯子になりますが、開かないようになっています。



 続けて、オハネ24 555は、B個室寝台「ソロ」、レール方向に寝台が並び、入口を千鳥にして2段寝台のスペースを稼いでいます(写真)。電子ロック付きです。この車両は、通常時宿泊施設になっています。



 もう1両は、スロネ24-551、いわゆる「ツインデラックス」、A2人個室寝台です(写真)。2段寝台、下の座席の背もたれを倒すと下段も寝台になります。基本、宿泊部分の寝台内では、飲食禁止です。



 電源車は、カニ24 511です(写真)。「北斗星」運用のため、青函トンネル対応改造された500番代、切妻の100番代が種車です。



 そして、夜の帳が降りる頃、いよいよ夜行列車らしい雰囲気が出てきます(写真)。ブルートレインの、ブルートレインたる理由です。



 翌朝は、雨(写真)。うっかりして外に出ている間に、その儀式は行われました、ここから動態保存の小坂鉄道DLにより、構内を移動するのです!動画カメラも準備せず、ただ指をくわえていました。



 そして、宿泊客は、乗車体験後、オハネフ24の出口から下車します(写真)。昼間の車内見学は、オハネフ24のみのようです。


 夏休み前で空きがあり、私は宿泊できましたが、今はきっとプラチナチケットとなっているでしょう。次回行く目処は立ちません。


 本年1月12日から、休み休みながら、永きに渡り続けてきましたが、何とか最終回を迎えることが出来ました。これだけの大連載は、今後多分出来ないでしょうから、少し寂しくはあります。また、次回の連載のネタを、ゆっくりと、気ままに探したいと思います。お付き合い、本当にありがとうございました。


 それでは、次回をお楽しみに。

コメント
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