Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

TOKYO@ザルツブルク ネットで「最低最悪」と言われるお店の凄さとは?!

またまた、一年ぶりにやってきました。

Salzburg / ザルツブルク

です!!

ザルツブルクといえば、モーツァルト!ですよね。

でも、僕の目的は、ただ一つ、ラーメンです!(;'∀')

徐々に、ザルツブルクも面白くなってきています。

今回は、まず、、、

TOKYO

というお店に向かいました。

このお店、凄いんです。

何が凄いって、ネットでの評判がとてつもなくめっちゃ悪いんです(苦笑)

ここまで、ネットでの評判の悪いお店はなかなか見たことがありません。

Googleのこのお店の点数は、なんと「1.5」!!

1.5なんて、見たことがない、、、(;'∀')

「worst restaurant」って書かれているし、

「最低最悪の偽日本料理店」とまで言われている…。

そこまで言わせしめるお店って…。

世界のラーメンフリークとしては、行かないわけにはいきません(苦笑)。

最低最悪の偽日本料理店の「真相」を知りたい…。

お店の入り口です。

ネット情報だと、この看板の価格が実は実際と違うんだとか!?…

いや~、、、怪しい、、、苦笑

Wokとは「鍋」のこと。

ヨーロッパでは、Wokと言えば、「アジア軽食店」のこと。

写真で見る限り、結構おいしそうだぞ、、、

(イメージ的には、北じんじん@西千葉みたいな!?)

handmadeのKung Fu Nudel!?!?

え?! カンフーヌードル!?!?

なんだそれ!?!?(めっちゃ、気になる…)

でも、この7.80っていうのが「嘘」なのかな??

Curry Chicken Saladは、「ハラル」仕様みたいですね。

色々書いてありますが、、、

でも、TOKYOと言いつつ、アジアグルメのごっちゃまぜ系!?…

謎だらけだ、、、

Beef Nudelは、6.20€。(これが嘘なのか?)

ただ、Heute to goって書いてあるから、これはテイクアウト品だ…

店舗は二階にあるっぽいです。

僕が一階できょろきょろしていたら、上から店員さんが出てきました。

なんか、この店員さん、テンションが高そうです。。。

(でも、テンションならこっちも負けません。マウントは取らせません( ´艸`))

僕が、「ここにラーメンがあると聞いた。ありますか?」と尋ねると、

彼曰く、「色んなラーメンがあります。とんかつラーメンもあります!」って。

え???

とんかつラーメン!?!?!?

オーストリアで? ザルツブルクで??

一気に僕のテンションはマックス状態に!!(店員さんはちょいビビってた…)

聞けば、マレーシア出身の30代?の男性二人で切り盛りされているんだとか。

マレーシア人がザルツブルクで日本料理店を!?

面白いなぁ、、、

二階に上がると、こんな扉があって、、、

この中がお店みたいです。

先客はゼロ。

なかなか、いい感じのお店ですよ!!

そんなにダメなお店には見えません。

店員さんも、ややテンション高めですが、それほどでも…。

決して対応が悪いわけもなく、、、むしろ、積極的過ぎるほどで…。

(東南アジア系の「押しの強さ」は、確かにありましたね~)

で、、、

ありました!!!

Ramen Tonkatsu 

これ、なんと23.90€!!!!

日本円にすると、約3000円ですΣ( ̄ロ ̄lll)

こんな高いラーメン、スイス以外では初めてみたぞ、、、(;'∀')

(ちなみに、税抜だと21,73€で、税が2,17€となっていました)

一杯3000円のとんかつラーメンって、、、

やっぱりこのお店は「ぼったくり系」の「最低最悪のお店」なのか!?

ちょっと高すぎるから、Beef Ramen(16.90€)にするか、、、

(やっぱり、外のテイクアウト品とは全然違うプライス!)

(でも、テイクアウト品だから、嘘は言っていない…汗)

さて、どうする!?

いや、もうここまで来たら、賭けに出るしかないか!?

もう騙されたと思って、とんかつラーメンを食べることにしました。

卓上のメニュー表です。

漢字で「東京」って書いてあります。

でも、写真はなぜか静岡県+山梨県の富士山(苦笑)

中は色々書いてありましたが、、、

あんまり、日本の料理って感じでもなく、、、

どちらかというと、アジアレストランにSUSHIなどが入っています的な…。

マレーシア感はないな、、、(;´・ω・)

レギュラーメニューに関してはそんなに高いってわけでも、、、

餃子スープって、、、(;'∀')

お吸い物もあるけど、これって、、、

春巻は、、、きっと中国系だろうな、、、

焼き餃子は、日本風?? 

わかめサラダは、どんなんだろう??

さて、、、

「最低最悪の偽日本料理店」と言われるTOKYOにあります、

日本円にして3000円になる「とんかつラーメン」、

いきますよー!!!

ジャジャーン!!!!

こちらが、3000円になります、

Ramen Tonkatsu

です!!!

ひゃー、なんじゃこりゃー!?!?!?!Σ( ̄ロ ̄lll)

フルコースメニューじゃないですか!?!?!

ジャジャーン!!!

こちらが、TONKATSU RAMEN Menü(コースメニュー)です!

これで、23.90€。

サーモン寿司と揚げ餃子と揚げ春巻きととんかつ野菜炒めとラーメン。

かなりかなり、ド迫力のメニューであります!!

ラーメンととんかつ。

この盛り方は、斬新だ…(;´・ω・)

こう出てくるとは、、、

こういう斬新なアイデアを知れるから、海外のラーメン食べ歩きはやめられない。

ラーメンの上に乗せるのではなく、とんかつの皿にラーメンを乗せてくるとは…。

ウィーン風のかつれつに、中国風の野菜炒めが添えられていて、

その横に、これまた見たことがないようなラーメンが…!?!?

RAMENです!

これはこれは、、、(;´・ω・)

黒いタレのかかった卵焼き(!?)がどどーんっと乗ってる!!

スープは、一瞬、豚骨醤油か!?っていう色合いのスープ!!

そして、ちらっと見える極太麺…

こんな官能的?なラーメン、見たことがないぞ、、、

ヴィジュアル的には「卵焼き入り野菜豚骨醤油ラーメン」!?!?

これは、面白すぎます…。

で、お味は、、、というと、、、

見た目とは全然違って、「豚骨醤油味」ではなく、「異国の味わい」。

(最初)わりとあっさりとした感じのスープです(後で味変します)。

何と言えばよいのか、「まさに欧州のアジアンテイスト」!?

でも、マレーシア感はやっぱりありません。

使っているのは、主に鶏スープらしいですが、それだけじゃない。

すっきりとした野菜チキンスープ!?…。

塩分も油分も(最初の段階では)とっても控えめの味わいです。

具も、野菜がいっぱい!

インゲンとキャベツとニンジンとネギが入っています。

で、卵焼きですが、これが日本のとは大違い!!

卵焼きとスクランブルエッグの合いの子みたいな感じ!?

タレは、醤油ではなく、甘いウスター系の味!?

麺はこんな感じです。

極太麺と言ってよいでしょう!!

見た目だけだと、めっちゃ美味しそうに見えません??

でも、ここの麺、かなりかなりよかったです。

当然ながら、自家製麺です\(^o^)/

うどんと中華麺の間くらいの麺ですかね。

しっかりとコシもあって、中華麺っぽいブツブツ感もあって…。

日本で食べても、「いい麺だ」ってなりそうです。

で、ここまでなら、普通の欧州のアジアンラーメンって感じなんですけど、、、

このお店には、とっておきの「切り札」が用意されていました。

それがこちら!!

ジャジャーン!!!!

お店の人曰く、「このソースを後で加えてみてください」ですって。

この謎のたれソースが、とんでもなかったんです。

「にんにく豚骨セロリラーメンに味変させるオーストリアの技を使ったタレソース」

こちらのマレーシア出身の店主さん、かつてオーストリア料理を学んだんだとか。

そのオーストリア料理店での学びを生かして、ラーメン作りを考案しているんです。

面白すぎる、、、(;´・ω・)

マレーシア人がオーストリア料理を学びつつ、それを独自の解釈でラーメン作りに生かそうとしているんですから!! いったい僕は何を書いているんだろうっていう複雑な気持ちになります(苦笑)。

その学びの最大の成果?が、このタレソースなんです。

豚の骨、脂、パセリ、セロリ、ニンニク、生姜などを合わせているんだとか。

セロリの味わいと豚の油分が加わり、濃厚且つセロリ味のラーメンに大変貌!!

しかも、めちゃめちゃ美味しくなる!!!\(^o^)/

僕的に言うと、「豚骨醤油系ラーメンのオルタナティブ」ですよ、これ。

このタレを入れたラーメンなら、日本でも通用するはずです。

それくらい、衝撃的な「新しい濃厚豚骨ラーメン」の可能性を確かに感じました。

「知らぬが仏」というのは、こういう意味でも用いることができるかも。

知らないからこそ、大胆にやれる、というか。。。

インゲンとニンジンっていうのも、面白いですね~。

どこまでも「印象的で独創的で幻想的なラーメン」でした。

これは、凄い!!!

「最低最悪」どころか、「最高超個性派」じゃないですか!!\(^o^)/

で、、、

とんかつの方へ、と。

インゲン、キャベツ、もやし、ニンジン等を炒めた野菜炒めの上に、

シュニッツェル風とんかつがおよそ二枚どどーんっと乗っています。

これだけでも、10€は取れそう(立地的には13€くらい取れそう)。

とんかつ二枚+野菜炒め+ラーメンとなると、日本でも2000円はいきますよね。

(って考えると、このRAMEN TONKATSU、高くはない!?)

野菜炒めのソースは、肉の旨み+セロリの味わいがしました。

この味もまた、とっても斬新というかなんというか、、、

このソースをつけてとんかつもパクッと食べます。

シュニッツェルみたいな極薄のお肉で、とても食べやすかったです。

そして、焼餃子+春巻+サーモン寿司へ、と。

焼餃子と春巻の二種が仲良く並んでいます。

もちろん、どちらも手作りです(冷凍では売ってません)。

手づくり感のある家庭的な味わい、って感じ!?

焼餃子が野菜たっぷりで美味しかったなぁ、、、

そして、サーモン握り!!

ラーメンにお寿司が付くというのも、なんて斬新な、、、(;´・ω・)

サーモンは普通のサーモンで美味しかったです。

まぁ、これはどこで食べても、、、的な、、、。

酢飯は、、、カチカチで、水分が少なく、美味しくなかった…orz...

まさに、海外のSUSHI!って感じ。日本じゃ絶対に食べられない(苦笑)

これもまた、異国の食体験であります。

ガリは普通に美味しかったです。こっちでもパック詰めで売ってますからね。

で、ジャスミン茶♪

今回、Ramen Tonkatsuを注文したので、半額で提供してもらいました。

ほっとするアジアのお茶です(;;)

やっぱりお茶が一番! お茶が最高!

***

というわけで、、、

とてつもなく独創的で個性的でユニークで美味しいラーメンでした!!

このお店のどこが「最低最悪」なんだ!?(;´・ω・)

最高じゃないか、、、

他サイトの口コミがいかにあてにならないか。

改めて、思い知らされました。

オーストリアのレストランで修行したマレーシア人が

独自の解釈を用いて提供するオーストリア風濃厚豚骨ラーメン

いや~、面白すぎます…。

僕が求めていたのは、まさにまさにこういうラーメンなんだ、と。

異国の地で独自に進化するRAMEN。

味的にも、もう日本のラーメンのカテゴリーでは説明することができません。

今回の訪欧で、一番「衝撃」だったお店になりました。

是非、ザルツブルクに来たら、こちらにも行ってみてください。

そして、是非、Ramen Tonkatsuを食べてみてください!!

(一人くらいは、このブログを見て行って頂きたいですねー(;;))

この写真もまた、、、(;´・ω・)

どこからどう転用したんだか、、、

世界の中の日本。

Japan in the world。

異国の地で、自分たちの文化を感じるのもまたなんというか、、、

かつては、欧州で「日本」を感じることはほとんどありませんでした。

が、今は違います。いたるところに「日本」がある。

アメリカ人たちはきっと世界どこでも自分たちの文化を感じてきたと思います。

でも、日本も日本で、こうやって異国の地で自分たちを感じられるようになったのです。

(ただ、その一方で、日本国内では「ニッポンバンザイ」っていう内向きな感じで…)

結局は、みんなみんな、異国の地に行ってほしいなって思うんですよね。

他を知り、己を知れ、と。

お店の前はこんな感じでした。

めっちゃおしゃれな感じで、、、(n*´ω`*n)

ここ、夜になると、めっちゃいい感じなんだろうなぁ、、、。

ザルツブルクって、来れば来るほどに味がでてくる街ですよね。

あの小澤征爾さんも、世界でザルツブルクが一番よいと言ったとか…。

その意味?が少し分かった気がしました。

小さな街ですが、いくつも「顔」があるっていうか、、、。

どこまでもディープな街というか、、、

お店の通りの少し先に、こんな入口があって、、、

いったい、この奥には何があるっていうんでしょう!?

Google Mapを見ても、出てこなくて、、、

謎の扉、そしてその奥にずっと続く坂道と階段、、、

神秘的過ぎました。。。

夜は、ザルツブルクで今最も熱いラーメン店へ!!\(^o^)/

See you soon!

Bis bald!

コメント一覧

kei
ね、凄いですよね! 感動しましたもん! フルコースとして考えたら、これは「あり!」って思いました!
定点観測者
フルコースとしてはコストパフォーマンスありなんでしょうね。
とんかつラーメン、ラーメンとお寿司は見かけますが、とんかつ、お寿司、ラーメンというのは…世界は広い…
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