Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

「今、こうして生きている」ということ。

今日は、久々に悪麺友らんちばさんとミニ・ラーメンツアーにでかけました。

思い返せば、2か月ぶりくらいのミニ・ツアーで、とっても楽しかったです。

改めて、悪麺友さんの大事さに気づかされた気がしました。

らんちばさんとDr.keiの食べ歩きももう8年以上になるのかな!?

歳の差は10個ほど違うけど、「親友」と呼べるくらいの存在になっています。

***

さて。

そんならんちばさんとお話していて、ふと、今年、僕が某ラーメン店で気絶したときの話題が出てきました。

そのことを書いた記事はこちら

2016年、僕にとって、最大の出来事は多分この日のことになると思います。

あの日の激辛料理のことを思い出すと、身震いしてきます。

ホント、あの時は、「死ぬんじゃないか」、と思った。

失神する前のあの悶絶の痛みと、失神後の痙攣には、本当に参りました。

ただ、あの瞬間、僕はかなり冷静でした。

「ああ、これで死ぬのかもしれないなぁ」、、、と。

死の恐怖というよりは、「ああ、死ぬんだ…」って感じでした。

意外と冷静に、ドライに、自分の行く末を案じていました。

「生きたい!」とか「死にたくない!」とか、そういう言葉じゃなくて、、、

「ああ、ここで死んでしまうのか、、、」、と。。。

うまく伝わるか分からないですが、身体は異変を起こしているのに、精神は落ち着いていたんです。

それに、自分も驚きでした。

***

そんな僕ですが、今も生きています。

生きているんです。

なんか、今日は、その「生きている」ということについて考えさせられました。

今日の夜、26年前から続く親友と五井で呑みました。

ずっと昔からある飲み屋さんで…。

そこにいたご高齢のおばちゃんがいて、顔を覚えていました。

「このお店で、ずっと働いていますよね?」、と僕が聴くと、

「そうですよ。このお店がオープンしていた時から働いています」、と。

多分、僕がまだ「ギタリスト」だった時から、、、

なので、ゆうに10年以上はここで働いていることになります。

そのおばちゃんも、あの頃からずっと生きていて、このお店で働き続けているんです。

生きている、ってことなんです。

***

五井からの帰り道。

内房線で、千葉まで戻りました。

車内には、色んな人がパラパラと座っていました。

一人ひとり顔を見ても、知っている顔はありませんでした。

この人たち一人ひとりもまた、生きているんですよね。

狭い日本という国ではありますが、日々、知らない人が僕の近くにいて、

僕のそばを通り過ぎるんです。

しゃべれば通じる、同じ日本語を母国語とする人たち。

でも、決して、出会うこともない人たち。

この人たちも、今日を、昨日を、明日を生きるわけです。

***

生きている、という素朴な現実。

そのことを、僕らは日々、どれだけ感じているでしょうか!?

らんちばさんも僕も、それこそ50~60年後にはいなくなっているでしょう。

このブログの記事を読んでいる人も、きっといなくなっていることでしょう(苦笑)。

そもそも、この「ブログ」という媒体が生き残っているかどうかも怪しいです。

今、身近にある「自動車」も「販売機」も「コンビニ」も、、、、

きっと100年後にはないんでしょう。

ただ、一つだけ言えるのは、「僕らが今、こうして生きている」、ということ。

生きていること自体が、なんか、奇跡のように思えてもきます。

また、1億4000万人くらいいる日本の中で、、、

偶然にも出会えた友達や知人や仲間たちも、まだ生きています。

生きていること自体に目を向けると、その生きていることの奇跡を感じます。

***

僕にとって、死というのは、「電球が切れる」感じなんです。

今、天井に輝く光も、いずれは寿命が来て、光らなくなります。

僕らの生もまた、電球のように、いつかは消えて光らなくなります。

でも、まだ、光は付いている。

そこに、全神経を傾ければ、おそらく「生きている」というリアリティーを感じるんじゃないかな、と。

そう思います。

今、まだ、こうして生きているからこそ、、、

まだまだ、色々とできるんです。

死後の世界も気にならなくはないけど、、、

僕らが考えられるのは、生きている時のことだけ。

ならば、生きている、という素朴なリアリティーに真面目に向き合うのみ。

そんなこととを考えました。。。

100年後も生きている人は、ほとんどいないのだから…。

100年後の世界がどうなっているか。

今を生きる僕らには、…存ぜぬことであります。。。

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